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「日本の民主主義が壊れてしまう」危機が迫っているのか?逢坂誠二さんの警鐘【#むちぞん】

  • 2026.10.22

世の中の「知らないと損する」話題を、北海道から「ざっくり」深掘りするHBCのWEBトーク番組「むちぞん~無知は損する~」。

情報があふれる現代社会で、「もやもやする話題」や「実は知らないと損する知識」を、その道の第一人者をお招きしてじっくり聞いていこうという企画です。

第2回のゲストは、前衆議院議員の逢坂誠二(おおさか・せいじ)さんをお迎えしました。

「落選した議員って、何をしているの?」「実は政治家が嫌い…うさんくさいから?!」など、選挙の裏側と議員のリアルな本音を、ゼロからたっぷり伺いました。

聞き手は、HBC本間吏成(ほんま・りせい)アナウンサーと、報道部の藤田忠士(ふじた・ただし)記者です。

これまでの記事は連載「むちぞん」に掲載しています。

「必要があれば変えたらいい」憲法改正の真意

本間アナ)改めて伺いますが、逢坂さんはこの憲法改正については「反対」という立場なのでしょうか?

逢坂さん)全く違います。私は「憲法改正する必要があるのであれば、憲法は変えていい」と思っているので。憲法といえども「不磨の大典(ふまのたいてん=永遠に変わらない法典)」だとは、私は思っていないのね。

本間アナ)えっ、そうなんですか?!

Sitakke

逢坂さん)今の憲法のもとで80年が経過しているわけだから、変えなきゃならない条項があるときは柔軟に変えるべきだというのが私の立場。「憲法改正に賛成ですか?反対ですか?」とよく聞かれるけれど、必要があったら変えたらいいと思うし、もちろんそれは国民の皆さんのご理解を得た上でね。国会議員1期目からずっとその立場ですよ。

必要性もないのに変えようとすることには反対。それから「アメリカに押し付けられた憲法だから変える」という理由も反対。80年間この憲法で運営してきた実績があるわけだから。不都合が出るところについて、国民に問うた上で変えるべきだと思っています。

藤田記者)逢坂さんには「リベラルの旗頭」として「憲法は絶対に手をつけてはダメだ」というイメージを持っていたので、少し意外でした。

藤田記者)では、エネルギー政策(原発)や安保法制についてはどうお考えですか?

逢坂さん)原発については、①地震・津波に耐えられるか、②使用済み核燃料が処理できるか、③万が一の時に安全に避難できるか、この3つの条件が整っているなら使う選択肢はあると思う。でも日本の場合、この3条件のどれもクリアできていないのね。

すべての原発をすぐに止めろとは言わない。どうしてもすぐに止めるとまかなえない部分があるだろうから。でも、将来的に使い続けられるエネルギーだとは思っていない。

1984年にアメリカ・ニューヨーク州でできた原発は、住民から「避難できない」と疑義が出て、1989年に一度も使わずに廃炉にした例がある。そういう判断をしないと、住民の安心安全を考えているとは言えない。今の日本の原発は「避難できなさそうだけどとりあえず動かしている」状態だから、その結果、あの3.11(東日本大震災)ですから。

Sitakke

藤田記者)主張が変わっていると思われているのですが、変わっていない?

逢坂さん)変わっていませんよ。安保法制のもとで違憲なことをやるのは反対です。ただ、今の安保法制の条文の中に明確な「違憲部分」があるわけではないのね。現在の運用状態が保持できるのであれば、今の法律でもギリギリ承認できる。

それを選挙で説明するのは至難の業です。選挙戦で説明しようとすると「お前たち政策を変えたんだろう!」と言われ、説明すればするほど「言い訳」に聞こえてしまう。いずれにしても、新党は急ぎすぎだったということだね。

本間アナ)今後、与党の力が強くなっていく中で、細分化した野党は1つにまとまるべきでしょうか?それとも各自で戦うべきでしょうか?

逢坂さん)結論は明確で、「なるべく大きく連携する」ということです。新党を作るかどうかは別としても、細分化すればするほど力は弱まるからね。

そのときに大事なのは、「政策のここが少し違うからお前とは一緒にならない」とか言っちゃいけないということ。だって自民党を見てごらんなさいよ。原発反対の人から推進の人までいるし、選択的夫婦別姓に賛成の人から大反対の人までいるでしょう?そうならないと大きくなれないのよ。

昔、自民・社会・さきがけの連立政権を作ったときなんて、自衛隊に反対していた社会党の村山さんを総理に担いでまで自民党は政権復帰したんだよ。自衛隊に対する考え方が全く違う相手を取り込んででも政権を取る人たちと我々が対峙しているのに、「政策の細かいところが違うから」なんて四の五の言っている場合じゃないと私は思うよ!

Sitakke

逢坂さん)なるべく大きく連携する。それを何のためにやるかと言えば、日本のいまの政治は、権力に対する監視が弱まり、立憲主義が危うくなり、政府が説明責任を果たさなくなっている。こんなことをやっていたら日本の民主主義が壊れてしまう。だから細かい違いを乗り越えて、大きな方向を見て野党は連携すべきなんです。

続きは次回の記事でご紹介します。

むちぞん~無知は損する~

Sitakke

HBCニュースのYoutubeで動画を公開しています。

HBCアナウンサー・本間吏成

稚内市出身。HBCラジオ「気分上昇ワイド ナルミッツ!!!」パーソナリティ、野球実況、HBCテレビ「キタコイ」を担当。Sitakkeでは「むちぞん~無知は損する~」や「アライマ(アラサーの今、話してみた)」に出演。好き勝手に喋るので、リスナーからは「ナルミッツの毒」と言われる。

HBC報道部・藤田忠士

北海道の政治・社会ニュースを中心に取材を担当。

ゲスト:逢坂誠二(前衆議院議員)

1959年北海道ニセコ町生まれ。北海道大学薬学部卒業後、ニセコ町役場に入庁。1994年、35歳でニセコ町長に初当選(当時全国最年少)。2005年衆院選で初当選。内閣総理大臣補佐官などを歴任。

編集:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は収録時(2026年6月)の解説・議論に基づきます。

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