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「昨日のドラマ見た?」授業参観中におしゃべりを続ける母親2人。先生も子どもも振り返る中、私が伝えた一言

  • 2026.10.21
「昨日のドラマ見た?」授業参観中におしゃべりを続ける母親2人。先生も子どもも振り返る中、私が伝えた一言

授業中の教室に響くおしゃべり

息子の小学校で授業参観があった日のことです。

教室の前では若い女性の先生が授業を進め、後ろには保護者がずらりと並んでいました。

私もその中に立ち、息子の様子を見守っていました。

ところが、授業が始まってしばらくすると、すぐ隣にいた母親2人が顔を寄せ合って話し始めたのです。

「ねえ、昨日のドラマ見た?」

「えー、見てない!どうだった?」

最初は小さな声だったので、私もそれほど気にしていませんでした。

久しぶりに顔を合わせて、つい話したくなったのかもしれません。

しかし、話が盛り上がるにつれ、2人の声はだんだん大きくなっていきました。

「うそ!そこで終わるの?」

「そうなの!もう続きが気になっちゃって」

もはや、普通に会話しているのと変わらない声量です。

反対側に立っていた父親が、ちらりと2人に目を向けました。

すると、片方の母親が笑いながら言ったのです。

「大丈夫よ。後ろなんだし、聞こえないって」

その直後、黒板の前にいた先生が教室の後ろへ目を向けました。

少し困ったような表情でしたが、何も言わずに授業を続けます。

前の席では、息子を含む何人かの子どもたちが、ちらちらと後ろを振り返っていました。

息子が手をあげかけたものの、途中で止めてしまったのが見えました。

せっかくの授業参観なのに、これでは子どもたちも落ち着きません。

思い切って伝えた一言

注意したら気まずくなるかもしれない。そう思いましたが、このまま黙っているわけにもいきません。

私は2人のほうへ体を向け、できるだけ穏やかな表情で声をかけました。

「すみません。お二人の声、前のほうまで聞こえているみたいです」

にっこり笑ってそう伝えると、2人は一瞬きょとんとして私を見ました。

「えっ…?」

そして周囲を見回すと、近くにいた保護者たちもこちらを見ていることに気づいたようです。

「あ……すみません」

片方の母親が小さな声でそう言いました。もう片方も顔を赤くし、何か言いかけたものの、そのまま口を閉じました。

2人は気まずそうに前を向き、それ以上おしゃべりをすることはありませんでした。

教室には先生の声がよく通るようになり、子どもたちも再び黒板に集中し始めました。

先生が問題を出すと、さっきまで手を止めていた息子が、今度はまっすぐに腕をあげたのです。

その姿を見て、私はほっとしました。

ふと隣の列の母親と目が合うと、その人も小さくうなずいてくれました。

授業が終わると、息子が保護者の間をすり抜けて、私のところへ走ってきました。

「お母さん! ぼくが手をあげたの、見てた?」

「うん、ちゃんと見てたよ」

そう答えると、息子はうれしそうに笑いました。

その横を、先ほどの母親2人がうつむきながら足早に通り過ぎていきました。

大きな声で注意するのは、私も苦手です。それでも、あのとき思い切って声をかけてよかったと思いました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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