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『シカゴ P.D.』ソフィア・ブッシュ、共演者からの虐待を告白

  • 2026.10.28

ドラマ『シカゴ P.D.』の刑事エリン・リンゼイ役で知られるソフィア・ブッシュが、10月27日に出版した回顧録『And I Will Tell You Mine』で、2017年に番組を降板した背景を初めて明かした。ある共演者から長年にわたり、虐待的な行為を受けていたという。(フロントロウ編集部)

「不適切なひと言。荒げた声。髪を引っ張られる」

ブッシュは2014年に放送が始まったNBCの警察ドラマ『シカゴ P.D.』で、4シーズンにわたって主要キャストを務めた。人気キャラクターの突然の退場は当時ファンを驚かせたが、その理由はほとんど語られてこなかった。

回顧録の中で、彼女は撮影現場で起きていたことを短い言葉の連なりで記している。

「不適切なひと言。荒げた声。髪を引っ張られる。息を止める。食いしばる顎。握りしめた拳。拳が体に当たる。そして、もっとひどいこと。ずっとひどいこと」

米E! Newsによると、問題の行為は放送開始前、ニューヨークでのプロモーション期間中に始まり、やがて撮影現場での日常になっていったという。

ブッシュは「人が少ない時に起きることでした。でも、部屋が完全に空になることはありませんでした。目をそらす人たち、封じ込められる抗議の声、何かがおかしいと感じた時のささやき声」と振り返り、自分たちの撮影現場で起きていたことが、別の番組の関係者の間でも話題になっていたと明かしている。

なお、回顧録では相手の名前は明かされていない。

我慢を覚えたのは、最初のドラマだった

ブッシュは4シーズンにわたり、作品のためだと自分に言い聞かせて耐えてきた。その「我慢の仕方」を身につけたのは、初期の代表作である青春ドラマ『ワン・トゥリー・ヒル』の撮影現場だったという。

同作をめぐっては2017年、ブッシュを含む複数の女性が、クリエイターのマーク・シュワーンをセクシュアルハラスメントで告発している。

「最初の番組で学んだんです。仕事や家族を何よりも優先し、自分を抑えられない男性に、自分の職業意識や誇りを傷つけさせてはいけない。耐えられるんだ、と」

しかし、じんましんや体重の増減、抜け毛といった症状が体に現れるようになり、2016年の夏に降板を決意した。「もう息を止めるのはやめた」というのが、その時の決断だった。

E! NewsはNBCにコメントを求めているが、記事の公開時点で回答は得られていない。

元夫の「裏切り」を知ったきっかけも

回顧録では、『ワン・トゥリー・ヒル』で共演し、2005年4月に結婚した俳優チャド・マイケル・マーレイとの破局についても触れている。

米Page Sixによると、疑念を抱くきっかけとなったのは、結婚式の前夜に突然体調を崩したとして、花婿付添人を務めるはずだった夫の親友が式に出席しなかったことだった。

その夏、どうしても気になっていたブッシュは、夫が撮影で家を空けている間に、その友人に電話をかけた。友人はため息をつき、「なぜもっと早く電話してこなかったのか」と言ったうえで、知っている限りの女性たちについて打ち明けたという。

「私が知っている女の子たちも、知らない子たちも、たくさん」と彼女はつづっている。

2人は結婚から5か月後に別居し、2006年12月に離婚が成立した。ブッシュは現在、元サッカー米国代表のアシュリン・ハリスと結婚している。

20年近く胸に秘めてきた経験を、44歳になった今、ようやく自らの言葉で書き残した。

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