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プラスチック使用量半減のフラワースリーブ「well-blooming ハーフスリーブ」発売

  • 2026.10.13

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同じ長さ・同じ本数・同じ花の種類の花束をパッキングした事例 (左奥)従来品(右手前)well-blooming ハーフスリーブ[/caption]

花の国日本協議会は、「サステナビリティ」と「ウェルビーイング」を2つの柱とする花業界の活動「well-blooming project(ウェルブルーミングプロジェクト)」を推進している。

同活動は、同協議会が事務局を務める「国産花き需要拡大推進協議会」が令和6年度より取り組んでいるもので、農林水産省「令和8年度持続的生産強化対策事業のうちジャパンフラワー強化プロジェクト推進」の助成を受けて実施している。

今回、これまでの活動の成果として、インパックと共同で、従来品に比べてプラスチック使用量を約5割削減した量販店向けフラワースリーブ「well-blooming ハーフスリーブ」を開発し、新発売した。

プラスチック使用量半減の「ハーフスリーブ」を商品化

「well-blooming project」では、花小売店におけるラッピング資材等の減プラスチック活動が先行している。

昨年令和7年度の事業内では、量販店のセルフ花売り場で多用しているOPPフィルム製のフラワースリーブについてもプラスチック使用量を減らすことができないか、という課題に着手した。

全国で年間約5億枚が使い捨てされていると推計されるフラワースリーブについて、紙化やバイオマスプラスチックの採用など各社の取り組みは進んでいるものの、フラワースリーブ全体における代替素材への切り替えは直ちには難しいのが現状だ。

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小田急OX新百合ヶ丘店の花売り場(2025年10月撮影)[/caption]

そこで、フラワースリーブの丈を短くする、OPPフィルムの厚みを薄くするといった、すぐに着手できる「Reduce(リデュース)」の工夫を発案し、令和7年度の事業で複数の量販店の花売り場にて実証実験を行った。

実験に参画したフラワースリーブの主要メーカーの一社であるインパックでは、その結果を経て、量販店に並ぶ花束のおよそ7割の商品群をカバーしている(※)汎用サイズの従来品(丈550×上幅300×下幅50mm)と比較して、プラスチック使用量を半減した「ハーフスリーブ」を商品化。10月の「3R推進月間」にあわせて発売する。

同商品には「well-blooming project」のロゴも入っており、同プロジェクト初の共同開発商品となる。

年間で約1,267トンのプラスチック削減につながる計算

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参加花店・企業用ステッカー[/caption]

実際の量販店の花売り場コーナーにおける実証実験では、顧客の声、店頭販売実績、店頭陳列時や花束加工時の現場での作業性など総合的に検証した結果、従来品のスリーブと遜色ないことが判明し、商品化の決め手となった。

汎用サイズの従来品から丈を短くし、横幅を狭めるとともに、OPPフィルムの厚みを40ミクロンから30ミクロンに変更したことで、フラワースリーブ一枚あたりの重量が7.01gから3.39gまで減り、プラスチック使用量を51.64%削減することができた。

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小田急OX新百合ヶ丘店の対象商品「季節の花束」(2025年10月撮影)[/caption]

販売価格も、比較対象の従来品の約2割安(販売サイト内価格)とし、切り替えを促しやすい価格設定だ(※)。

仮に、年間の廃棄枚数とされる5億枚のフラワースリーブのうち、7割の3.5億枚を本サイズに切り替えることができた場合、理論上は年間で約1,267トン(126.7万kg)のプラスチック削減につながる計算となる。

サイズダウンしても売り上げは遜色なしとの結果に

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東急ストアあざみ野店、店入り口の花売り場。同時期に設置した「使用済みスリーブ回収BOX」には、実施店舗の中で最も多くのスリーブが回収された(2025年11月撮影)[/caption]

昨年度、農林水産省「令和7年度持続的生産強化対策事業のうちジャパンフラワー強化プロジェクト推進」の活動の中で、首都圏の複数の量販店の協力のもと、有効寸法丈を500から350mmにサイズダウンしたフラワースリーブを使用した商品を実際に販売。

量販店の花売り場にて多用されているOPPフィルム製のフラワースリーブなど、プラスチック使用量削減に向けた取り組みとして実施された。

「季節の花束」など定番商品に使用し、一昨年度の同じ商品群の同期間売り上げ数量と比較することで、売り上げへの影響を検証したところ、スリーブをサイズダウンしても売り上げは遜色ないことが判明した。

また、売り場における花束の陳列作業の際も、スリーブ丈が短いことでフィルムの下部に水がつかないことで作業がしやすかった、といった現場の声があった。

さらに、花束をパッキングする花束加工場の加工ラインでもスムースに作業ができた、といった報告もあり、フラワースリーブのサイズダウンは概ね問題なしという結論に至った。

環境に配慮したフラワースリーブ「well-blooming ハーフスリーブ」に注目しよう。

well-blooming ハーフスリーブ販売サイト:https://www.impack.co.jp/?srsltid=AfmBOoqf5DHVpM12joikY-47-NNri2jmUZqQsk0cuu87f0c4TkVnUaP1

※インパック社調べ

(佐藤 ひより)

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