1. トップ
  2. 『波うららかに、めおと日和』が帰ってきた! 芳根京子、本田響矢が語る作品愛

『波うららかに、めおと日和』が帰ってきた! 芳根京子、本田響矢が語る作品愛

  • 2026.10.17

昨年、“うぶきゅん”旋風を巻き起こした『波うららかに、めおと日和』が帰ってくる。

昭和初期を舞台としたある1組の夫婦の物語が、令和の時代になぜここまで多くの人の心を動かしたのか。それは、お互いを大切に思う夫婦の姿に、私たちが忘れかけていたものを思い出したから――。

便利になればなるほど希薄になっていく人間関係。見失ってしまう当たり前の日常の尊さ。大切な人をただ大切にするために、必要なことは何なのか。主人公・江端なつ美役を演じる芳根京子と、なつ美の夫・瀧昌役を演じる本田響矢に話を聞いた。

Hearst Owned

久々の「問題ありません」に「誰?」って震えました(笑)

―いよいよ待望の続編がスタートとなります。

芳根 別の現場で「続編ないの?」と聞かれるたびに「実はあるんです」と言えないもどかしさがあったので、発表のときはちょっと肩の荷が下りたような気持ちでしたね。

本田 情報解禁の前日に、ドラマ公式SNSで居間の写真だけがポンッとアップされたんですよね。 そしたら、ファンのみなさんが次々と「なんだなんだ?」と反応してくださって。僕も同じように「なんだなんだ?」ってなっていました(笑)。

芳根 あはは。確かにドキッとしたよね、あれ。

本田 次の日、正式に続編決定のお知らせをみなさんにお届けしたときも、「待ってました!」とたくさんの人が喜んでくださって。周りのスタッフの方や他の作品で共演させていただいた方からも「続編楽しみにしてるね」という声をいただけて、それがすごくうれしかったです。

YOKO YAMASHITA

―もうクランクインされたとのことですが、すっと『めおと日和』の世界に戻ることはできましたか。

芳根 家のセットの中に入った瞬間、「これこれ!」っていろんなものが一気に甦ってきました。実はインする前はちょっとドキドキしていたんです。でも、お着物を着て、ヘアメイクをしてもらって、あの家の中にいて、隣に瀧昌さまがいれば、自然と戻れるなって。私たちの日常に帰ってきたような安心感がありました。

本田 僕も初日まではすごくドキドキしていました。でも、初日の撮影がずっとなつ美さんとのシーンだったんですよね。なつ美さんと会話をした瞬間、それまで抱えていた不安とかモヤモヤが晴れて、「これだ」という感覚になれた。なつ美さんとやりとりをしているだけで、大丈夫だなと思えたし、この先の撮影が一気に楽しみになりました。

©フジテレビ

芳根 どっちかと言うと、ティザー映像の撮影のほうがドキドキしていたかも。

本田 そうでした(笑)。

芳根 まだお互いが他の作品に入っている中での撮影ということもあって、ちょっとぽわぽわしていたところがあって。

本田 瀧昌の「問題ありません」がすっごいふわふわしちゃって(笑)。

芳根 本田くんでもない、瀧昌さまでもない、新しい人物の「問題ありません」を聞いた瞬間、すっごい怖かった(笑)。

本田 僕も不安になってしまいました(笑)。

芳根 震えたもん、「誰?」って(笑)。初めましてみたいな人が現れたから。

本田 本当に(笑)。どうなっちゃうんだろうと初日までずっとドキドキしていたのですが、大丈夫でした!

芳根さんは汗をかかないんだと思っていました

―前作を経て再びの共演ということで、お二人の関係性にも変化はありますか。

芳根 本田くんはいい意味で変わらないです。前作からここまでの1年ちょっとの間で、すごくたくさんの経験をしてきたと思うので、ツンツンしてたらどうしようってちょっと心配してたんです(笑)。そしたら、何も変わらずにいてくれて。まだ撮影が始まって2週間くらい。ここからまたいろんな経験を積んできたんだなというところが見えてくると思うので、それが楽しみですし、私も負けないように頑張らなきゃと思います。

本田 芳根さんは……そうですね……(と、考えて)は。

芳根 (すかさず)「は」? 「は」ってなんだろう?

