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「元気でいればずっと働ける職場を」女性たちの「まだ働きたい」に人情社長が応える、人と体にやさしい京都・亀岡のカレー屋さん

  • 2026.10.20
©ABCテレビ

街のおいしい店に潜入し、店主の人柄からにじみ出る人気の秘密を発見するシリーズ「実録!人情食堂」。今回は、お客さんも働く人もみんなが幸せになる京都・亀岡市のカレー屋さんを取材しました。

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JR嵯峨野線・並河駅から南へ徒歩5分の裏通り、赤い扉が目印の「京FUJIHARUカレー」は、カフェのようなオシャレな雰囲気のお店。本格派の欧風カレーが評判で、遠方から通うファンもいる人気店です。

注文が一番多い「カツカレー」には甘味の強い京都ポークのロース肉を使っているほか、地元・亀岡で採れた色とりどりの季節の野菜もたっぷりと。8年前のオープン当初から「地産地消」を貫いています。

ルーは「プレーン」と「エビカレー」の2種類。辛さがマイルドなエビカレーは、昆布でとっただしに干し椎茸、千切り大根、干しエビを入れて沸騰させ、さらにエビ殻を加えて旨みを凝縮。店長の藤坂さとみさんが作るカレーは手間暇がかかっています。

【動画】6時間かけて煮込んだスープに、玉ねぎを飴状になるまで煮た「あめたま」などを加えた体に優しい手作りカレーは、完成までに5日もかかります。

そんな「京FUJIHARUカレー」が掲げるテーマは「体に優しい」「人に優しい」「地域と連携する」の3つ。これをどんな方法で実現しているのでしょうか。

たとえば、使用するお米は「紫黒米」。地元・京都のプロサッカーチーム「京都サンガF.C.」のクラブカラー・紫のお米で使うことで、チームを応援しています。紫黒米のプチプチした食感は「カレーに合う」とお客さんにも好評とか。

野菜は地元の農家から仕入れています。開店前、かぼちゃや玉ねぎ、パプリカなどいっぱいの野菜を抱えて、「おはよう!」と馴染みの農家さんが元気にお店を訪ねてくるーーそんなほほえましい光景もありました。

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3つのテーマには、ある特別な思いが隠されています。お店の経営母体は、車に使われる電子部品などの検査や加工をする地元の企業、株式会社「藤大」。社長の藤田大子さんが33年にわたって経営してきた会社で、社員のおよそ9割が女性です。

そんな会社がカレー店を始めたきっかけを藤田さんが話してくれました。ある日、古参のパート社員から「目が悪くなってきたら仕事がなくなる」と不安を打ち明けられた藤田さん。「藤大」には、部品に刻印された小さな数字を確認する検査など、老眼に悩まされるようになったベテラン社員には厳しい仕事も多いのです。

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そこで、「その人たちが働ける職場を作ったらええやん」と考えた藤田さんは、「藤大」の強みである「女性が多く、主婦が多い」ことをいかし、調理や接客が主な仕事となるカレー店を始めることにしたのです。

オープンした当初からホールスタッフとして働いている細見克世さんは、もとは本社で働いていたパートさん。目の悩みを抱え、検査作業が続けられなくなりましたが、社長から「辞めんでええ」とカレー店での接客の仕事を勧められたといいます。

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細見さんの明るく、温かい人柄は接客に向いているーーそう考えた藤田さんの判断は間違っていませんでした。お客さんが帰るタイミングを見計らってドアを開け、ひとりひとりに飴を手渡してお見送りする細見さん。お客さんがみんな笑顔になる、心のこもった接客です。

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フライヤー担当の中村美穂子さんも本社の元パートさん。体調を崩して1年休職後、カレー店に復帰しました。「退職するくらいやったら(カレー店に)玉ねぎ切りに来てよ」と笑顔で語りかけ、「元気でいれば働ける職場がここでありたい、って思ってるんです」と明かす藤田さん。女性スタッフたちが自分の“強み”をいかしてイキイキと輝き、お客さんも従業員も“みんなが笑顔になれる”場所へ。そんな熱い志が詰まった「京FUJIHARUカレー」は、居心地のいい、とても素敵な人情食堂でした。

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「実録!人情食堂」は、9月30日(水)放送の『newsおかえり』(ABCテレビ 毎週月曜〜金曜午後3:40〜)で紹介しました。

『newsおかえり』YouTubeチャンネルで配信中

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