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「フェスはタフなもの」と思っていたけど…北海道で初開催!屋内大型フェスの「心地よい余白」

  • 2026.10.18

北海道で「音楽フェス」と聞くと、広い野外会場を長時間歩き回り、汗や雨、ときに泥まみれになりながら楽しむ……そんな「野外フェスならではのタフな光景」を真っ先に思い浮かべる道民の方も多いのではないでしょうか。

先日、大和ハウス プレミストドーム(札幌ドーム)で開催された北海道初開催の音楽フェス「SBI MUSIC CIRCUS HOKKAIDO -DAYBREAK-」に行くことになった私も、まさにその一人。

一体どんなフェスなのか…待っていたのは、天候や過酷な移動を気にせず、気ままに音に浸れる「全天候型・屋内フェス」ならではの魅力でした。

実は10年以上の歴史「SBI MUSIC CIRCUS HOKKAIDO -DAYBREAK-」北海道初開催!

Sitakke

「SBI MUSIC CIRCUS」は大阪で生まれ、これまで全国でのべ30万人を動員してきた実績があるイベント。
北海道で開催されるのは今回が初めてです。

K-POPを中心に豪華アーティストが集結する大型フェスとあって、開場前には若い女性を中心に入り口周辺は大にぎわい!

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この輪の中に混じって「立ちっぱなしで最後まで持つのだろうか」「若い人ばかりの雰囲気に押されてしまわないか」と、半ば圧倒されつつ現地へと足を運んでみたのですが…

実はまったり?親子連れから男性ペアまで混ざり合う温かい会場

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開場直後のドーム内に足を踏み入れて、まず驚いたのがその雰囲気でした。

「K-POPメインのフェス」と聞いていたので、勝手なイメージで「若い女の子たちでぎっしり埋め尽くされているのでは」と思っていたのですが、目の前に広がっていたのは思いのほか「まったり」とした、落ち着いた光景でした。

アリーナの前方・後方エリアにゆったりと人が集まっています。

そして何より印象的だったのが、客層の幅広さです。

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おしゃれな若い女性グループはもちろんですが、意外にも男性2人組や、お母さんとお子さん、あるいはお父さんと娘さん2人といったファミリー層の姿が目に留まりました。
中学生くらいのお子さんと一緒に来られたお母さんや、少し年配の方の姿も見受けられます。

会場で声をかけた、娘さん2人と参加していたお父さんは「普段は普通のコンサートに行くくらいで、こういうフェスは初めてなんです。子どもが行きたいと言うので一緒に来ました」と話します。

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我が子が推すアーティストを目当てに、家族みんなで休日のお出かけとしてフェスを楽しむ。
オフィシャルグッズショップからキッチンカーまであるので、まるで大通公園にでも来たかのような、穏やかで「ウェルカムな空気」が流れていました。

地元・札幌のサウンドと至高の歌声が響く、圧巻のオープニングアクト

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会場アナウンスが「こまめな水分補給をお忘れなく。無理をせず最高の1日にしましょう!」と呼びかける中、いよいよ記念すべき「DAYBREAK」の幕が上がりました。

メインのアーティスト陣に先駆け、オープニングアクトのトップバッターとして登場したのは、札幌を拠点に活動するサウンドユニット「Resonance(レゾナンス)」。
ヴァイオリニストのEruさんとドラマーのReitoさんによる2人組です。

「北海道を盛り上げたい!」というあいさつとともにスタートしたパフォーマンスは、ヴァイオリンの美しい旋律とドラムの躍動的なビートが交差し、ドームの広い空間を一気に温めていきました。

地元のアーティストが最初にステージに立ち、会場の温度を上げていくストーリーには、道民としても胸が熱くなるものがありますね。

続いてステージに登場したのは、同じくオープニングアクトとして名を連ねるシンガー・花耶さん。

人気アニメの主題歌を手掛けていることもあってか、ファンと思しき男性2人組の姿も。
イントロが流れた瞬間、周りの視線など気にせず声援を送り、曲の振りに合わせて楽しそうに手を動かす彼らの姿がとても印象的です。

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その圧倒的な透明感とエモーショナルな歌声がドームいっぱいに響き渡ると、会場全体が優しく吸い込まれるような感覚に包まれました。
その圧倒的な歌唱力には、思わず肌が粟立つほど。

