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朝4時におにぎりをにぎって現場へ向かうことも。「レシピを送って」と黒木華(36)が頼る実家の母の手料理

  • 2026.10.15
黒木華さん。

話題作への出演が続き、俳優としてますます存在感を放つ黒木華さん。高校時代の演劇部での経験をはじめ、今も変わらない芝居への思い、心をほどく料理の時間について伺いました。


演劇部での活動を経て、相手を理解する大切さを知った

黒木華さん。

――(前編で)自分の考えをまわりに押し付けるようなことはしないとおっしゃっていました。そうした冷静なスタンスはいつ頃から身についたものですか?

高校生の時に演劇部に所属していたのですが、その時は部員同士で結構ぶつかっていたんです。若かったですし、部活動に対する熱い想いを持っていたので、もうバチバチに(笑)。高校生がぶつかり合うことと、大人が相手の意見を認めないのは別ものではありますが、この映画でもみんなが自分の意見を曲げずに主張し合うのは、理解はできるんです。

ただ、部活と違って、お仕事ではぶつかっているだけでは解決できない局面がいろんなタイミングで出てきて、自分の意見だけでは変えられないことも増えてきますよね。そうした経験を重ねるなかでどんどん相手の意見を認められるようになっていったんだと思います。

相手の言っていることがどういうことなのかを自分なりに理解して、それでも理解ができないところは丁寧に聞いて。そういった経験を踏まえて、きちんとした相互のコミュニケーションができるようになっていきました。

―― 一方、演劇部で活動していた頃から今にいたるまで変わらないものはありますか?

お芝居を楽しむことですね。これはずっと変わりません。環境は変わっていっても、楽しい部分は必ず作るようにしています。

やっぱりお芝居が好きなんでしょうね。自分じゃない誰かを演じられるのも、あれこれみんなで作る過程も楽しい。作り上げたものをどなたかが見て受け取ってくれるというのは本当に幸せなことだなと思います。舞台出身なので、劇場に足を運んでくださった方々と、その場で物語を共有できるということにも感動します。舞台は「好き」の原点なので、一年に一度は舞台に立ち続けたいと思っています。

母に「レシピ送って」と連絡することも

黒木華さん。

――今年の夏に、料理エッセイとレシピ集『はるの献立日記』を上梓されました。朝4時に起きて鮭を焼いておにぎりをにぎって現場に向かうこともあるそうですね。お料理が好きになったきっかけを教えてください。

料理って、下ごしらえをしたり、調理したりと手を動かしているうちに無心になれるので息抜きになるんです。時間があるときはなるべく料理を作るようにしています。

あとは母が色々作ってくれる人なので、その影響があるかもしれません。実家で暮らしていたときに母が作ってくれていた料理が食べたくなったら、母に「レシピ送って」と連絡することもあります。

――最近作ったものでお気に入りだったお料理は?

母が東京に遊びに来てくれたタイミングで、一緒に餃子やニラ焼きを作りました。子どもの頃から大好きなんです。

ジャケット¥333,300、ベルト¥68,200/マリナ イー(ノースリバティ pr@northliberty-inc.com) イヤカフ¥84,000、ネックレス(長)¥248,000、ネックレス(短)¥384,000、リング(右手中指)¥84,000、(右手人差し指)¥96,000、(左手中指)¥90,000/シャルロット シェネ(シャルロット シェネ 青山店 03-6433-5955)

――お料理以外で、リフレッシュできることってありますか?

舞台や映画を観るのも好きですし、趣味でもあるのでよく観にいきますね。

――観劇すると、ついつい仕事のことを考えちゃいませんか?

観ている最中はそんなことはないのですが、観終わったあとにたまに「この役やりたかったな」、「私だったらどう演じるかな」と考えることはあります。

これからは、やったことのない役に挑戦してみたくて。意外とやっていない役がたくさんあるんですよ。お医者さんや刑事など。純粋なラブストーリーも挑戦してみたいですね。舞台もやり続けたいですし、Netflixなどの配信系にもチャレンジしてみたい。

それから、ジブリの『風の谷のナウシカ』をはじめて観たときに衝撃を受けて、それ以来ことあるごとに観返しているんです。宮崎駿さんが作り出す世界に一度でいいから関わってみたいという夢もあります。

――最後に、CREAではみなさんに旅に関することを伺っています。黒木さんはお時間ができたらどこを訪ねてみたいですか?

今年メインタワーが完成したサグラダ・ファミリアを見にスペインを訪ねてみたいです。リフレッシュできる趣味といえば、ダイビング。石垣島でダイビングの免許を取得して、メキシコでは洞窟をもぐったこともあります。なので、時間があったら海にもぐりにも行きたいです。

黒木華(くろき・はる)

俳優。1990年3月14日生まれ、大阪府出身。2010年、NODA・MAP番外公演「表に出ろいっ!」にて俳優デビュー。映画『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞。近年の主な作品に映画『アイミタガイ』、『マジカル・シークレット・ツアー』、『時には懺悔を』、ドラマ「光る君へ」、「銀河の一票」などがある。夏に初の著書『はるの献立日記』(飛鳥新社)を上梓。11/20公開の主演映画『日曜のあと』が控えている。

文=高田真莉絵 撮影=榎本麻美 ヘア&メイク=村上綾 スタイリスト=田畑アリサ

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