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旧温浴施設を用途変更して誕生、熊本県南関町の交流拠点「ukara」がグッドデザイン賞受賞!

  • 2026.10.22

ブルースタジオが基本計画・設計監理・ブランディングを手がけた熊本県南関町の交流拠点施設「ukara(うから)」が、日本デザイン振興会が主催する今年度のグッドデザイン賞を受賞した。

町営の旧温浴施設を用途変更し誕生した「ukara」

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「ukara」before/after[/caption]

南関町交流拠点施設「ukara」は、2019年に閉館した町営の旧温浴施設を用途変更し誕生した、図書館等複合施設。「図書館機能」を中心に、「集会交流機能」「公園機能」を重ね合わせた中心市街の交流拠点だ。人口約8,300人の町営施設でありながら、周辺地域居住者30万人をターゲットとした目的型施設を目指している。

「ukara」のデザインのポイントは、地域に長年愛された温浴施設「南の関うから館」の記憶を継承していること、探求の場としての図書館、表現の場としての公民館、そして公園機能をカフェラウンジで重ね合わせた複合施設であること、8,300人の町の公共施設でありながら、開館から9ヶ月で10万人が来館し、行政区の枠組みを超えた活動拠点であることが挙げられる。

南関町と周辺地域をつなぐ新たな交流拠点に

2025年10月の開館から1年が経ち、「ukara」では施設主催・町民団体主催のイベントに加え、近隣市町村の事業者によるイベントも開催されるなど多様な活動が行われており、図書館を核に人が集まり活動が生まれる、南関町と周辺地域をつなぐ新たな交流拠点としてその役割を広げている。

開館から9ヶ月間で、来館者数10万人、1日平均来館者数約420人、イベント利用数50回という実績を上げている。

審査委員が評価したポイント

今年度のグッドデザイン賞の審査委員からは、「旧温浴施設を図書館等複合施設に用途変更したユニークな施設計画とデザイン。温浴施設の記憶のある空間をアダプティブリユースしつつ、公園に面した縁側やカフェラウンジなどで、ひらかれた施設としての風景もデザインしている。すでに町内だけでなく、近接の地域からも目的地として訪れる人が現れる施設として認知されていることが素晴らしい。カフェ事業者が図書館に本を納入する書店の役割も兼ねる仕組みなど、持続的な事業デザインも秀逸である」といった評価を受けている。

自治体の公有資産を「地域の資産」に

今後もブルースタジオでは、建物を起点に、暮らしや文化・人の営み・地域の価値を視野に入れながら、自治体が保有する公有資産を「地域の資産」として活かすまちづくりに取り組んでいくという。

また、今年度は国土交通省のPPPパートナーに認定されており、PPP/PFIをはじめとした官民連携事業において、これまで培ってきた企画・設計・デザインの知見を活かし、建物が完成した先に、その場所が地域の中でどのように使いこなされ、新たな活動を生み出していくのかを見据えた事業のあり方を、地域の人々とともに考え、実践していくとしている。

図書館やカフェ、公園やイベントの開催など、様々な楽しみ方ができる南関町の交流拠点施設「ukara」に足を運んでみては。

■南関町交流拠点施設 ukara 所在地:熊本県玉名郡南関町関町1230 事業主:南関町 基本計画・基本設計:市浦ハウジング&プランニング、ブルースタジオ 実施設計・工事監理・ブランディング:ブルースタジオ 構造設計:長坂設計工舎 設備設計:木村設備設計 ラインドスケープデザイン:ABデザイン 照明デザイン:UMBRA’S Inc. VI・グラフィックデザイン:ヘルベチカデザイン 施工:興亜・津留特定建設工事共同企業体 図書館ディレクション:図書館と地域を結ぶ協議会 公式サイト:https://www.ukara-nankan.jp

グッドデザイン賞受賞ページ:https://www.g-mark.org/gallery/winners/37998?years=2026 PPPパートナーについて:https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/kanminrenkei/1-6-1.html

(yukari)

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