本田 (さらに考えて)……か?

芳根 (すかさず)「か」?(笑)

本田 変わらないでいてくださるなと。変わらず太陽だなと思っているのですが、発見がありまして。

芳根 わかった、何を言うか。私が汗をかくことに驚くんですよ(笑)。

本田 汗をかいたところを初めて見て。前作では見たことがなかったので、芳根さんは汗をかかないんだと思っていました。

芳根 かくよ(笑)。

本田 そこが前作との違いです。

芳根 前作はロケの時期が寒かったんです。だから、そうですね、変わったのは撮影の時期です(笑)。

©フジテレビ

―続編でも、可愛い“うぶきゅん”を楽しみにしています。

本田 1話から「確かにこれはドキドキするな」「でも前作でやってなかったな」というシーンが出てきます。

芳根 確かに! あ、これまでやってなかったんだってなったね。

本田 すごく二人らしい感じで。みなさんにも新鮮に楽しんでいただける“うぶきゅん”がいっぱいちりばめられているんじゃないかと思います。

芳根 私は2話のあるシーンの“うぶきゅん”が好きでした。原作にもあるんですけど、撮っているときに現場では大笑いが起きて。きっとどこのことを言ってるのか観ていただいたらわかると思うので、楽しみにしていてください!

ロケでは白の軍服がレフ板になっています(笑)

―ちなみに、瀧昌さまといえば黒の軍服姿と白の軍服姿があります。芳根さんはどちらの瀧昌さまがお好きですか。

芳根 “黒まさ”か“白まさ”ですか? どっちも似合うよね。

本田 本当ですか。

芳根 でもやっぱりインパクトがあるのは全身白かな。

本田 靴まで白ですからね。

©フジテレビ

芳根 そうそう。黒は学生服やスーツでも馴染みのある色かなと思うけど、あの白が似合うのはさすがだなと思います。

本田 ありがとうございます。最初は白の軍服を着るときはちょっとふわふわした気持ちになっていたのですが、続編ともなるとだいぶ馴染んできました。

芳根 白の軍服で一緒にロケに行くと、めっちゃ眩しいんですよ。隣で光をいただいているので、ありがとうって言いました(笑)。

本田 レフ板になっています(笑)。

―なつ美さんのお衣装も定番のお着物からモダンガール風の洋装までさまざまです。本田さんは、和洋どちらのなつ美さんがより魅力的ですか。

本田 これ、難しくて……。個人的には、前作で職場になつ美さんが遊びに来てくれた回があったのですが、あのときのおめかししたなつ美さんが好きです。髪型もいつもと違って。

芳根 ポニーテールだったかな。

本田 ポニーテールでした。新鮮でした。

©フジテレビ

芳根 なつ美のお衣装はどれも素敵ですよね。今日のこのお着物も合わせが絶妙で、お着物の柄も帯も綺麗。いつも着せていただくたびにワクワクします。しかも、そのときのなつ美の気持ちに寄り添ったお着物を選んでくださるんですよ。この間、瀧昌さまを待ってるシーンを撮影したんですけど、お着物の柄がトンボで。同じように邦光さんの帰りを待つ郁子さんのお着物にもトンボがいたんです。そうやってお着物からも気持ちをつくれるので、ありがたいなと思います。

―軍靴の足音が近づく中、描かれる夫婦のささやかな日常の幸せが『めおと日和』の魅力の一つです。お二人が、最近幸せを感じた出来事があれば教えてください。

芳根 私は今の現場ですね。またみんなで集まれる喜びを感じますし、情報が出るたびに視聴者のみなさんが喜んでくださるのも、本当に幸せだなと思います。そして、どれも決して当たり前のことじゃない。台本を読むたびに作品から幸せをいただいているのですが、それだけではなく、『めおと日和』という作品に関わることによって味わえる幸せというのがあるなと実感しています。

本田 僕も同じです。『めおと日和』の現場ってすごく幸せなんです。お互いがお互いを尊重し、みんなが同じ方向を向いて進んでいる。前回と同じスタッフさんもいらっしゃれば、今回初めてご一緒するスタッフのみなさまもいらっしゃるのですが、そんなことは関係なく、ワンチームで作品をつくっているなと感じられるこの時間こそが、役者としてすごく幸せだと思っています。

