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【漫画】「嫁入りの大皿よ。3万円、弁償して」正月に、割れた皿の濡れ衣を私に着せる義母。私がやってみせると態度が一変

  • 2026.10.21
【漫画】「嫁入りの大皿よ。3万円、弁償して」正月に、割れた皿の濡れ衣を私に着せる義母。私がやってみせると態度が一変

割れていた、嫁入りの大皿

ゆうべ義母は、大皿はいちばん上の段にあると自慢しました

藍色の花の絵の大皿が、食器棚の前の床で割れていました。

1月2日の朝、夫の実家の台所です。

ゆうべ義母に言われたとおり、朝いちばんに台所へ入って、昼のお年始に出すお雑煮の支度をするつもりでした。

ゆうべ義母は、泊まりに来た義姉に、この大皿を自慢していました。

嫁入りの時に実家の母が持たせてくれた物で、このお正月に義姉へ譲るのだと。戸口にいた私にも、聞こえる声でした。

「大事な物は、いちばん上の段。」

「私でも踏み台がないと届かないの。」

割れた大皿を、義母は私が落としたと言いました

ほうきとちりとりを取り出し、床に散らばったかけらを集めていたところへ、義母と義姉が起きてきました。

夫と義父は、親戚の年始の集まりを手伝うため、ゆうべから本家に泊まりで出ています。

義母は、床のかけらを見るなり声を上げました。

「私はゆうべから、指一本ふれてない。」

「いちばん上の段から落としたのね!」

踏み台は物置から出していないと、義母は言いました

私じゃありません、と言うのが精いっぱいでした。義母は、割烹着のポケットを指先でたたきます。

「踏み台は物置。出してもいない。」

「鍵も、ずっと私が持ってる。」

朝、台所にいたのは私ひとり。見ていた人は、誰もいません。昨夜から今朝にかけて、ほかの誰が台所に入ったのかもわかりませんでした。

3万円、今日中に

母と娘を前に、私は何も言い返せずにいました

義姉も「お母さんの大事なお皿なのに」と眉を寄せました。義母は腕を組みます。

「嫁入りの大皿よ。3万円、弁償して。」

「お年始の席にも、出ないで。」

弁償は今日中に、と義母は念を押しました。母と娘の2人を前に、私は何ひとつ示せる物がなく、深くうつむくしかありませんでした。

つま先で立っても、指先は上から2段目までしか届きません

割烹着のポケットに目が行ったとき、ゆうべの自慢と踏み台の話が、頭の中でつながりました。

言い返そうとするたびに義母の声が重なり、2人を前に、自分の背丈のことまで頭が回らなかったのです。

私は、食器棚に向き直りました。

「届くかどうか、やってみせます。」

つま先で立ち、片腕をまっすぐ上へ伸ばします。指先が届くのは、上から2段目の棚の前端まで。いちばん上の段に置かれた大皿には、とても手が届きません。

義母でさえ踏み台のいる段に、義母より背の低い私の手は届かないのです。

台所に椅子はなく、流し台も調理台も食器棚の向かいの壁にあり、乗っても棚までは遠すぎます。ほかに高さを補える物も見当たりませんでした。

ポケットを押さえた義母は、ゆうべ自分で下ろしたと認めました

義母は、組んでいた腕をほどきました。

「どうせ、踏み台に乗ったんだわ!」

物置の鍵は、今も義母の割烹着のポケットの中です。

私は一度も鍵を借りておらず、物置に入ったこともありません。

「踏み台を出せるのはお義母さんだけ。」

義姉は、母の顔をじっと見ました。

私が高い棚に手を伸ばしても届かない様子を見て、義母の説明に疑問を抱いたようでした。

「お母さん、本当のことを言って。」

義母はしばらく黙り込んだあと、昨夜、自慢話を終えてから一度だけ大皿を眺めたくなり、物置から踏み台を出して下ろしたと認めました。

さらに、棚へ戻そうとした際に手を滑らせ、床に落として割ってしまったことも打ち明けたのです。

夜遅かったため、破片の片付けを翌朝に回したものの、私が先に台所へ入ってしまい、とっさに責任を押しつけたというのでした。

義姉は呆れた様子で母を見つめています。義母もそれ以上は言い逃れができず、3万円の請求と、お年始の席に出るなという言葉を撤回しました。

疑って悪かったわ、と義母はかすれた声で言いました。けれど、単なる勘違いではなく、自分の失敗を私に押しつけていたのです。義母は義姉の前でそのことも謝り、鍵の入ったポケットを押さえながら、食器棚に背を向けました。


※本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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