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「ねえ、カラコン変えた?」授業参観中に廊下でおしゃべりを続ける母親3人。だが、授業を止めた先生が伝えた正論

  • 2026.10.21
「ねえ、カラコン変えた?」授業参観中に廊下でおしゃべりを続ける母親3人。だが、授業を止めた先生が伝えた正論

静かな教室に、廊下から響く笑い声

娘の小学校の授業参観に出かけた日のことです。

教室の前ではベテランの女性の先生が授業を進め、私はほかの保護者と一緒に、教室の後ろから子どもたちの様子を見守っていました。

教室の戸は開いたままで、すぐ外の廊下には若い母親が3人立っていました。

授業が始まってしばらくすると、その3人が顔を寄せ合って話し始めたのです。

「ねえ、カラコン変えた?」

「えっ、分かる?ちょっと明るい色にしたんだ」

最初は小声だったので、私もそれほど気にしていませんでした。

ところが、話題は化粧の話へと広がり、次第に声が大きくなっていきました。

「最近さ、すっごくいい化粧下地見つけたんだよね」

「えー、何それ!教えて、教えて!」

楽しそうに笑い合う3人。その声は、教室の後ろに立っている私にもはっきり聞こえるほどでした。

授業を受けている子どもたちの中にも、廊下を気にして振り返る子が出てきました。

近くの保護者たちも困ったように顔を見合わせています。

戸の近くに立っていた父親が廊下へ目を向けると、母親の一人がその視線に気づいたようでした。

しかし、手をひらひらさせながら、ほかの2人にこう言ったのです。

「廊下だし、平気平気」

その言葉を聞いて、私は思わず耳を疑いました。

(いや、教室まで全部聞こえてるんだけど……)

注意したほうがいいのか迷いましたが、親しい相手でもなく、なかなか声をかけられません。

そんな中、前の席に座っていた娘までこちらを振り返りました。その表情を見て、私はますます落ち着かなくなりました。

授業を止めた先生が、3人に伝えたこと

そのときです。

それまで授業を続けていた先生が、ふと説明を止めました。

そしてチョークを置くと、まっすぐ教室の戸口へ向かったのです。

何事かと、子どもたちも先生のほうを見ています。

先生は廊下に立つ3人に向き直り、はっきりとした声で言いました。

「すみません。今、授業中です。静かにしていただけますか」

決して怒鳴っているわけではありません。それでも、教室の奥まで届く、きっぱりとした声でした。

「あ……」

3人は驚いたように口を閉じました。

先ほどまで笑っていた母親も表情を変え、ひらひらさせていた手をそっと下ろしました。

それを見届けると、先生は黒板の前へ戻りました。

「はい、それじゃあ続きをやりましょう」

「はーい!」

子どもたちの元気な返事が教室に響き、授業が再開しました。

廊下にいた3人も静かに教室へ入り、後ろの隅に立ちました。その後は、おしゃべりをする様子もありませんでした。

授業が終わると、娘が私のところへ駆け寄ってきました。

「ねえ、お母さん。先生、かっこよかったね!」

「うん。ちゃんと言ってくれてよかったね」

私はそう答えながら、娘と顔を見合わせて笑いました。

ふと教室の隅を見ると、先ほどの3人は周囲と目を合わせず、静かに立っていました。

廊下だから大丈夫。そんな軽い気持ちで始まったおしゃべりだったのかもしれません。

けれど、授業を受けている子どもたちにとっては、決して小さなことではなかったのでしょう。

授業を止めてでも、必要なことをきちんと伝えた先生。その姿が、娘の心にも残ったのだと思います。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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