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「お金が必要になったから返金して」数日前に払った公共料金の返金を求める男性客。だが、コンビニ店員が冷静に返した言葉

  • 2026.10.21
「お金が必要になったから返金して」数日前に払った公共料金の返金を求める男性客。だが、コンビニ店員が冷静に返した言葉

昼のコンビニで、止まったままのレジ

数年前、職場の近くのコンビニへお昼ご飯を買いに行ったときのことです。

店内は昼どきで混み合い、どのレジにも列ができていました。ところが、そのうち1台だけ、なかなか列が進みません。

見ると、20代後半から30代前半くらいの男性客が、カウンターに身を乗り出していました。相手をしているのは、30代くらいの女性店員です。

私は少し離れた別のレジで会計を済ませ、お弁当が温まるのを待っていました。すると、男性の声が聞こえてきたのです。

「数日前に、ここで公共料金を払ったんだけどさ」

男性はそう切り出すと、続けて言いました。

「お金が必要になったから返金して」

私は思わず耳を疑いました。公共料金を払ったあとで、コンビニに返金を求めているのです。

店員は少し驚いた様子でしたが、丁寧に答えました。

「申し訳ありません。一度お支払いになった公共料金は、こちらでは返金できないんです」

すると男性は、不満そうに声を強めました。

「は?俺が払った金だろ。返してくれればいいだけじゃん」

店員は困ったような表情を浮かべながらも、落ち着いて説明しました。

「申し訳ありません。お支払いが済んでいるので、お店では取り消しができないんです」

「いや、でもさ!俺、確かにここで払ったんだよ!」

男性はカウンターを指でたたきながら、さらに声を大きくしました。

「レシートは失くしたけど、カメラに映ってるだろ。調べればすぐ分かるじゃん!」

後ろに並んでいた客たちも、何事かと顔を上げ始めました。私も、思わずそのやり取りに見入ってしまいました。

「確認できても、返金はできません」

店員は少し間を置いてから、男性に向かって静かに答えました。

「お支払いの確認ができたとしても、返金はできないんです。公共料金は、お支払いが済んだあとにお店で取り消すことはできませんので…」

「いや、だから!俺が払った金なんだって!」

男性はまだ納得できない様子です。

それでも店員は声を荒らげず、もう一度説明しました。

「はい。ですが、こちらではお返しできないんです。返金については、お支払い先に直接お問い合わせいただけますか」

男性は何か言い返そうと口を開きましたが、そのまま黙り込んでしまいました。

しばらく店員をにらむように見つめていましたが、やがて小さく舌打ちをすると、カウンターから体を離しました。

後ろで待っていた人たちの視線が集まる中、男性は何も買わずに足早に店を出ていきました。

列の後ろにいた年配の女性が、小さくうなずく姿も見えました。

店員は男性を追いかけることもなく、次の客に向き直ります。

「お待たせしました。次のお客様、どうぞ」

止まっていた列が、ようやく動き始めました。

私も温まったお弁当を受け取って店を出ました。振り返ると、店員は先ほどと変わらない調子で接客を続けていました。

無理な要求をされても、相手につられて声を荒らげず、できないことはできないと伝える。その落ち着いた対応が、今でも印象に残っています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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