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「自分ばっかり払ってる」恋人との生活費は私ばかりが負担しているはず…手書きの家計表を作って話し合った夜、思わぬ事実に気づいた

  • 2026.10.17

私ばかり払っている気がして

恋人と一緒に暮らし始めてから、家賃や光熱費、食費の多くは私の口座から支払っていました。

外食や買い物でも私が支払うことがあり、通帳を見るたびに残高が気になるようになりました。

「自分ばっかり払ってる」

ある夜、通帳を閉じたとき、そんな言葉が頭に浮かびました。

恋人を責めたいわけではありません。ただ、今の負担が本当に公平なのか、一度きちんと話しておきたいと思ったのです。

そこで私は、手書きの家計表を作ることにしました。

家賃、光熱費、食費、外食代。自分が支払ったものを一つずつ書き出し、電卓で合計していきます。

数字が増えるにつれて、やはり私の負担が大きいのではないかという気持ちも強くなりました。

何日か机に向かっていると、部屋をのぞいた恋人に声をかけられました。

「最近、夜遅くまで何してるの?」

「ああ、ちょっと計算してて。終わったら話すよ」

私は慌てて家計表を腕で隠しました。

話すときは感情的にならず、まず数字を見てもらおう。そう考えながら、切り出し方まで何度も頭の中で練習していたのです。

恋人が差し出したレシートの束

家計表が完成した夜、夕食の片づけを終えてから、私は恋人と向かい合って座りました。

「あのさ、生活費のことなんだけど。一度、一緒に見てもらっていい?」

「うん、いいよ。どうしたの?」

私は少し緊張しながら家計表を差し出しました。

恋人は黙って表に目を通していましたが、しばらくすると立ち上がり、棚の引き出しを開けました。

戻ってきた恋人の手には、輪ゴムで留めた分厚いレシートの束がありました。

「これも入れて計算してくれる?」

「え……何、これ?」

「帰りに買ってた食材とか、洗剤とか。現金で払った分だよ」

差し出されたレシートを見ると、食材やティッシュなど、普段から家で使っているものばかりでした。

「えっ、こんなに買ってたの?」

「うん。冷蔵庫の中身とか、結構買って帰ってたんだけどね」

その言葉を聞いて、私ははっとしました。

自分の口座から出ていくお金ばかりを気にして、恋人が現金で支払っていた分をほとんど把握していなかったのです。

私はレシートの日付を家計表の集計期間と照らし合わせながら、一枚ずつ金額を足していきました。

なかなか終わらない計算に、だんだん顔が熱くなってきます。

そして、すべて計算し終えたとき、私は電卓を見つめたまま固まりました。

恋人が負担していた金額は、私が支払っていた分とほとんど変わらなかったのです。

「……え、ほとんど同じじゃん」

私は恥ずかしくなって、家計表をそっと裏返しました。

すると恋人が吹き出し、私もつられて笑ってしまいました。

「ずっと、何て言おうか考えてたでしょ?」

「……ばれてた?」

「なんとなくね」

恋人は笑いながら裏返した家計表を引き寄せ、白い面にペンで線を引き始めました。

「じゃあ今度から、ここに二人分つけようよ」

「うん……そうしよう」

私はそう答えながら、もう一度レシートの束を見ました。

自分が払った金額は細かく覚えているのに、恋人が買ってくれたものには、こんなにも気づいていなかったのです。

あの夜から、生活費については二人の支払いを一緒に確認しようと思うようになりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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