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鈴木愛、勝みなみ、木戸愛ら女子プロに学ぶ! スリークォーターアプローチ完全マスター8つのコツ【まとめ】

  • 2026.10.19

スリークォーターアプローチは、ピンまで50~60ヤードをAWやSWを使って打つコントロールショット。これが意外に難しくて、シャンクやトップなどのミスがすぐに出てしまう。「どうすればマスターできる!?」女子プロたちのスイングからわかるコツを田島創志に聞いた。

今回は、鈴木愛、ささきしょうこ、勝みなみ、木戸愛の連続写真から、スリークォーターアプローチをマスターする8つのポイントをまとめて解説。ポイントは、腕を体の正面にキープして体の回転で打つことです!

Point1 腕を正面にキープして体を回転

鈴木愛、勝みなみ、木戸愛ら女子プロに学ぶ! スリークォーターアプローチ完全マスター8つのコツ【まとめ】
上体をしっかり回し、トップで手を右肩の高さに止めるイメージ(左)。腕とクラブを体の正面にキープ(中)。体の回転を使って左肩の高さまで振り抜くイメージ(右)

鈴木愛選手のスリークォーターアプローチの振り幅は一般男性とほぼ同じくらいの高さです。腕が体の真正面にくっついているイメージで、体幹を回すだけという感じのスイング。自然な体重移動を使って胸を左右に回す動きを参考にしましょう。

胸を右に90度回し、フォローでは胸が目標を指す

狭めのスタンスで構え、胸を右に90度回す。フォローでは胸が目標を指すまで回す。

手先ですくい上げるのはNG

手先の動きで球をすくい上げようとすると、トップやダフリが生じやすい。

Point2 フェースを閉じて球をつかまえる

鈴木愛、勝みなみ、木戸愛ら女子プロに学ぶ! スリークォーターアプローチ完全マスター8つのコツ【まとめ】
インパクトではヘッドのトゥ側を回す

鈴木選手はフェースを軽く開いて構えますが、インパクトではヘッドのトゥ側を回し、フェースを閉じながら打っています。フェースが開きっぱなしではシャンクが出やすくなります。インパクトでフェースが自然に返るのが理想です。

Point3 フックグリップなら腕や手の運動量が少なくてすむ

鈴木愛、勝みなみ、木戸愛ら女子プロに学ぶ! スリークォーターアプローチ完全マスター8つのコツ【まとめ】
鈴木愛の50ヤードのショット

注目したいのはフックグリップに握っていること。最初から左手をかぶせて握り、左手首の角度を変えずにスイングしています。こうすると腕を必要以上に返さなくてもよくなり、動きがシンプルに。クラブの遠心力で腕が自然に返ることで、フェースがナチュラルにターンするという感覚です。

左手をかぶせて右手を浅く握る

左手をかぶせて右手を浅く握る。左手首の角度をキープし、左手首の角度を変えずに振り下ろす。

インパクトはハンドファースト

インパクトはハンドファーストに。フックグリップなら腕のターンが少なめになる。

Point4 ヘッドの重心を正しくセットするのが基本

スリークォーターアプローチがうまく打てないという人は、まずはスクエアフェースで構えてみましょう。フェースの刃を目標に真っすぐ向けるのではなく、シャフトの先にヘッドの重心がくるのが正しいスクエアフェースです。

フェースの刃を目標に向けたのは、フェースが開いている状態(×)。シャフトの延長と重心を重ねる(○)。

フェースがかぶって見えるのが正解

正しくセットするとフェースがかぶって見えるのが正解。右手首をほどかずにハンドファーストのインパクトをつくる。

Point5 グリップを緩めに握りシャフトのしなりを利用

鈴木愛、勝みなみ、木戸愛ら女子プロに学ぶ! スリークォーターアプローチ完全マスター8つのコツ【まとめ】
水平素振りでシャフトのしなりを体感

プロや上級者はヘッドに仕事をさせる感覚を大事にしています。グリップを柔らかめに握り、ヘッドの重心を利用してスイングすることでシャフトをしならせるのです。水平素振りを繰り返すと腕を体の近いところで振り、ヘッドをスムーズに走らせる感じがつかめます。

