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「残ったお金は、4人で同じに分けるのよね?」遺産は平等、未払い分は長男任せと主張する叔母たち。後日、叔母たちが沈黙したワケ

  • 2026.10.23

夜の居間で、叔母たちが言い出したこと

6年ほど前、祖母が亡くなったときのことです。

父は4人きょうだいの長男で、2人の妹である叔母たちとは、昔からあまり折り合いがよくありませんでした。

祖母に大きな財産はなく、残されていたのは100万円ほどの現金だけ。

ただ、病院と施設の料金に未払いの分がありました。

ある夜、実家の居間できょうだいの相続について話し合うことになりました。

座卓をはさんで父と叔母たちが向かい合い、私は部屋のすみで話を聞いていました。

上の叔母が湯のみを置き、口を開きました。

「残ったお金は、4人で同じに分けるのよね?」

父は「それでいいよ」とうなずきました。ところが、下の叔母が続けて言ったのです。

「長男なんだから、未払い分はお兄さんが全部払うべき」

父は思わず顔を上げました。

「えっ、それはおかしいだろ。もらうのは同じで、支払いは俺だけなのか?」

すると上の叔母も、父に言い返しました。

「そういうのは長男がするものでしょ。昔からそうじゃない」

父が何を言っても、叔母たちは考えを変えません。現金は平等に分けたいのに、未払いの分は父に任せたい。

その主張を聞いて、私はなんともやりきれない気持ちになりました。

結局、その場で話はまとまりませんでした。

司法書士が説明した、未払い料金の負担

父は、きょうだい全員で司法書士に相談することにしました。

昼間の応接室で、司法書士を前に父、叔母たち、叔父が席に着きました。

私は付き添いとして入口近くに座っていました。

叔母たちは、ここでも長男の父が未払い分をすべて払うべきだと主張します。

話を聞いた司法書士は、手元の書類を指しながら説明しました。

「亡くなった方の未払い料金などは、原則として法定相続分に応じて相続人が負担します。長男だから全額払う、という決まりはありません」

それを聞き、下の叔母が言葉を詰まらせました。上の叔母は納得できない様子で口を開きます。

「でも、長男なんですから…」

司法書士は声を荒らげず、答えました。

「長男かどうかと、法律上の負担は別の話です」

しばらく沈黙が流れました。

上の叔母はバッグの持ち手を握り、下の叔母は書類に視線を落としています。

隣にいた叔父は、小さくうなずきました。

最終的に、病院と施設の未払い料金は、きょうだい4人で分けて負担することになりました。

帰り道、父がぽつりと言いました。

「同じなら、最初から同じでよかったんだけどな」

父が求めていたのは、特別な扱いではなかったのだと思います。

それ以来、叔母たちとは疎遠になりました。私も、今ではあの人たちを親戚と思うことができません。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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