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帰国前のお土産探しに! 台北松山空港から約5分、台湾チーズの名店には“国際賞受賞のジャム”や “人気カフェとのコラボコーヒー”などがずらり

  • 2026.10.10

自家製チーズだけじゃない! 台湾土産にぴったりのアイテムが揃う店

台湾グルメといえば、小籠包や魯肉飯などを思い浮かべる方が多いはず。正直なところ、「台湾産チーズ」と聞いても、ピンと来る方は少ないかもしれません。ですが今、台湾の本格的なチーズブランドがじわじわと注目を集めています。

ミシュランレストランのシェフからも支持を集める「慢慢弄乳酪坊」。ここのオーナーであるオーナーのイザベラさんは、台湾におけるチーズ作りの第一人者として知られています。

台湾でのチーズ作りに情熱を注ぐイザベラさん。

もともとテレビ業界で働いていたというイザベラさんですが、イタリア料理をこよなく愛し、イタリアに通っているうちに、「台湾でもフレッシュなチーズを食べられるようにしたい」と思うようになります。その後、日本とイタリアへ修業に赴き、腕を磨きます。

自身のブランドを創業したのは2016年。現在も台湾独自のチーズ文化を育て、広めていくために、日々奔走しています。

工房は台北近郊にあり、桃園市の牧場から仕入れたミルクを使い、早朝からチーズ作りに励んでいます。一方、市内の店舗は何度か移転を重ね、今年4月にはMRT中山國中駅近くにカフェ兼セレクトショップをオープン。ここ「起司日和 Cheese Biyori」はこれまでよりもカジュアルなスタイルで、「暮らしのなかで気軽にチーズを楽しんでもらいたい」という思いが込められているそうです。

閑静な家並みの中に位置する「起司日和 Cheese Biyori」。

カフェでは自家製チーズの盛り合わせや、チーズを作る過程で生まれる乳清(ホエイ)を使ったドリンク、滑らかな口当たりのミルクデザート「乳花」などを味わうことができます。

人気のパン屋「Celebread」のサワードウ(天然酵母パン)に、チーズとサラダを盛り合わせた一皿。マンゴー味の乳清はすっきりとした味わいで、飲みやすいと評判です。
パッションフルーツの果汁と黒糖をのせた「乳花」は何度でも食べたくなる逸品です。

なかでも、濃厚でクリーミーなブッラータは必食。そのほか、モッツァレラチーズやリコッタチーズなど、さまざまな種類のチーズが揃っています。日本へ持ち帰る場合は、保冷剤や密封性の高いビニール袋などを準備するようにしましょう。

ブッラータやノディーニ・ディ・モッツァレラ(結び目の形をした小さいモッツァレラ)、一口サイズのモッツァレラなど、バラエティに富んでいます。

店内には、イザベラさんがセレクトした台湾産食品も並んでいます。世界的な評価を受けている「柯亞果醬 Keya Jam」のジャム、「歐穀 OAT GOOD Granola」のグラノーラ、「沁峯養蜂場」の蜂蜜、さらには台中の人気カフェ「Coffee Stopover」の、チーズに合うコーヒーなども。いずれも台湾の豊かな風土と、作り手のこだわりが感じられるものばかりです。

明るくすっきりとした店内で、快適にお買い物を楽しめます。

今回は、店内に並ぶアイテムの中から、日本へのお土産におすすめの商品をピックアップしてご紹介します。お店は台北松山空港からタクシーで5分ほどの場所にあるので、帰国の前においしいチーズを味わい、最後のお土産探しを楽しんでみてはいかがでしょうか。

名店が開発した乳製品と好相性の特製コーヒー

Coffee Stopover

◆「慢慢弄乳酪坊」限定のドリップコーヒーバッグ 55元
奥行きが感じられる味わい。チーズのおいしさが引き立ちます。

台中・西区にある人気カフェ「Coffee Stopover」。2026年の「世界100ベストコーヒーショップ」に選ばれた実力店です。

ここでは「慢慢弄乳酪坊」のために特別にブレンドされた限定コーヒーを味わえます。ドリップバッグも販売しているので、チーズ好きやコーヒー好きの友人へのお土産にもぴったり。ドライ・イチジクのような香りとバタークッキーのような甘さ、そしてキャラメルチョコレートのような余韻が特色となっています。

辛さと甘さのバランスがよいホットハニー

沁峯養蜂場

◆玉荷包蜂蜜 320元 ◆アボカド蜂蜜280元 ◆Andrew's HOT HONEY 350元
台湾産の蜂蜜は総じて高い評価を得ていますが、こちらは特に作り手のこだわりが詰まった逸品です。

「沁峯養蜂場」は、高雄で20年の歴史をもつ蜂蜜ブランド。現在は2代目が切り盛りしています。

ここは一般的な養蜂場とは異なり、「自然熟成」という方法を採用しています。巣の中でじっくりと完熟させた蜜を採集しており、濃厚な香りと豊かな風味が特色。国際コンテストでの受賞歴もあり、ミシュランの星付きレストランでも採用されるなど、注目を集めています。

