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冨永愛が魅せる! J-BEAUTYが今注目される理由

  • 2026.10.23

今見つめ直したい、日本の美意識

わびさび、しとやかさ、奥ゆかしさ。今世界から注目される独自の価値観や丁寧で繊細な美しさを育む日本の美容習慣を、日本の美容文化を長年見つめ続けてきた美容ジャーナリスト齋藤薫さんの言葉と共に振り返る。

キャミソール ¥236,500 スカート¥605,000 シューズ ¥172,700/以上ロロ・ピアーナ(ロロ・ピアーナ ジャパン) ネックレス「エルサ・ペレッティ™」¥324,500/ティファニー(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)撮影場所 ELLE SPA Akinori Ito (aosora)

欧米人コンプレックスから始まって1周回って得た、美しい自信!

虫の音に風情を感じ、わびさびを美しいと考えるのは日本だけ。「しとやか」や「奥ゆかしさ」を美徳としてきたのも日本だけ。そうした日本人だけの美意識があるのは間違いなく、「クワイエット・ラグジュアリー」がトレンドになったときには、ついにそういう時代が来たと安堵すら感じた。ただそんな自分たちの美意識を、日本人が自ら評価できるようになったのは、むしろ最近のことなのだ。

つまり、ここまで来るのには大きな遠回りがあった。日本の美意識は戦後、欧米人コンプレックスから始まったから。オードリー・ヘプバーンやカトリーヌ・ドヌーブに憧れ、ファッションも美容も外国映画がお手本だった。世界が認めた初めての日本人モデル山口小夜子も、当時の日本では逆輸入のジャパニーズビューティとしか映らなかったと思う。

もちろんその一方で、日本生まれのニュートラのようなスタイルが進化する形で、日本独自のヘア&メイクが確立していったのは確か。ただ世界に冠たる“美容大国”が爆誕するのは、20世紀末にコスメフリーク人口が激増したことがきっかけだった。

いわゆる外資系化粧品ブランドがこぞって日本を最重要に考えるほど、日本のコスメ市場は異例の拡大を続け、色白願望や美肌至上主義、お手入れ好きが生んだ「美白」「化粧下地」「シートマスク」といった独自の美容を世界に伝えていったもの。と同時に、ジャパンクオリティと言ってもいい国産コスメの品質の良さが世界を席巻するようになり、日本食と同様、丁寧な“職人技”が評価されることになるのだ。

(左から)アクティブメラノリリーサー 120㎖ ¥4,950/ハク オイデルミン エッセンスローション 145㎖ ¥9,900/SHISEIDO ザ・ギンザ エッセンスローション n 200㎖ ¥22,000/ザ・ギンザ ローションエサンシエルA 170㎖ ¥14,300/クレ・ド・ポー ボーテ撮影場所 ELLE SPA Akinori Ito (aosora)


皮肉なことに、日本人がそんな日本の価値に気づくのも、海外からの評価を知ることになったから。日本における国産コスメの信頼度は21世紀に入って加速度的に高まっているのだ。また多様性からアジアンビューティがクローズアップされるに至り、気がつけば日本の女性誌の美容ページも、全て日本人モデルが飾るようになっていた。

同時にビューティだけではない文化も含め、伝統美も含めて、逆輸入ではない「日本の美」を自ら誇り愛するようになったのである。茶の湯や金継ぎのように古いものを良しとする日本の文化的美意識を反映して、今どきのがむしゃらな美容医療を諭すように「経年美化」という考え方までクローズアップされている。

年齢を重ねることでしか生まれない美しさを上質とする日本的哲学に、日本人が1周回って帰ってきた、そう考えてもいいのではないだろうか。だから今、日本人は美に対して静かで確かな自信を持てるようになっている。

ドレス¥74,800/オーラリー撮影場所 ELLE SPA Akinori Ito (aosora)

ただその一方で、日本の10代女性のじつに93%が「自分の容姿に自信がない」と回答している。いや容姿に限らず、また若い人に限らず「自分自身に満足しているか?」の別の調査でノーと答えた割合が、先進国のなかで日本だけ悲劇的に高い。

でもこの結果にこそ日本人の美徳が隠れているとは言えないか。みんなで理想をつり上げていることもありながら、謙虚さを良しとし、自信を人に見せることを傲慢と捉えてしまう国民性がそう回答させるのは確かなのだ。かつてはそうした日本人気質を主体性がなく恥ずかしいとする見方が主流だったが、そこにもまた変化が表れている。きっぱりイエス、ノーが言えないことを、愚かな国民性と自己批判するのではない、それが「余白」や「余韻」「気配」を重んじる日本人のやり方なのだと自ら気づいているのである。

