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ショットがブレる原因は“目線”だった!美しいフィニッシュのポイントって?

  • 2026.10.16

イメージや感覚では「理解できない、実践できない」ことがゴルフには多々ある。それらをクリアにした1冊が『ゴルフスイング物理学』だ。「効率よくうまくなれる!」と評判の理論を紹介する。

クラブと腕の動かし方に合わせた体幹と下半身の使い方フィニッシュは「胸椎の伸展」で美しくなる

ショットがブレる原因は“目線”だった!美しいフィニッシュのポイントって?
右肩が目標を向くまで回ってきた段階では胸椎を伸展させることが前傾キープになる。そのためには胸椎の可動域を日常生活から心がけて改善しておくことが必要

「フィニッシュが素人っぽく見えてしまうのが嫌だ」「プロのようなかっこいいフィニッシュを決めたい」。そんなお悩みをお持ちの方も多くいます。フィニッシュがかっこいいかどうかということに関し、全部が全部ではないのですが、胸椎が伸展しているかどうかというところが大きく影響しています。

胸椎というのは、首と腰の間の背骨です。「猫背」というのは多くの場合は胸椎が前に曲がっている状態を指しています。フィニッシュのときに胸椎が伸展(反る方向への運動)しているかどうかで、正面や後方から見て軸が保たれているかどうかが変化します。

先述したとおり、背骨というのは直線のまま回転するのではなく、カーブを維持して回転するものです。インパクトからフォローでは右のワキ腹を縮めた状態になっていて、フィニッシュではそこからさらに回転して右肩が前にきているので、最初につくったカーブを維持するためには胸椎を伸展させた状態にもっていく必要があります。

胸椎の伸展の可動域は、よほどケアしていかなければ加齢に伴い小さくなってしまいます。胸椎の伸展の動きが小さい状態で無理矢理マネしようとすれば、腰を反る動きに頼って大きな負担をかけることになり、腰痛の原因にもなりかねないので、注意が必要です。

胸椎を伸展させてフィニッシュをきれいに、という目標を実現したいならば、スイングの中で意識するのではなく、普段の生活から胸骨を上に向ける運動を意識的に行なってください。伸展の動きができるようになった状態でスイングを行い、「自然によくなった」という結果を目指していただければと思います。

頚椎を「胸椎の延長線上」に置く

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右に側屈した状態のときには、頭も右に傾いていい。首の軸を体幹の軸に沿わせるイメージ

スイング中における頭の位置についてですが、基本的には首の軸(頸椎)をスイングの軸に沿わせることを優先します。 アドレス時には、軽くアゴを引いた状態で胸椎の延長線上に頭を置きます。バックスイングでは左のワキ腹を縮めた状態で、胸椎が左にカーブしているので、首も少し左に傾きます。

そこからインパクト、フォローにかけては胸椎が右にカーブしているので、首も少し右に傾き、フィニッシュでも伸展した胸椎の上で頭の位置は少し後ろへ、そしてアゴが上がらないようにしておきます。頭は体重の約10%の重さを占めると言われ、5〜7キロの重量があるため、重心の位置に大きく影響を与えます。

ショットがブレる原因は“目線”だった!美しいフィニッシュのポイントって?
「目線を水平に」と考えると、側屈した体幹の軸に首の軸が沿わなくなる

その重さは、胸椎でつくったカーブの上に正しく乗せておくことで、フォローでの遠心力にも対応して軸を保つことができます。場面ごとに頭の位置を意識することはむずかしいですが、逆に「目線を水平にしなければならない」という先入観などで首の位置が崩れてしまっている場合もあります。

体の動きに合わせて自然な位置に置くということを優先して考えておくと、軸が崩れにくく安定したスイングを行うことができます。スイングによって首を痛めてしまう方は、軸の上に頭がなく、首のところで軸が折れた状態になっている場合が多いため、首の置き方をチェックしてみるとよいでしょう。

いかがでしたか? ぜひ、解説を参考にして、練習してみてください。

解説=小澤康祐
●おざわ・こうすけ/1987年生まれ、長野県出身。運動学、物理学などの視点でゴルフスイングを独自に研究。2015年よりYouTubeにて「ゴルフスイング物理学」のタイトルでレッスン動画を配信。チャンネル登録者は約5万4000人、視聴回数はのべ1000万再生以上を超える。アマチュアへの指導のほか、ティーチングプロの講習、ツアープロの動作改善指導なども行っている。

写真=高橋淳司

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