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女性用風俗の体験談を赤裸々トーク。20代ユーザーが語る“女風”のリアル

  • 2026.10.23
Materia / Getty Images

女性にだって性欲はある。そんな当たり前のことを大っぴらに言えるようになってきたのは、ここ最近のこと。その性欲を解消する選択肢のひとつとして新たに注目されているのが、女性用風俗、通称・女風。ただ、気になってはいても、実際利用するにはまだまだ心理的ハードルが高いのも事実。そこで実際に女風を利用したふたりの20代女性に、忖度なしの体験談を聞いてみた。

今までにも女風の体験談を取材したことはあるけれど、今回のおふたり、PR会社勤務の千春さん(仮称・27歳)と結衣さん(仮称・28歳)は、ちょっと毛色が違う。なんと、仲のいい友人3人で同じホテルの別々の部屋にそれぞれセラピストを呼び、終わったあとには居酒屋で待ち合わせて“反省会“をしたという。なんというか、ポップ。そこには風俗にイメージする、後ろめたさや罪悪感のようなものは一切感じられない。女性も性的プレジャーを楽しむことに、オープンになってきたということだろうか。

Yana Iskayeva / Getty Images

「人生初のオーガズムが得られるかもしれない」

さかい なぜ友人同士で女風を利用することに?

千春さん(以下、敬称略) とあるパーティーの景品で、女風の無料チケットを3枚もらったんです。ひとりで行く勇気はなかったけど、余らせるのももったいないから「みんなで行かない?」って私がふたりを誘いました。

さかい おふたりは今、恋人はいないんですか?

結衣さん(以下、敬称略) 私はここ数年シングルで。たまのワンナイトはあります。

千春 私は交際6年になる恋人がいるんです。

さかい え、恋人がいるのに女風を(混乱)!?

千春 彼のことは大好きで結婚も考えていて。だけど向こうが性に淡白なタイプで、付き合って2年目くらいからレス状態。だから「このまま結婚してしまっていいのかな。結婚したらもうセックスを一生楽しめることはないかもしれない」とうっすら不安な気持ちがあって、モヤモヤを抱えていたんです。それも女風を利用した理由のひとつかも。

さかい なるほど。最近20代でもセックスレスのカップルは多いと聞きますが、話し合いや気持ちだけで解決できることでもないので難しい問題ですよね……。彼に対する罪悪感ってなかったですか?

千春 そうですね。むしろ、知り合いとそういう関係になってややこしいことになるより、プロにお金を払ってそういうことをするほうが罪悪感は少ないかもしれません。

結衣 それと私たち、仕事柄好奇心が旺盛っていうのもあるよね。

千春 そうかも。あとは今までオーガズムを得たことがないので、そこの期待もありました。

Yana Iskayeva / Getty Images

好みのルックス=いいセラピスト、ではない。着目するのはリピート率

さかい セラピストは指名できるんですよね、何を基準に選びましたか?

結衣 お店のサイトで所属セラピストのプロフィールが見られるんです。顔写真のほかに、リピート率ランキングや身長などが書いてあって、マッチングアプリみたいに条件で検索できる。動画やブログもアップされているから、会う前に声も聞けるし、実際の雰囲気もだいたいはわかるようになっています。だから写真と実物が全然違う、なんてこともなく、私は期待したとおりの年下のかわいいイケメンが来ました(笑)。やっぱりどうせなら年下の若い男性がいいなと思って。

さかい そうなんですね(と、サイトのプロフィール画像をチェック)。本当だ、かっこいい男性が想像以上に多いんですね。

千春 だけど実は顔出ししてない人のほうが、モデルや俳優の卵が副業でやっているケースが結構あって、美形率が高いみたい。セラピストの評判は、「ホスラブ」(ホストの口コミサイト)の女風版のようなサイトがあって、それで調べることもできます。私は年下のイケメンで高身長、頭がよさそうという条件で選びました。普通の大学生でしたね。

結衣 私の相手は本業が商社マンだと言ってました。平日の夜と週末だけ、趣味と実益を兼ねてやってるとかで。若くてかわいいから爽やかすぎて、なんだかマッチングアプリで会った相手とワンナイトするのと変わらない感じがして。だから、ムードを盛り上げようといろいろがんばってくれるんだけど、気恥ずかしくて笑ってしまったんです。エロさが足りなかったというか。「私、何やってるんだろう」と素に戻ってしまう隙を与えないのが、いいセラピストなんだと思う。

千春 そう、大事なのは顔じゃなくてリピート率ランキングだった。セラピストって競争が激しくて、半年生き残れればいいほうなんですって。実は高齢のお客さんが多くて、それでメンタルをヤラれて辞めちゃうセラピストも多いそう。

