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「1万円くらいで細かいな。余裕ができたら返すよ」返済を先延ばしにした友人。2万円の靴を自慢された夜、私が返した一言

  • 2026.10.13

「来月返す」と言った友人の電話

2年前の月末の夜、学生時代から付き合いのある友人から電話がかかってきました。

近所のコンビニでもよく顔を合わせる仲です。

「悪いんだけど、今月の家賃が足りなくてさ。来月には絶対返すから、1万円だけ貸してくれない?」

困っている様子だったので、私はその日のうちに1万円を渡しました。

長い付き合いの友人ですし、約束どおり返してくれると思っていたのです。

ところが、翌月になっても返済はありません。

コンビニの前で顔を合わせたとき、思い切って尋ねました。

「そういえば、この前の1万円、どうなった?」

「ああ、あれね。ごめん、今ちょっと厳しくてさ」

申し訳なさそうに笑う友人を見て、私はそれ以上言えませんでした。

しかし、半年が過ぎてもお金は返ってきません。

その一方で、友人の身に着けるものは少しずつ新しくなっていました。

茶色の上着に、大きな文字盤の腕時計。

もちろん、何を買うかは本人の自由です。ただ、返済を待っている私としては、複雑な気持ちでした。

ある夜、コンビニの駐車場で、もう一度話を切り出しました。

「なあ、前に貸した1万円なんだけど。そろそろ返してもらえないかな」

すると友人は、面倒くさそうに手を振りました。

「1万円くらいで細かいな。余裕ができたら返すよ」

「いや、来月返すって言ってたよな?」

「だから、今は無理なんだって」

あまりにあっさりした返事に、私は言葉を失いました。

お金を貸した側なのに、こちらが悪いことをしているような気分です。

結局、その場でも返してもらえず、貸してから2年が過ぎてしまいました。

1万円も大切なお金ですが、それ以上につらかったのは、長年の友人に約束を軽く扱われていることでした。

2万円の靴を自慢する友人に返した一言

そんなある夜、いつものコンビニに立ち寄ると、駐車場に友人がいました。

隣には、職場の後輩だという30代くらいの男性が立っています。

私に気づいた友人は、うれしそうに足元を指さしました。

「見てよ、これ。新しく買ったんだ。2万円したんだぜ」

真新しい靴を見せながら、得意げに笑っています。

「いいっすね、先輩。かっこいいですね」

後輩に褒められた友人は、さらに機嫌がよくなったようでした。

そして、私の履いていた古い運動靴に目を向けます。

「お前もさ、たまにはいいもの履けよ」

その言葉を聞いた瞬間、私はもう黙っていられませんでした。

友人の新品の靴を見てから、顔を上げて言いました。

「2万円の靴が買えるなら、2年前の家賃の1万円も、もう返せるな」

友人の笑顔が消えました。

隣にいた後輩も驚いたようで、友人の顔を見ます。

「え、先輩。家賃のお金、借りてたんですか?」

「いや、まあ…ちょっとな」

「2年前に貸したんだけど、まだ返してもらってないんだ」

私がそう伝えると、友人は気まずそうに目をそらしました。

店から出てきた客が、こちらをちらりと見て通り過ぎていきます。

少しの沈黙のあと、友人は財布を取り出しました。

そして、1万円札を1枚抜いて差し出してきたのです。

「……分かったよ。これでいいだろ」

「うん。これで貸し借りはなしだな」

私はお札を受け取り、財布にしまいました。

後輩は何も言わず、友人から少し距離を取っています。友人も、さっきまで自慢していた靴を見つめたままでした。

ようやく戻ってきた1万円。けれど、2年間も返済を待たされ、何度も催促しなければならなかったことは忘れられません。

友人だからこそ、約束はきちんと守ってほしかった。財布にしまったお札を見ながら、そんな気持ちが残りました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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