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「練習を休ませたくない」娘のアイスホッケーの練習ために車中泊を続けた母→熱中症で下した判断とは

  • 2026.10.18

これは、私の娘が小学2年生の夏の話です。娘が通うアイスホッケーの練習会場は高速道路で片道1時間の場所にあり、週末は会場の近くで車中泊をしていました。練習を一度も休ませたくないと動いていた私は、車中泊用のマットを干す作業で熱中症になります。水を飲んでも冷却シートを貼っても戻らない体で下した判断とは──。

週末の車中泊とマットの洗濯

これは、私の娘が小学2年生の夏の話です。

当時は九州に住んでいて、娘が通うアイスホッケーチームの練習会場は、自宅から高速道路で片道1時間でした。高速代とガソリン代を抑えるため、週末は会場の近くで車中泊をします。後部座席をフラットに倒し、敷きマットを広げて娘と二人で眠る生活です。練習を一度も休ませたくないという気持ちから、週末の予定は練習を軸に組んでいました。

その週の金曜日、朝から晴れているのを見て、私はマットを洗うことにしました。風呂場で洗い、水を吸って重くなったマットを2階のバルコニーに運んで広げるまで、1時間かかりました。

冷却シートでは戻らなかった体

その晩から頭痛がひどくなり、体は重だるく、熱がこもったような状態が続きました。

熱中症かもしれないと水分を多めに摂り、市販の冷却シートを額に貼って寝ましたが、翌朝も変わりません。

土曜はその状態のまま練習場へ移動し、その夜もいつも通り車中泊をしました。迎えた日曜は、立ち上がるのがやっとです。

いつもはリンクサイドのフェンス越しに練習を見ていますが、この日は日陰に車を停め、後部座席で横になって待つことにしました。そう伝えると、娘は「もちろんいいよ! 体調悪いのに連れてきてくれてありがとう」と言って、防具を抱えてリンクへ入っていきました。

陸トレに行かせるかどうかの判断

この日は氷上練習のあと、別会場の河川敷で陸上トレーニングが控えていました。ラダートレーニングや、陸用のパックでハンドリング練習をする時間です。

ただ、陸トレが終われば、そこから高速道路を1時間走って帰ります。運転するのは私だけで、その時間までに体調が戻っている保証はありません。

私は陸トレを見送り、氷上練習が終わり次第帰宅すると決めました。娘に伝えると、「いきたかった…」とこぼします。それでもすぐに「仕方がないね」と言って、自分の防具を車に積み込みました。

週明けに病院で打った点滴

帰宅しても体調は戻らず、日曜だったため近くの病院はどこも休診日です。

週が明けた月曜の朝いちばんで病院へ行くと、そのまま点滴を打つことになりました。水を飲んで休んでいれば戻ると思っていた体調は、病院で処置を受けるところまで来ていたわけです。

娘の練習を一度も休ませたくないと動いていた私が、結果として娘の陸トレを1回分なくしました。送迎も、防具の積み下ろしも、遠征の運転も、支える側の体が動くことが前提です。子どものために動き続けることと、自分の体調を保つことは切り離せないと、この一件で分かりました。

【体験者:30代・女性、回答時期:2026年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Qolyコラムニスト:村岡栞里 - Qoly-Sports&the Style

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