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「1歳半の子のすることだから、まあいいじゃない」息子を突き飛ばされても笑っていた母親に、職員が返した一言

  • 2026.10.13
「1歳半の子のすることだから、まあいいじゃない」息子を突き飛ばされても笑っていた母親に、職員が返した一言

積み木で遊んでいた長男が、突然押されて

長男が小さかったころ、私は昼になると子育て支援センターへ通っていました。

マットが敷かれた遊びの部屋には、いつも数組の親子がいます。

なかでもよく話していたのが、30代くらいの母親でした。その人の娘は、長男と同じころに生まれた子です。

ある日、長男が部屋の真ん中で積み木を並べていると、その女の子が突然走ってきました。

そして、何の前触れもなく長男の体を両手で強く押したのです。

長男は後ろに倒れ、おもちゃ箱の角に頭をぶつけました。

たちまち大きな声で泣き出します。

私は慌てて床にひざをつき、長男を抱き起こしました。

頭を確かめると、髪の下が少しふくらみ始めています。

ところが、少し離れたところで見ていた女の子の母親は、口元に手を当てて笑っていました。

「あらあら、はしゃぎすぎたわね」

その母親は娘の手を引いてこちらへ来ましたが、謝る様子はありません。

それどころか、娘の頭をなでながら言ったのです。

「1歳半の子のすることだから、まあいいじゃない」

私は思わず聞き返しそうになりました。

「でも、頭を打っていて…」

すると母親は、少しむっとした顔で言い返しました。

「子どもなんて、しょっちゅう頭くらい打つわよ。いちいち謝ってたら、きりがないでしょ」

以前からその母親は、小さい子のしたことで親が頭を下げるのはおかしいと話していました。

それでも、目の前で長男が泣いているのに、そんな言い方をされるとは思いませんでした。

子ども同士ですから、思わず手が出てしまうこともあるでしょう。でも、今は長男の頭が心配で、私は何も言い返せませんでした。

職員が母親に伝えた言葉

そのとき、部屋のすみで子どもたちを見守っていた50代くらいの女性職員が、私たちのところへ来ました。

職員は私の隣にしゃがみ、長男の頭を確認すると、ぬらしたタオルをたんこぶにそっと当ててくれました。

それから、女の子の母親に向き直ります。

「さっき押したところは見ていました。お子さん、おもちゃ箱の角に頭をぶつけていますよね」

母親は何か言おうとしましたが、職員は落ち着いた声で続けました。

「1歳半なら、まだ自分でうまく謝れないですよね。でも、だからこそ、お母さんから一言、謝っていただけませんか」

母親は黙りました。

近くにいたほかの親子も、こちらを見ています。母親は顔を赤くし、娘の手を握ったまま視線を落としました。

そして、しばらくしてから小さな声で言いました。

「……すみませんでした」

職員はそれ以上母親を責めることなく、今度は女の子の目の高さまでしゃがみました。

「お友だちを押すと、痛いんだよ」

女の子にそう優しく話しかけると、再び長男の様子を気にかけてくれました。

長男はようやく泣きやみましたが、私はまだ心配で、頭の様子を確かめながら抱いていました。

母親はそれ以上何も言わず、まだ早い時間だったのに娘を抱き上げて部屋を出ていきました。

謝罪を聞いても、すぐに気持ちが落ち着いたわけではありません。

ただ、職員が長男のけがを気にかけ、母親にもきちんと伝えてくれたことは、ありがたく感じました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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