ちなみに、欧米人コンプレックスはとっくになくなったが、今の日本の若い女性は韓国ビューティに夢中だったりする。相変わらず自分ではなく誰かに憧れるというスタンスをやめない日本人。ただそれでもいいのではないか。他者を評価できること自体が、日本人の穏やかでまろやかな美しさにつながると思うから。またそれが年齢を重ねるほどに、凛とした落ち着きある美しさを生むはずだから。日本人はそういうことも含めて美しい……そう言っていいと思うのである。

齋藤 薫
数々の女性誌で連載を持ち、美容記事の企画・執筆を行うほか、化粧品の開発・アドバイザーも行う、日本を代表する美容ジャーナリスト。

いつまでも若々しい日本人の美を作る4つの美容習慣

1.Layering Makeup 丁寧なレイヤリングで生み出される素肌のような美しさ

ジャケット ¥59,400 ドレス ¥77,000/共にオーラリー撮影場所 ELLE SPA Akinori Ito (aosora)

化粧下地、ファンデーション、ハイライトにコンシーラー。丁寧にベースを重ねることで引き出されるのは、肌本来が持つ美しさ。肌トーンに合わせた多彩なカラーや豊富な質感をそろえるメイクアップも微差にこだわる日本人の美意識の賜物。

2. Layering Skincare 肌の声を聞く、セルフケアとしてのスキンケア

ドレス¥74,800/オーラリー撮影場所 ホテル ヴィラフォンテーヌ プレミア羽田空港 Akinori Ito (aosora)

化粧水や美容液、乳液をただ重ねるのではなく、その日の状態を確かめながら肌を整える。手のひらでやさしく押し込むようになじませるのも、摩擦を避けるための知恵。乾燥やごわつきなど、肌の小さな変化に気づくことから、ケアは始まる。

3. UV care & Brightening 肌の色ではなく透明感を引き出すUVケア&ブライトニング

サングラス ¥143,000/ジャック・マリー・マージュ(ジャック・マリー・マージュ東京 表参道ギャラリー)ピアス「エルサ・ペレッティ™」( YG)¥1,155,000 ボーンリング(YG×ダイヤ)¥1,320,000/共にティファニー(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)撮影場所 ホテル ヴィラフォンテーヌ プレミア羽田空港 Akinori Ito (aosora)

紫外線から肌を守り、未来のシミやくすみを防ぐ。日本で進化してきたUVケアとブライトニングは、肌を一色に整えるためだけのものではない。自分らしい肌色を尊重しながら、健やかな透明感を育てるケアへとシフトしている。

4. Bath Ritual 心と体を解きほぐし、自分をリセットする入浴習慣

カーディガン¥146,300 キャミソール¥55,000 スカート¥78,100/以上ジョゼフ(ジョゼフジャパン)撮影場所 ホテル ヴィラフォンテーヌ プレミア羽田空港 Akinori Ito (aosora)

入浴は、体を清潔にするだけの時間ではない。温まることで緊張をほどき、自分の内側へと意識を戻すひととき。睡眠やリカバリーへの関心が高まる今、湯船につかるという昔ながらの習慣が、心身を整えるウェルネス習慣として見直されている。

Hearst Owned

羽田空港にELLE SPAブランドとして国内初の温泉付きスパがオープン!

Hearst Owned

エアポートホテル「ヴィラフォンテーヌ プレミア 羽田空港」内にELLEの国内初となるラグジュアリースパが誕生。ELLEカフェやELLEレジデンスで培われた極上のホスピタリティを体験できる新スポットになっている。フレンチシックなELLEの世界観と日本の美意識を融合した空間の中で、オールハンドによるトリートメントを堪能できる。サウナと天然温泉を備えたプライベートルームもあり、心身を解き放つぜいたくなひとときを提供する。

Hearst Owned

東京都大田区羽田空港2-7-1 ヴィラフォンテーヌ プレミア羽田空港内
TEL. 03・5579・7300
https: //ellespa.hvf.jp

※来館時に「本記事を見て予約した」とお伝えいただいた方に特別ギフト(入浴剤)をご用意しています。(2027年3月31日まで有効)

model AI TOMINAGA photo AKINORI ITO/aosora styling RENA SEMBAhai r TETSUYA YAMAKATA for TEKOTE/signo makeup YUKA WASHIZU/beauty direction nai l KIHO WATANABE/uka nail assistant NATSUKI KOTANI/uka location ELLE SPA editor KOZUE HIRASAWA, SHOHEI YOGI

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