「特定ジャンルのファン」だけにとどまらず、アニメファンも、至高の歌声に酔いしれたい大人も、誰もが自分の「好き」を持ち寄って楽しめる多面的なステージ設計になっているのだと実感しました。

フードエリアが見せた「絶妙な余白」

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本編が始まるころには、会場のギアもさらに上がっていきますが、ここで私自身が一番感動した「会場の快適さ」について触れさせてください。

ステージから少し離れたアリーナエリアには飲食用のフードエリアが設けられていて、自由に座れる椅子とテーブルが用意されていました。

どんなに楽しくても、立ちっぱなしで何時間も過ごすのはやっぱりつらい…。
そんなときにこのスペースのおかげで、疲れたらテーブル席でおいしいものを食べながら一息つき、体力を回復させつつ音楽に耳を傾けるという最高の過ごし方ができました。

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ステージの間近で爆音と熱気を浴びるのもフェスの醍醐味ですが、少し後ろのテーブル席でドリンクを片手に「まったり」と音楽を楽しむ。
この圧倒的な「自由さ」と「選択肢の多さ」こそ、単独ライブとは違うフェスならではの魅力ではないでしょうか。

広いドームで「心地よい余白」が作られているからこそ、子ども連れも腰痛持ちも、自分のペースで無理なくフェスに参加できるストレスフリーな居心地の良さが生まれていたのです。

世代もジャンルも国境も超えて 圧倒的な一体感!

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そしてステージは、いよいよ待望のメインアーティストたちへ。

弾けるようなパフォーマンスで華やかにドームを彩った「H//PE Princess(ハイププリンセス)」に続き、「VAYONN(ベイヨン)」が登場すると、会場からは一斉に黄色い歓声が上がりました。

洗練されたダンスとルックスに、若い女性はもちろん、少し年配のお客さんまで目を輝かせて歓声を送っています。

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パフォーマンスが終わると、入れ替わるように人の流れがスムーズにできていく様子も、大型野外フェスを彷彿とさせ、「あぁ、いま自分はフェスの中にいるんだ」という実感が湧いてきます。

また、LDH JAPANに所属する10人組ダンス&ボーカルグループ「THE JET BOY BANGERZ」のパートでは、プロならではの圧倒的な巻き込み力に脱帽しました。

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コール&レスポンスや手拍子が巧みで、座席に座っていた観客までもが自然と立ち上がり、体を揺らし、最後には一緒になってジャンプ!

先ほど話を聞いたお父さんがお子さんを抱いてノリノリで体を揺らしている姿が見え、気づくと私もリズムに体を委ねていました。

続いて登場した「cosmosy(コスモシー)」のステージも強烈でした。
K-POPの文脈を感じさせるスタイリッシュなパフォーマンスを披露する彼女たちですが、メンバーは日本人。

ここでふと、「ジャンルや国境、メンバーの国籍なんて、本当はどうでもいいことなんだな」という当たり前の事実に気づかされます。
楽曲が良くて、パフォーマンスが魅力的であれば、理屈抜きで人は惹きつけられ、評価される。
そんな音楽の純粋なパワーを、彼女たちのステージから突きつけられた気がしました。

誰もが自分らしく楽しめる、新しいフェスのスタイルを札幌で

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イベントは「オールナイト」で続きました!

「SBI MUSIC CIRCUS HOKKAIDO -DAYBREAK-」を通じて感じたのは、フェスというイベントの「懐の深さ」でした。

必死になって前方に押し寄せなくてもいい。
フードエリアの椅子に座って、おいしいごはんを食べながら聴いてもいい。
子どもと一緒に手拍子を打っても、推しのカラーライトを振りかざしてもいい。
そこには、あらゆる世代やカルチャーを受け入れる、どこか温かい「余白」がありました。

「フェスは体力的に厳しそう」「若い人ばかりで浮いてしまうかも」

そんな風に躊躇している人にこそ、ぜひ知ってほしい空間です。
好きな音楽を、好きなペースで、大切な人と一緒に楽しむ。

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札幌の地に響き渡ったこの新しいイベントは、「音楽フェスの新しい楽しみ方」を教えてくれたような気がしました。

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文・取材:ゆきお

編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容はイベント開催時(2026年9月)時点の情報に基づきます。

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