否定せず、味方でいる。それが、“瀧なつ”の絆の秘密

―なつ美と瀧昌の関係性も素敵ですよね。そんな“瀧なつ”から感じた、パートナーシップを築いていく上で大切なことを教えてください。

芳根 絶対に相手を否定しないこと。何があってもお互いの味方であること、ですね。いつでも相手を思う気持ちの強さが、二人の絆の深さになっている。そして、そんな絆の支えとなっているのがコミュニケーションなのかなと思います。

本田 僕は思いやりの気持ちってすごく大切だなと、二人を見ていて思います。お互いに向けてかける言葉の一つ一つに、相手のことを大切に思う気持ちが表れている。そういうところが素敵ですね。

©フジテレビ
©フジテレビ

―お二人にも、仕事の現場などで他者と信頼関係を築く上で大事にしていることはありますか。

芳根 できるだけ視野を広く持つようにしています。全員は難しいかもしれないけど、一人でも多くのスタッフさんに「この作品に関わってよかったな」と思ってもらえることが、座長として現場にいるときに私がいちばん望むこと。そのためにも、できるだけいろんな人とコミュニケーションをとるように心がけています。

―今回も“おはようハラスメント”(前作で芳根さんが実践していた、大声で挨拶する習慣のこと)は行うんですか。

芳根 ね?(本田さんに向けて)しますか?(笑)

本田 あはは。

芳根 今回から参加されるスタッフさんがいることもあって、ちょっと迷っていて。初日は大声を出したんですけど、2日目からひよりましたね(笑)。

本田 いいと思います。1日のエネルギーって決まっているので、あんまり無理はなさらないで。

芳根 あはは。でも朝の「おはようございます」と昼休明けの「こんにちは」はやるようにしてます。やっぱりコミュニケーションは挨拶からなので。

©フジテレビ

本田 僕が意識しているのは、一歩踏み込むことですね。僕自身、人見知りで、相手の懐に一歩踏み込むのが人よりもちょっと遅い性格なんです。しかも役や作品によってはあんまりコミュニケーションをとらないほうがいい場合もあるので、そういうことを考えると余計に声をかけるのをためらっちゃうのですが、お互いの連携やキャッチボールが重要になってくる作品に関しては、なるべく頑張るようにしています。

―確か芳根さんももともとは人見知りだったとおっしゃっていましたよね。

芳根 人見知りです。でも自分が座長の現場だと人見知りなんて言っていられないというか、人見知りは理由にならないなと思うようになりました。せっかくご縁があって集まった座組みなのに、距離が遠いまま終わってしまったらもったいない。そこはもう人見知りだからなんて弱音は後回しにして、とにかく自分から話しかけるようにしています。

YOKO YAMASHITA

―人見知りの本田さんは、話しかける前に話題とか考えるんですか。

本田 考えますね。自分のラジオでも、最初に話しかけるときの一言で何かいいのがあるか、リスナーさんから募集して。

芳根 何か刺さるものはあったの?

本田 「イチローさんって、イチローなのに実は長男じゃないんだよ」っていう話題があって。

芳根 初対面でその話をするの? 「初めまして。イチローさんって長男じゃないんですよ」って?

本田 はい。それを1回使ってみたのですが、「そうなんだ」で会話が終わっちゃって。そんなに縮まらなかったです(笑)。

Photo YOKO YAMASHITA Interview&Text YOSHIAKI YOKOGAWA

『波うららかに、めおと日和』続編

昭和十二年を舞台に主人公・江端なつ美(えばた・なつみ/芳根京子)と、帝国海軍に勤める夫・瀧昌(たきまさ/本田響矢)の初心(うぶ)な夫婦の“恋”物語を描く。昨年春に放送された一作目では、一大うぶきゅんブームを巻き起こした作品が、10 月期「木曜劇場」にてカムバック。前作の爽やかな春の風から一転、本作で描かれるのは、黄金色に色づく景色のように、より深みを増していく二人の甘い時間。舞台となる“昭和十二年”でも、なつ美と瀧昌のどこまでも初々しく、もどかしい姿は変わらない。

2026年10 月15 日スタート 毎週(木) 22 :00~22 :54 フジテレビ系にて放送。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