さかい 男性のほうが仕事だと割り切って性的なサービスをするのは難しいということなのでしょうか。意外ですね。

千春 そうみたい。だから在籍歴が長くてリピート率が高い人は、イコール顧客からの満足度が高いという証明になる。今思えば私の「頭よさそう」とか、付き合うわけじゃないんだから、全くいらない要素でした(笑)。

結衣 もうひとりの友人は「当たり」のセラピストさんで、カウンセリングもそこそこに、ディープキスされたんですって。私たちの指名した子たちはどちらも入店して半年くらいだけど、そのセラピストさんは5年の“手練れ”。その子はリピート率ランキングで選んだから、すっごくよかったって言ってました。

Oleg Breslavtsev / Getty Images

正気に戻らないよう自分でスイッチを入れるのに必死

さかい じゃあセラピストによって、結構内容も変わるんですね。おふたりはどうやって「サービス」が始まったんですか?

千春 たぶんお客さんのタイプによって「この子はグイグイ行ったほうがよさそう」とか判断してるんじゃないかな。あとは事前にカウンセリングシートに彼氏やセフレの有無、プレイのNG項目をチェックするんです。

結衣 みんな、すごく大きいバッグを持って来て。その中にLEDキャンドルやプレジャートイ、オイルやタオル、ローションとかが入ってる。それでまずはバスタブとベッドの周りにLEDキャンドルをいっぱい置いてセットするんです。私はそれがどうしても恥ずかしくて笑ってしまったけど。

千春 私のセラピストさんは、私がどうしたらいいかわからずに照れてたら「一緒にお風呂入る?」ってお湯をためてくれて、歯ブラシに歯磨き粉をつけて渡してくれました。身体も洗ってくれるんだけど、デリケートゾーンは専用ソープを使い、湯船でバックハグされながら話したり。私も恥ずかしくて穴があったら入って隠れたいくらいだったけど、お風呂から上がって布団をめくってそこに寝かせてくれた瞬間、「ここで自我を失ってスイッチを入れなきゃ!」と、無理やり自分で自分のエロモードのスイッチをオンにしました。

fotostorm / Getty Images

大きな舌で全身を舐められてるような、初めての感覚が……

結衣 入浴後、マッサージコースが3種類から選べて、指圧とオイルマッサージとファンタジーマッサージがあるんだけど「どれがいい? おすすめはファンタジーマッサージだよ」って。

さかい ファンタジーマッサージ?

結衣 オイルを塗ったボディで、こちらの身体を全身マッサージしてくれるんです。すごく大きな舌で舐められているような、今まで味わったことのない感覚でした。別に気持ちよくはなかったですが。

さかい え、気持ちよくないんですか?

結衣 はい、特には……。

千春 私はオイルマッサージにしたんだけど、「もっと本気出せよ!」って思うくらいに力加減もマッサージも中途半端で。正直「何この時間?」と思いながら受けてました。

さかい マッサージが上手なわけではないのですね。それは残念!

結衣 あと、私は相手が甘えたい系男子だったみたいで。なぜか私が腕枕して、恋バナとか始めて。「今彼女いないの?」、「うん、遠距離で別れちゃった」とか、「なんでこの仕事始めたの?」とか普通に話してて、それも謎でした(笑)。

Marin / Getty Images

あり得ないくらいすべすべの肌に感動

さかい ではその先の性的なサービスはどうだったのでしょう。満足は得られましか?

結衣 それが、結局オーガズムは得られなかったです。全体的にすごくがんばってくれている感じはあったのですが。

千春 私も一緒。人生初のオーガズムが得られるかと期待したけれど、特にテクニックがあるわけではなかった。ただね、肌を合わせたときに相手の肌がすべすべで、それに感動しちゃって。男の人の身体ってゴツゴツしてるけど、そのゴツゴツ感がなくて、女性の身体を抱きしめてるみたいな感じなんです。男性は普段、こんな気持ちのいいものを抱いて、いい想いしてるんだって衝撃を受けました。

結衣 確かに、お肌すべすべだった!

千春 所属セラピストたちは全身脱毛してるし、スキンケアに力を入れているみたい。それで、その肌のすべすべをもう一度味わいたくて、2回目のイチャイチャタイムに突入。

さかい 気持ちよくなかったのに?