店では、ライチの高級品種「玉荷包」の香りが楽しめる蜂蜜や、アボカドの花から採れた滑らかな口当たりの蜂蜜などを扱っています。

また、ぜひトライしたいのが、唐辛子入りのホットハニー「Andrew's HOT HONEY」。こちらは自社の蜂蜜に、唐辛子や花椒などのスパイスを合わせたもの。ピザや揚げもの、肉料理との相性が抜群です。

甘さのなかにほんのりとした辛さが感じられ、いつもの料理にひと味違ったアクセントを添えてくれます。一家に一本常備しておきたくなってしまう蜂蜜です。

ホットハニーはアメリカ発祥の調味料で、「甘くて辛い」という新感覚の味わいが人気を集めています。

台湾産のフルーツやスパイスを使用! 素材の風味が際立つ上質なジャム

柯亞果醬 Keya Jam

◆ウイスキー入り柑橘ジャム 290元 ◆レモンピール入りイチゴジャム 290元 ◆パッションフルーツ&マンゴージャム 290元
近年、日本でもファンが多いジャムブランド。手ごろなサイズなので、お土産にも最適。

「柯亞果醬 Keya Jam」は、「ジャムの女王」とまで呼ばれる女性職人・柯亞さんによるブランド。台湾産のフルーツやスパイスを使ったジャムは、深みのある味わいが自慢です。英国で開催される「世界マーマレードアワード」でも、数々の賞を受賞しています。

ここでは、2019年に銀賞を受賞した「ウイスキー入り柑橘ジャム」を扱っているほか、レモンピール入りイチゴジャムや、パッションフルーツ&マンゴージャムなども揃います。果実の風味を生かしながら、素材を巧みに組み合わせた奥深さが楽しめます。

栄養士が開発した台湾発のグラノーラ

歐穀 OAT GOOD Granola

◆「慢慢弄乳酪坊」とのコラボ商品 カンノーリ・シチリアーニ・グラノーラ30g 65元、100g 249元 ◆イチゴ&ほうじ茶味グラノーラ 240g 390元 ◆ホットアップルパイ味 240g 350元
「慢慢弄乳酪坊」とコラボしたカンノーリ味のサイズは2種類。リコッタチーズと合わせて食べるのもおすすめ。

「歐穀 OAT GOOD Granola」は、台中出身の管理栄養士がプロデュースする手作りのグラノーラブランド。英国の有名レストランで働いた経験をもち、「欧州の朝食文化を台湾に持ち込みたい」と思ったのが創業のきっかけだったそうです。

ここでは、台湾人の食生活で不足しがちな食物繊維やオメガ3・オメガ6不飽和脂肪酸などの栄養素を補えるよう、栄養バランスを考えて制作しているとのこと。台湾産の良質な穀物をはじめ、産地直送の旬のフルーツを使った自家製ドライフルーツなどを取り入れ、フードマイレージの削減にも取り組んでいます。

店では「慢慢弄乳酪坊」と一緒に開発したオリジナル商品も販売。こちらはシチリア島発祥の伝統菓子、カンノーリ(筒状の生地にリコッタチーズをベースにしたクリームを詰めたもの)味のグラノーラです。

そのほか、イチゴ&ほうじ茶味やホットアップルパイ味、また、塩気のあるスモークコーン味など、個性豊かなフレーバーが揃っているので、ぜひチェックしてみてください。

イチゴ&ほうじ茶味、ホットアップルパイ味など。いろいろな味が揃っています。

台湾茶がベースのスパークリングティーやハイボールなど

S.C LAB

◆鉄観音茶アップルスパークリングティー 600元 ◆マリーゴールド&鉄観音茶味スパークリングティーワイン 1200元 ◆茶嗨 阿里山紅茶ハイボール 120元
左は、鉄観音茶アップルスパークリングティー、右は、マリーゴールド&鉄観音茶味のスパークリングティーワイン。

台湾茶を用いたスパークリングティーやお酒を次々と開発している「仃杉茶酒實驗室 S.C LAB」。店では、鉄観音茶&アップルのスパークリングティーや、マリーゴールド&鉄観音茶のスパークリングティーワインを扱っています。

また、クラフトビールブランド「臺虎精釀」とコラボした、阿里山産紅茶を使ったハイボールもあります。こちらは缶入りなので、持ち運びにも便利。台湾らしさが詰まったお酒を味わえば、帰国後も旅の思い出が蘇ってくることでしょう。

人気商品の阿里山産紅茶を使ったハイボール。

起司日和 Cheese Biyori(チーズビヨリ)

所在地 台北市松山區民權東路三段103巷3號
電話番号 02-2715-0615
営業時間 10:00~19:00
定休日 日曜、月曜
アクセス MRT中山國中駅から徒歩約4分
https://www.labmanmano.com/

片倉真理(かたくら まり)

台湾在住ライター。1999年から台湾に暮らし、台湾に関するガイドブックや書籍の執筆、製作に携わる。そのほか、機内誌への寄稿や女性誌のコーディネートなども手がけている。

文・撮影=片倉真理

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