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「お姉さん、携帯どこの会社?」スーパーのレジで突然聞かれ、ナンパだと思った私。後日、休日の売り場で赤面した理由

  • 2026.10.20

レジで突然聞かれた、携帯電話の会社

スーパーのレジで働いていたころの話です。

ある日の昼どき、いつものように商品を読み取っていると、会計中の男性客が突然話しかけてきました。

「ねえ、お姉さん。携帯どこの会社?」

「えっ?」

思いがけない質問に、私は手を止めてしまいました。

レジでお客さんから聞かれるのは、支払い方法や商品のことがほとんどです。携帯電話の会社なんて、今まで聞かれたことがありません。

男性はにこにこと笑いながら、私の返事を待っています。

(え、なんでそんなこと聞くの?もしかしてナンパ…?)

そう思った瞬間、急に気まずくなりました。

「あ、えっと……〇〇ですけど」

戸惑いながら答えると、男性は少し残念そうな顔をしました。

「ああ、そうなんだ。今、いい案内があるんだけどね」

「……はい?」

その言葉を聞いて、今度は別の可能性が頭に浮かびました。

(あ、もしかして携帯の営業?)

ナンパじゃなかったことには少し安心しましたが、今度は別の意味で困惑しました。

(いやいや、スーパーの店員に営業するなよ…!こっちは仕事中なんだけど!)

そんな私の気持ちなど知らず、男性はレシートを受け取りながら続けます。

「俺、携帯には詳しいからさ。何か分からないことあったら聞きに来てよ。週末はショッピングセンターの携帯売り場の前にいるから」

「あ、はい。ありがとうございます……」

とりあえず笑顔で返しましたが、正直、どう反応すればいいのか分かりませんでした。

男性は子どもが好きそうなお菓子の入った袋を持って、何事もなかったように帰っていきました。

休憩時間に同僚へ話すと、同僚も驚いた顔をしました。

「えっ、何それ。ナンパ?それとも携帯の勧誘?」

「最初は絶対ナンパだと思ったんだけど、途中から営業みたいな話になってさ」

「あはは!でも、仕事中にそんなこと聞かれても困るよね」

「そうなの!こっちはレジ打ってるのに!」

二人で笑いながらも、あの男性はいったい何をしたかったのだろうと、少し気になっていました。

休日の携帯売り場で分かったこと

それからしばらくたった休日のことです。

買い物でショッピングセンターを訪れた私は、携帯電話の売り場の前で見覚えのある男性を見つけました。

(あっ、あの人だ!)

思わず足を止めました。

男性は売り場の前のベンチに座った年配のお客さんたちに囲まれ、携帯電話の使い方を教えていました。

「ここを押してみて。ほら、写真が大きくなるでしょ?」

「あら、本当!孫の顔がよく見えるわ」

「そうそう。これなら見やすいよね」

男性は一人ひとりの画面をのぞき込みながら、ゆっくり説明しています。

その様子を見て、ようやく納得しました。

(ああ、本当に携帯の案内をしてる人だったんだ…)

あの日、男性は携帯電話の話をしたくて声をかけてきたのでしょう。

最初にナンパだと思って身構えたことが急に恥ずかしくなり、頬が熱くなりました。

そっとその場を離れようとしたときです。

「あれっ!レジのお姉さんじゃない?」

男性がこちらに気づき、笑顔で手を振ってきました。

「あ、こんにちは…」

「どう?携帯で何か困ってることない?」

あまりにも気さくな声に、思わず笑ってしまいました。

「実は……これのやり方が分からなくて」

「ああ、それね。ちょっと見せて」

順番を待って教えてもらうと、ずっと分からなかった設定があっという間に終わりました。

「ほら、これで大丈夫。簡単だったでしょ?」

「本当だ!ありがとうございます!」

「また何かあったら聞いてよ」

男性は、あの日とまったく同じ笑顔でした。

帰り道、通知音の鳴らなくなった携帯電話を見ながら、私はひとりで笑ってしまいました。

レジで突然話しかけられて困ったのは確かです。でも、ナンパだと勝手に身構えていたのも事実。

思い込みって、案外恥ずかしいものですね。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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