千春 不完全燃焼だったし、それほどまでに肌のすべすべがよかったんです。なので一段落してから、再びイチャイチャを続行。頭の中で「これって延長料金?」という疑問がよぎりつつも、そうなったらそれでいっかと思えるほどにすべすべでした(笑)。彼も私の不完全燃焼感を察知したのか、おまけのイチャイチャにもかなりやる気をもって取り組んでくれましたね。ただ、オーラルで舐めてくれる時間が長すぎて、翌日股関節が痛くなっちゃって。

結衣 そうそう。オーラルは丁寧だった。すごい上手いってわけじゃないけど。それで全員、翌日股関節痛(笑)。

さかい なぜ関節痛に?

結衣 過去最長ってくらいに時間が長かったんです。女風って自分からは何もしなくていいから王様気分を味わえて、それはすごく新鮮でした。

千春 こちらは舐めなくていいし、ラク。あとは性体験がない女性が練習のために利用することも多いそう。で、私は2回戦が終わってふたりが待ってる居酒屋へ合流して、そこで反省会がスタート。冷やかされて恥ずかしかったです。

Cavan Images / Getty Images

安心感ある相手とイチャイチャしたほうが、心が満たされる

結衣 実はね、千春に言ってなかったけど、あのあと、女の先輩と飲んでて、酔ったノリで「女風セラピスト呼んじゃいますか!」って2回目の利用をしてみたの。それで、当たりのセラピストを指名した友人の経験談を参考に、ホストっぽくて歴が長くてリピート率ランキング上位の人にしたら、テクがレベチでした。初めてオーガズムを経験できたんです。

さかい おお〜〜! 何がそんなによかったんですか?

結衣 「私、今までイったことないんだ」と言ったら、「じゃあ今日はイってみようか」って。バッグからウーマナイザー(吸引タイプのプレジャートイ)を出してきて、手取り足取り使い方やあてがい方を指導されて、導いてくれたんです。そしたら感動するくらいにイけて。そこからは大満足。

さかい それは中で、それとも外で?

結衣 最初は外イキ、そのあとに中イキも経験できました。「この角度がいいんじゃないかな」っていろいろ試してくれて、すごかった。ちなみにそのとき一緒に行った先輩も、私と同じような条件でセラピストを選んだから、指名に成功してテクニックが最高だったと言ってました。

さかい ではおふたりは、女風をまた利用しようと思いますか?

結衣 う〜ん。私はもういいかな。

さかい そうなんですね、それはなぜ?

結衣 その日の夜はホクホクだったけど、突然「私何してるんだろ」って素に戻る瞬間があって。それにやっぱり、ちゃんとした知り合いで安心感ある相手とイチャイチャしたほうが、心が満たされるなと思ったんです。私は今回のことで、普通に彼氏がほしくなりました。

千春 私の場合は彼氏がいるから、女風だとお金で割り切れるプロフェッショナルっていう安心感がある、そこがいいなと。セラピストって全員LINEのオフィシャルアカウントを持っていて、お客さんと連絡先を交換するから、その後も時折営業LINEが来るんですよね。あの肌のすべすべ感はいまだに尾を引いていて、あの肌のためにならまたお金を払ってもいいな、とも思います。

さかい そんなに魅力的だったんですね。

千春 あの肌はすごかったです。あれから、彼氏のヒゲの剃り残しとかに、ちょっとイラっとするようになりましたもん。だけど次に利用するとしたら、ホテルではなく自宅に呼びたいかな。そのほうが延長料金とか気にせず、ゆっくりできますし。

さかい 知らない相手に自宅を知られるって、怖くないですか?

千春 彼らにとってはそれが日常だと思うから、私は特に気にならないです。

さかい 女風を利用したことを誰かに話したりしましたか?

結衣 はい、結構話してます。飲み会での鉄板ネタできたという感じ。

千春 この話をすると、男性も女性も大喜びして盛り上がります。

女風経験談を隠そうとせず、酒の肴にしているというふたり。女性用風俗に対する賛否はあるだろうけれど、それは一旦置いておいて。女性がこんな風に主体性を持って性をオープンに楽しむというアティチュードは、とてもいいなと思う。

Netflixのドラマ『SとX』で中島健人演じるセックスセラピストが「セックスに悩んでいない人などいない」と言うけれど、その悩みに対する処方箋、つまり選択肢は、女性だって男性と同じくらいに増えていいはず、だもの。

PROFILE

さかいもゆる 恋愛コラムニスト。26歳で結婚し、40歳を目前に離婚。そこからさまざまな開運法・スピリチュアル・占い・カウンセリングなどあらゆるものを試してきた経験を活かし、「with online」(講談社)で恋愛コラム連載「教えて! バツイチ先生」を執筆。2023年には恋愛&人生コンサルサービスをスタート。現在はモード誌を中心にセクシュアル・エンパワーメントを啓蒙する記事を執筆。X アカウント @batsu1teacher お問い合わせは moyurusakai.com@gmail.comまで。

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