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「あの子、あなたの彼氏狙ってるよ」と忠告した友人が、数日後に駅前の店で私の彼と向かい合っていた話

  • 2026.10.18
ハウコレ

忠告してくれたはずの友人に送ったメッセージは、すぐに既読になりました。けれど先に届いたのは、友人からの返信ではなく、彼からの短い連絡でした。

駅前のコーヒーショップの窓際に、見慣れた2人の横顔がありました。向かい合って座っていたのは、私の彼と、大学時代からの友人です。テーブルの上では、彼のスマホが友人のほうへ向けられていました。店の前を通り過ぎ、私はそのまま改札へ。

忠告をあっさり流した日

その数日前、友人といつものカフェで会っていました。話題は、仕事の締め切りで私が行けなかった、大学のサークルのOB会のこと。友人によると、サークルの後輩が会の間ずっと彼の隣に座り、「今度2人で飲みに行きましょう」と誘っていたそうです。

「あの子、あなたの彼氏狙ってるよ」

友人はカップを置いてから、そう言いました。

後輩は昔から人懐っこく、誰とでも距離が近い子です。飲み会で隣に座っていたくらいで、彼を疑う気にはなれませんでした。

「彼のこと、疑いたくないんだよね」

そう返すと、友人は「そっか」とだけ言って、話題を仕事の愚痴に切り替えました。あっさり引き下がったのが少し意外で、それでも店を出る頃には、その話をほとんど気にしていませんでした。

忠告してくれたはずの友人の正面にいたのは彼

あの日、仕事帰りに駅前を通ったのは偶然です。ガラス越しでは声も聞こえず、2人が何を話しているのかは分かりませんでした。

帰りの電車で、カフェでの友人の顔を何度も思い返しました。忠告してくれたのは友人なのに、その友人が私に何も言わずに彼と会っている。「あの子」とは、本当に後輩のことだったのだろうか。考えがそこへ行き着くたびに、つり革を握り直しました。

家に着き、友人とのチャット画面を開きました。「今日、駅前にいたよね」と打ち込むまでに、何度も文面を消しては書き直したのです。送ると既読はすぐについたものの、返信は来ないままでした。

彼がこちらへ向けた画面

しばらくして届いたのは、彼からのメッセージでした。

「このあと、少し話せる?」

部屋に来た彼は、座るより先にスマホをこちらへ向けました。並んでいたのは、後輩とのやりとりです。何度も届いていた誘いに、彼は「また今度ね」と返し続けていました。一番新しい返信だけが、違っていたのです。

「2人では行けない。彼女がいるから」

今日、友人に呼ばれて駅前の店で会っていたこと。言いにくそうに彼が話したのは、それだけでした。店で友人と何を話したのか、それ以上は聞けませんでした。

テーブルに出したままの麦茶に口をつけたのは、彼が帰る支度を始めてからです。

そして...

彼が帰ったあと、友人から返信が届きました。

「黙って会ってごめん。ちゃんと話したい」

「今度、ちゃんと聞かせて」と返して、スマホをテーブルに伏せました。

しばらくして、友人から会う日と店の名前が届きました。手帳を開き、その日に小さく丸をつけました。

後輩への返信を見たあとも、分からないことが1つ残っています。カフェでは「そっか」とあっさり引き下がった友人が、どうして私ではなく彼に会いに行ったのか。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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