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「人が映り込んじゃって写真が撮れない、早く行ってよ」列で撮影を始めた3人組。だが、入口で見ていたスタッフが止めた瞬間

  • 2026.10.27
「人が映り込んじゃって写真が撮れない、早く行ってよ」列で撮影を始めた3人組。だが、入口で見ていたスタッフが止めた瞬間

狭い待ち列で始まった撮影

友だちと大型レジャー施設へ出かけた日のことです。

昼どきになり、館内の飲食店へ向かうと、入口前の通路には順番待ちの列ができていました。

通路はあまり広くなく、前後の人との間隔もそれほどありません。

私たちも列の最後尾に近い位置へ並び、少しずつ進むのを待っていました。

私たちのすぐ前には、おそろいの服を着た女性3人組がいました。

列が止まると、そのうち1人が急に振り返ってスマートフォンを構え、残りの2人に向けて写真を撮り始めたのです。

どうやら、店の入口を背景に記念写真を撮りたかったようでした。

けれど、撮る側の女性から見ると、ポーズを取っている2人のすぐ後ろには私たちが立っています。後ろにも列が続いていたため、よけたくても動くことはできませんでした。

撮り終えたあと、女性は画面を見ながら不満そうに言いました。

「また人が入ってるんだけど」

友だちが小さく頭を下げました。

「すみません。後ろも詰まっていて、動けなくて…」

それでも女性は何も返さず、もう一度スマートフォンを構えました。

今度は腕を少し高く上げて角度を変えながら撮っていましたが、思うようにいかなかったようです。

そして、周りにも聞こえる声で言いました。

「人が映り込んじゃって写真が撮れない。早く行ってよ」

さらにため息まじりに、

「本当にだるい」

と言ったのです。

前の列も止まっているのに、どうやって進めばいいのでしょうか。

写真を撮りたい気持ちは分かっても、こちらが責められる筋合いはありません。あまりの言い方に、私は驚いてその場で固まってしまいました。隣の友だちも困った顔で黙っています。

近くにいたスタッフが伝えたこと

そのとき、入口付近で案内をしていた女性スタッフが、3人組のそばへやって来ました。

スタッフは穏やかな表情のまま、はっきりと声をかけました。

「申し訳ありません。こちらはお待ちのお客様の通路になっていますので、撮影はご遠慮いただけますか」

スマートフォンを持っていた女性は、少し不満そうに口を開きました。

「え、でも、すぐ終わるんで…」

するとスタッフは、前後に並ぶ人たちへ軽く目を向けながら続けました。

「皆さま順番にお待ちですので、立ち止まっての撮影は難しいんです。お写真でしたら、お食事のあとに通路の広い場所でお願いできますか」

強い口調ではありませんでしたが、その場の状況を見れば、言われた意味は十分伝わります。

女性はそこで言葉に詰まり、気まずそうにスマートフォンを下ろしました。ほかの2人も顔を見合わせたあと、何も言わず前を向きました。

私たちもようやくほっとしました。隣の友だちが小さな声で、

「助かったね」

と言ったので、私もうなずきました。

少しして列が動き始めると、その場は何事もなかったようにまた静かになりました。

混んでいる場所では、自分たちだけの都合では動けないことがあります。だからこそ、周りも同じように待っているという当たり前のことを忘れないようにしたいと感じた出来事でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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