ヘッドの重心を感じればシャフトがしなりやすい。クラブが進みたがる方向に委ねて体をターンしましょう。

スタンスはややオープンだが、軌道はインサイド・イン

スタンスはややオープンに構えるが、スイング軌道はインサイド・インを意識する。

Point6 スクエアに握る人は腕の運動量を増やそう

鈴木愛、勝みなみ、木戸愛ら女子プロに学ぶ! スリークォーターアプローチ完全マスター8つのコツ【まとめ】
ささきしょうこの60ヤードのショット

グリップをスクエアに握る人も多いでしょう。そんな人たちの参考となるのが、ささきしょうこ選手のスリークォーターアプローチです。下半身の動きを小さめに抑え、腕を積極的に返してフェースをターン。ボールをしっかりつかまえる感覚を大事にしたいタイプのゴルファーにマッチしています。

左手甲と右手のひらが目標に正対

左手甲と右手のひらが目標に正対するスクエアグリップ。テークバックでは左手首の角度をキープする。

インパクトからフォローにかけて両腕をターン

インパクトからフォローにかけて両腕をターン。フォローでは右手が左手より高くなる。

勝みなみ|下半身のリードでダウンスイング

鈴木愛、勝みなみ、木戸愛ら女子プロに学ぶ! スリークォーターアプローチ完全マスター8つのコツ【まとめ】
勝みなみのスリークォーターアプローチ

勝みなみ選手の長所は下半身の動きが滑らかなところ。切り返しで左ヒザをアドレスの位置に戻し、腰の回転を先行させています。下半身を止めずにリードさせてクラブを振り下ろすことも大切なポイントです。

切り返しでは下半身が先行して戻り、スムーズなフットワークでインパクトを迎えます。

Point7 フォロー素振りで切り返しのタイミングを整えよう

ボールに合わせようとしたり、手先の動きで当てに行こうとしたりすると打ち急いでしまいがち。フォローの位置からの素振りでヘッドを遅らせる感じをつかんでおくと、下半身リードの動きがマスターでき、打ち急ぎを防げます。

最初にフォローの方向に振り出し、振り戻しは手が先行する。すると切り返しでヘッドが遅れる感覚がわかり、下半身が自然にリードする。

打ち急ぎはNG

打ち急ぐと、切り返しで右肩が突っ込んだり(左)、フォローで左ヒジが引けたり(右)してしまう。

Point8 うまい人はみんな「シャローダウン」で打つ

鈴木愛、勝みなみ、木戸愛ら女子プロに学ぶ! スリークォーターアプローチ完全マスター8つのコツ【まとめ】
アップライトに見えるトップから体を沈み込ませてダウンスイング。シャフトの角度が理想的なインパクトを迎え、フォローも理想的な軌道で振り抜ける

木戸愛選手の一番の長所はダウンスイングでの沈み込み。世界の一流選手との共通点が見られるよいスイングだと思います。クラブを立て気味に上げて、体を沈ませながら振り下ろすとシャフトが少し寝て下りる「シャローダウン」となり、オンプレーンに振りやすくなるのです。

体が沈み込むからシャフトが倒れる

バックスイングでフェースを開かず、クラブが立つイメージのトップをつくる。そこから体が沈み込むからシャフトが倒れる。インパクトゾーンが低くなりミートしやすい。

いかがでしたか? 女子プロたちのスリークォーターアプローチには、シャンクやトップを防ぐコツが詰まっています。自分のグリップやクセに合ったポイントから取り入れて、50〜60ヤードを得意距離にしてくださいね。

鈴木愛
●すずき・あい/1994年生まれ、徳島県出身。155cm。

ささきしょうこ
●1996年生まれ、兵庫県出身。170cm。2015年にプロ転向。

勝みなみ
●かつ・みなみ/1998年生まれ、鹿児島県出身。157cm。

木戸愛
●きど・めぐみ/1989年生まれ、神奈川県出身。172cm。2008年にプロ転向し、12年のサマンサタバサレディス優勝。

レッスン=田島創志
●たじま・そうし/1976年生まれ、群馬県出身。日大ゴルフ部を経て2000年プロ転向。03年の久光製薬KBCオーガスタ優勝。アマチュアレッスンにも精力的に取り組む。

構成=三代崇
写真=村上悦子、小林司
協力=サザンゴルフガーデン

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