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「暗いんだよお前は!」ネットカフェの受付で女性店員を怒鳴る男性客。だが、急に声を小さくした理由

  • 2026.10.20

受付に来るたびに大声を出す男性客

以前、ネットカフェで夜の受付を担当していたころの話です。

その店では、お客さんに希望の席をうかがい、受付を済ませてから伝票をお渡ししていました。

いろいろなお客さんが来るなかで、特に苦手だったのが、ある男性客です。

来店するたびに顔が赤く、どうやらお酒を飲んでいる様子でした。

何かと大声を出すので、その人が来ると私は身構えてしまいました。

ある夜も、男性客はカウンターにもたれかかり、私の顔や制服をじろじろと眺めてきました。

「いらっしゃいませ。お席のご希望はありますか?」

「はあ?どの席がいいかなんて分からんわ!」

男性客は、そう言ってカウンターをたたきました。

私は戸惑いながらも、席の種類を説明しようと案内に目を落としました。すると、突然大きな声が飛んできたのです。

「おい!こっちを見ろ!」

驚いて顔を上げると、男性客は私を見てにやりと笑いました。

「暗いんだよお前は!」

あまりに突然のことで、言葉が出ませんでした。

なぜ普通に受付をしているだけで、こんなことを言われなければならないのでしょうか。

何か言い返したかったものの、これ以上怒鳴られるのも怖く、私は何とか受付を済ませて伝票を渡しました。

ほかの店員に対しても、同じように声を荒らげる姿を見かけました。

そのうち、自動ドアが開く音がするたびに、またあの人ではないかと緊張するようになっていました。

男性店員が告げた、店としての対応

そんな状況が続いたため、店では男性客への対応をスタッフの連絡ノートで共有することになりました。

無理な要求や迷惑行為があれば、退店をお願いすること。

そして、あの男性客が来たときは、女性店員に代わって男性店員が受付を担当するという決まりです。

ある夜、また男性客が赤い顔で入ってきました。

私は決まりに従って奥へ下がり、代わりに男性店員がカウンターに立ちました。

すると、男性客は不満そうな顔をして言いました。

「おい、いつもの子はどうしたんだよ!」

そして、男性店員にも声を荒らげます。

私は受付の奥から様子を見ていました。また怒鳴り声が続くのではないかと、気が気ではありません。

ところが、男性店員は落ち着いた声で答えました。

「お客様、そういう言い方はやめてください」

男性客が何か言おうとすると、男性店員は続けました。

「スタッフへの暴言は困ります。次に同じことがあれば、ご退店いただきます」

はっきりとした注意に、男性客は一瞬言葉を失ったようでした。

それまで「こっちを見ろ」と怒鳴っていたのに、今度は男性店員から目をそらしています。

近くにいたお客さんたちも、静かにその様子を見ていました。

しばらくして、男性客は小さな声で希望の席を伝えました。

男性店員が伝票を渡すと、それを受け取って黙って通路の奥へ歩いていきました。

思わずほっとしていると、男性店員がこちらを振り返りました。

「あの人が来たら、また呼んでね」

「ありがとうございます。本当に助かりました……」

ようやく緊張が解けた気がしました。

それからしばらくして、あの男性客を店で見かけることはなくなりました。

受付で大声を出されることが当たり前になりかけていましたが、決して我慢し続ける必要はなかったのだと思います。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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