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「友達価格でお願い」に困ったら? やさしい人ほど知っておきたい、角を立てずに断るコツ

  • 2026.10.24

「友達価格でお願い」に困ったら? やさしい人ほど知っておきたい、角を立てずに断るコツ

人に頼まれると断れない。相手の気持ちを考えるあまり、つい自分が我慢してしまう……。そんな経験はありませんか? 相手を思いやりながら、自分の気持ちもきちんと伝えるには、ちょっとしたコツがあります。川原礼子さんの著書『やさしさを武器にする 気疲れがなくなる伝え方』(講談社)から、第1回は「友達価格」の上手な断り方を紹介します。

専門知識を「友達価格でお願い」と言われたら、感じよく永久にお断りする方法がある

「公平性」で納得してもらえるか

デザイナー、ライター、コンサルタント、あるいは語学やITのスペシャリスト……。専門的なスキルを持って仕事をしていると、友人や知人から「ちょっと教えてよ」「安くやってくれない?」と頼まれることがあります。

やさしい人ほど、〈力になってあげたい〉という気持ちと、〈これは仕事なんだけどな……〉という困惑のあいだで揺れ動いてしまいますよね。でも、ここで安易に「いいよ」と引き受けてしまうと、あなたの専門知識の価値を自分自身で下げてしまうことになります。

そんなときの武器は、「公平性」という正義です。

断る理由は、あなた自身の損得ではなく、「他のお客様とのバランス」に置き換えましょう。

「力になりたい気持ちは山々なんだけれど、正規の料金を支払ってくださっているお客様がいる手前、どうしても無料(格安)でお引き受けすることはできないの。世間は狭いから、どこで誰がつながっているかわからないし、不義理はしたくないから……。本当にごめんね」

このように、「定価を払っている人がいる」という客観的な事実を盾にすることで、相手は「それなら仕方ない」と納得せざるを得なくなります。プロとしての「誠実なルール順守」ですから。

「プロ」として扱ってもらうための境界線

もし、どうしても力になりたい相手なら、「専門外のことなら手伝うよ」と代案を出すのもひとつの手です。

私自身、顧客対応や営業トークのスキルアップはプロとしての「商品」なので、お金をもらわずに教えることはしません。でも、もし大事な友人の講演会で、たとえば「司会をやってほしい」と頼まれたら、それは専門外なので、時間が空いている限りボランティアで引き受けます。

•専門領域(自分の商品) 公平性を守るために、断る。
•専門外(ボランティア) 余力があれば、代案として伝える。


こんな風にあらかじめ線引きしておくことは、自分を守るだけでなく、あなたの仕事を支えてくれている顧客を守ることでもあります。やさしさを「都合のよさ」に変換させないために、この一線を引く勇気が、あなたの価値をより高めてくれるはずです。

【一目置かれる武器】

「公平性」を貫くことで、周囲はあなたを「何でも頼める便利な人」ではなく「一目置くべきプロフェッショナル」として扱うようになります。

※この記事は『やさしさを武器にする 気疲れがなくなる伝え方』川原礼子著(講談社刊)の内容を、ウェブ記事用に再構成したものです。

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