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「えっ?どこ行ったの?」迷子になった4歳の娘。館内放送を聞いて駆けつけた私が思わず苦笑いしたワケ

  • 2026.10.14

目を離したすきに消えた4歳の娘

昼下がり、30代の私は4歳の娘を連れてショッピングセンターへ買い物に来ていました。

日用品売り場で洗剤の詰め替え用を見比べている間、娘はすぐ横でカートの持ち手につかまっていました。

ところが、値段を確認して顔を上げると、娘の姿がありません。

「えっ?どこ行ったの?」

慌てて棚の裏をのぞき、通路の先を見渡しました。

それでも、小さな背中は見つかりません。

「ねえ、どこにいるの?いたら返事して!」

おもちゃ売り場やエスカレーターの前まで探し回りました。通りかかった年配のご夫婦にも尋ねてみましたが、二人とも首を横に振るばかりです。

娘は人見知りで、知らない大人に話しかけられるだけでも泣いてしまう子です。

きっと今ごろ、知らない場所で一人ぼっちになって泣いている。そう思うと、胸が苦しくなりました。

そのとき、天井のスピーカーから館内放送が流れたのです。

「迷子のお子さん、お菓子売り場でお預かりしています」

娘かもしれない。

「今行くからね…!」

私は祈るような気持ちで、お菓子売り場へ急ぎました。

泣いていると思った娘が、まさかの姿に

息を切らしてお菓子売り場に着くと、40代くらいの女性店員さんのそばに、見覚えのある小さな背中がありました。

「ああ、いた…!」

思わず声が出ました。

ところが、振り向いた娘は泣いていません。それどころか、にこにこ笑っています。

しかも、その手には顔ほどもある大きなぺろぺろキャンディが握られていました。

よく見ると、すでになめています。

娘は私に気づくと、キャンディを持っていないほうの手を元気に振りました。

「あ、ママ!こっちこっち!」

「えっ…ちょっと待って。それ、どうしたの?」

あまりに予想外の光景に、私は言葉を失いました。

すると店員さんが、少し困ったような笑顔で説明してくれました。

「見つけたときには、もう棚から取ったお菓子をなめていて…。でも、泣いたりはしていませんでしたよ」

「そうだったんですか…。すみません! 本当にありがとうございます」

娘が無事だった安心感で、膝の力が抜けそうになりました。

それと同時に、泣いて待っているとばかり思っていた娘が、未会計のお菓子を平然となめている姿がおかしくて、思わず苦笑してしまいました。

私は娘の前にしゃがみ、目を合わせました。

「ママ、すごく心配したんだよ。勝手に離れちゃだめ。それに、お店のお菓子はお金を払ってから食べるんだよ」

娘はキャンディを口から離すと、真剣な顔でこくりとうなずきました。

店員さんから包み紙を受け取り、私はレジでキャンディのお金をきちんと支払いました。

その間も娘は、大きなキャンディを大切そうに持っています。

そして帰り道、娘は私の手をぎゅっと握りながら、こんなことを言いました。

「ママ、迷子になったら、またお菓子売り場にいるね」

「いやいや、そこは待ち合わせ場所じゃないよ!」

思わず笑ってしまいましたが、もうこんな心配はしたくありません。

私は娘の小さな手を、もう一度しっかり握り直しました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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