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「6年生まで空いてるよね?」発表会で最前列を貸した私。わが子の出番が近づいても席を立たないママ友

  • 2026.10.17

朝から並んで確保した最前列の席

子どもの小学校で、学習発表会があった日のことです。

わが家には1年生と6年生の子どもがいて、発表は1年生から順番に行われる予定でした。

最初と最後の発表をしっかり撮影したかった私は、朝早くから並び、体育館の保護者席の最前列、真ん中の席を確保しました。

おかげで1年生の発表は、いちばん前からカメラに収めることができました。

ところが、1年生が舞台を下りたころ、2年生と4年生に子どもがいるママ友が私の席にやってきたのです。

「ねえ、1年生の発表、もう終わったよね?」

「うん、終わったよ」

「6年生まで空いてるよね?そこ、ちょっと座らせてもらってもいい?」

私は少し迷いましたが、6年生の発表まではまだ時間があります。

わざわざ6年生のことを確認してくれたのだから、その前には返してもらえるだろう。そう思って席を譲りました。

私はカメラを持ち、少し離れた壁ぎわの通路へ移りました。

しばらくすると、ママ友が後ろを振り返り、誰かを手招きしているのが見えました。

やってきたのは、私とは面識のない別のママ友です。

ちょうど隣の保護者が後ろへ移って席が空いたため、その女性も腰を下ろしました。

2人は並んでカメラを構え、ときどき楽しそうに話しながら発表を見ていました。

私はその様子を見ながら、6年生の出番が来たら声をかけようと思っていました。

6年生の出番直前、返ってこない席

発表が進み、いよいよ6年生の出番が近づいてきました。

ところが、席を借りたママ友は一向に立ち上がろうとしません。

私は最前列まで戻り、ママ友の横から声をかけました。

「あの、そろそろ6年生だから…」

すると、ママ友はちらりとこちらを見て、こう言ったのです。

「え、ちょっと待って。今いいところだから」

そう言って軽く手を振ると、また隣のママ友との会話に戻ってしまいました。

私は思わず、その場で立ち尽くしました。

最初に「6年生まで空いているか」と聞かれたから譲ったのに、まるで私が邪魔をしているような反応です。

舞台の袖には、6年生の子どもたちが並び始めていました。

もう遠慮している場合ではありません。

「ごめんね。6年生の発表は、ここで撮りたいの。そろそろ戻らせてもらえる?」

少しはっきりした声で伝えると、ママ友は驚いたように顔を上げました。

「えっ、そうだったっけ?」

隣のママ友も、カメラを持ったままこちらを見ました。

「え、今から代わるの?」

確かに、貸すときに「6年生の前には返してね」と明確に伝えなかったのは私です。

それでも、6年生までという話だったはずなのに…。どう説明すればいいのか、言葉に詰まってしまいました。

そのとき、すぐ後ろの列にいた保護者が声をかけてくれました。

「あの、こちらの方、最初はその席に座っていらっしゃいましたよね」

続けて、穏やかな口調で言いました。

「朝、並んでいるところも見かけましたよ」

反対隣の保護者も、静かにうなずいてくれました。

ママ友は周囲を見回し、気まずそうに口を閉じました。

そして隣のママ友と顔を見合わせると、2人ともカメラを下ろし、荷物をまとめて席を離れていきました。

私が元の席に座り直したとき、ちょうど6年生が舞台に並ぶところでした。

無事にわが子の発表を最前列から見届けることができ、ようやくほっとしました。

席を貸すだけの何気ないやり取りでも、戻るタイミングまできちんと伝えておくべきだったのかもしれません。

ただ、相手の好意で借りた席なら、その人が戻ってきたときに少し気にかけてほしかった。今でもそう思っています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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