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「うちの子が満足するまで乗らせてるだけなんで」30分以上ブランコを独占させる母親。だが、その目の前で息子が取った行動

  • 2026.10.23

30分以上、ブランコを譲らない男の子

休日の昼、私は息子と近所の公園へ行きました。ブランコは2台しかなく、小学生くらいの子どもたちが順番を待っていました。

そのうちの1台では、5歳くらいの男の子が楽しそうにこぎ続けています。私たちが公園に着いたときからずっと乗っていて、気づけば30分以上がたっていました。

待っている子どもたちは、何度もブランコのほうを見ています。

すると、そのうちの一人のお母さんが、少し離れたベンチに座る女性に声をかけました。女性は携帯電話を見ていました。

「すみません。ブランコに乗っている男の子のお母さんですか?」

「はい、そうですけど」

女性は画面を見たまま返事をしました。

「あの、ほかの子たちも待っているので、そろそろ代わってもらえませんか?」

女性はため息をつき、顔を上げないまま答えました。

「うちの子が満足するまで乗らせてるだけなんで」

「でも、もうずいぶん待っていて…」

「嫌なら他の遊具で遊べばいいじゃないですか」

声をかけたお母さんは、困ったように黙ってしまいました。私も二人のやり取りを聞いていて、どうしたものかと言葉が出ません。

「パパ、あの子たち、ずっと乗れないの?」

息子に袖を引かれても、私はすぐには答えられませんでした。

母親より先に動いた男の子

そのとき、ブランコの男の子が、順番を待つ子どもたちのほうを見ました。

男の子は足を地面につけてブランコを止めると、はっきりした声で言いました。

「もうおりる。すべり台に行く!」

そして自分から立ち上がり、列の先頭にいた女の子にブランコのくさりを差し出したのです。

「はい、どうぞ」

女の子はうれしそうにくさりを受け取りました。ほかの子どもたちの表情も、ぱっと明るくなります。

男の子はそのまますべり台へ走っていきました。

ベンチのお母さんも、ようやく携帯電話から顔を上げました。周囲の保護者の視線に気づいたのか、表情がこわばります。

先ほど声をかけたお母さんが、静かに言いました。

「お子さん、代わってくれましたね」

女性は何か言いかけましたが、結局何も言わず、携帯電話をかばんにしまいました。そして立ち上がると、男の子のあとを追っていきました。

息子が私の手を引きました。

「やっと代わってくれたね」

「うん。待ってた子たちも、これで遊べるな」

私はそう答えながら、もう少し早くお母さんが声をかけてあげればよかったのに、と思いました。

ブランコでは、待っていた子どもたちが順番に遊び始めていました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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