1. トップ
  2. エピソード
  3. 「次、いつ会える?」初めて会った年上男性に聞かれた私。かばんに入れられた千円札を見て、スマホを取り出した理由

「次、いつ会える?」初めて会った年上男性に聞かれた私。かばんに入れられた千円札を見て、スマホを取り出した理由

  • 2026.10.18

初めて会った男性との会計

しばらくやりとりを続けていた年上の男性と、初めて会った日のことです。

実際に会ってみると話も弾み、私は「この人とは、いい関係になれるかもしれない」と感じていました。

一軒目の居酒屋では、会計が6,000円ほどになりました。

男性が現金でまとめて払いたいと言うので、私は自分の分として3,000円を渡しました。

割り勘は当然だと思っていたので、特に気になりませんでした。

ところが、二軒目のお店で少し様子が変わりました。

会計は4,000円ほど。現金しか使えないと分かると、男性は財布をのぞき込み、肩をすくめました。

「あ、現金だけか。ごめん、今あんまり持ってなくて。あとで渡すから、いったん払ってもらっていい?」

「うん、いいよ。あとでお願いね」

私は4,000円を立て替えました。男性もあとで返すと言っているし、そのときは深く考えていませんでした。

店を出ると、男性は「コンビニでお金おろしてくる」と言いました。

一緒にコンビニへ入ると、男性はお金をおろしたあと、自分と私の分の水とアイスを手に取りました。

そして、レジに並んでいた私に商品を差し出したのです。

「あ、これもお願い。ついでだから」

「えっ、これも私が払うの?」

少し戸惑いましたが、結局その会計も私が済ませました。

ところが、コンビニを出た直後のことです。

男性は私のかばんに千円札を一枚差し込み、明るい声で言いました。

「はい、さっきの分ね!」

「えっ、千円……?」

二軒目は4,000円だったので、割り勘なら男性の負担は2,000円です。コンビニで買ったものの代金もあります。

お金をおろしたばかりなのに、なぜ千円だけなのか。私は思わず男性の顔を見ました。

改札前で見せた会計のメモ

「あの、さっきのお店のお金なんだけど……」

「あ、そうだ。今度行きたい店があるんだよね」

男性は私の言葉を遮るように、次の予定の話を始めました。

今ここで言っても、ちゃんと聞いてもらえるのだろうか。そんな気持ちになり、私はそれ以上言い出せませんでした。

そのまま駅まで歩き、改札の前に着いたときです。

男性が笑顔で聞いてきました。

「ねえ、次はいつ会える?」

私は少し迷ってから、携帯電話を取り出しました。

実は、お金を使ったらその場で金額をメモするのが私の習慣です。この日も、それぞれの会計を記録していました。

その画面を男性に見せながら、私は言いました。

「次の約束の前に、今日のお金、ちゃんと精算してほしいな」

「えっ?」

「二軒目だけでも、あなたの分は2,000円だよね。さっき千円もらったけど、まだ足りないよ。コンビニの分もあるし」

男性は画面に目を落とし、少し気まずそうな顔になりました。

「ああ……そうだね」

「ちゃんと精算できたら、次のことも考えるね」

男性は何か言いかけましたが、結局それ以上の言葉はありませんでした。

「じゃあ、今日はここで。気をつけて帰ってね」

私は携帯電話をしまい、改札を通りました。

振り返ると、男性はまだその場に立っていました。先ほどまでのモヤモヤが少し晴れ、私は思わず小さく笑ってしまいました。

その夜遅く、男性から不足していた分のお金が送られてきました。特にメッセージはありませんでした。

結局、それきり男性から連絡が来ることもありませんでした。

最初は話が合うと思っていた相手でしたが、お金のやりとりを通して、ずいぶん印象が変わってしまった一日でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