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女子児童「突然、友達に無視されるようになった」きっかけになった“服装のトラブル”に元教員「驚いた」

  • 2026.11.5
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出典:photoAC ※画像はイメージです

こんにちは。元小学校教諭のみずいろ文具です。

小学校高学年になると、子どもたちは友達の服装や持ち物にも関心を持つようになります。

特に女子児童の間では、おしゃれに興味をもち、友達と似た服を着たり、同じような持ち物を選んだりする姿も見られます。 

その一方で、大人からすれば何気ない言葉や行動が、思いがけず友達とのトラブルにつながってしまうこともあります。

今回は、私が高学年を担任していたとき、隣のクラスで起きた服装をめぐる女子児童同士のトラブルをご紹介します。 

突然始まった無視

ある日、クラスの女子児童Bさんから、友達に無視されているという相談を担任が受けました。

相手は、同じクラスのAさん。

Aさんは明るく、クラスの女子児童たちの中心的な存在でした。

それまではBさんとも仲良く過ごしていたのですが、ある時期から急にBさんを避けるようになったといいます。

それに加え、Aさんと仲の良い数人の女子も、同じようにBさんを無視し始めたそうです。

Bさんは、どうしてそのような態度を取られるのかわからず、戸惑っている様子でした。

担任に加え、隣のクラスを受け持っていた私も 、AさんとBさん、その周辺の児童から事情を聞くことになりました。

すると、トラブルの発端は、思いもよらないところにあったのです。

きっかけは、ある日の服装

話は2か月前にさかのぼります。

Aさんが、お腹が少し見える、いわゆる「ヘソ出し」の服を着て登校してきました。

おしゃれに関心のある女子児童たちは、その服装を見て、

「かわいい!」

「いいな〜!似合ってる!」

と盛り上がっていたそうです。

そんな中、BさんはAさんの服を見て、こう話しました。

「かわいいけど、私は着れないな、そういうの」

Bさんとしては、「かわいいけど、私は自分に自信がないから、ヘソ出しは着られない」

という意図だったようです。

ところが、その数日後。

Bさんも、Aさんが着ていたものと似た「ヘソ出し」の服を着て登校してきたのです。

Aさんへの、あこがれの気持ちがあったのかもしれません。

しかし、それを見たAさんは、腹を立ててしまいました。

自分の服装をまねされたように感じたことに加え、以前「私は着れない」と言っていたBさんが、同じような服を着てきたことが気に入らなかったようです。

その気持ちが、Bさんを避けたり、無視したりする行動につながってしまったのでした。

服装をめぐる一言が、思わぬトラブルに

なるほど、そんな事情があったのかと私は驚きました。

嫌な気持ちになったからといって、友達を無視してよいわけではありません。

一方で、Aさんがなぜ腹を立てたのかという事情も、丁寧に聞く必要があると感じました。

私は2人それぞれの気持ちを聞きながら、話し合いを重ねました。

自分では何気なく言った言葉でも、相手には違う意味で伝わることがあること。

嫌な気持ちになったときに、無視する以外の方法で思いを伝えることの大切さについても話しました。

すぐに気持ちを整理するのは難しく、話し合いは難航しましたが、最終的に2人のわだかまりは溶けていきました。

周辺の女子たちも、Bさんへの態度を改め、また一緒に仲良く話す場面が見られるようになりました。

大人からすると、「そんなことで?」と思ってしまうような出来事かもしれません。

しかし、思春期にさしかかる子どもたちにとっては、服装や何気ない一言も、時に深刻な問題につながってしまうのです。

子どものトラブルには、大人が思っている以上に複雑な気持ちが隠れています。

表面に見えている行動だけで判断せず、そこに至るまでの経緯や、それぞれの思いに耳を傾けることの大切さを感じた出来事でした。



ライター:みずいろ文具

関東の公立小学校で15年間、子どもたちと向き合ってきました。教室での日々を通して感じた喜びや戸惑い、子どもたちから教わったことを、今は言葉にしています。教育現場のリアルや、子どもたちの小さな成長の瞬間を、やさしい視点でお届けします。


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