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「家族割で安くなるから」と舅の携帯代を10年払い続けた夫。だが、10年分計算した妻が見せた金額とは

  • 2026.10.10

生活費から引き落とされる舅の携帯代

結婚したときから、別の町で暮らす舅の携帯電話の料金は、夫の口座から引き落とされていました。

その口座は、私たち夫婦の生活費を入れている口座です。

夫は「家族割で安くなるから」と言い、ずっとそのままにしていました。

何年か前、私は一度お願いしたことがあります。

「お義父さんの携帯代、自分で払ってもらうようにできない?」

「うん、そのうちな」

夫はそう答えましたが、その後も何も変わりませんでした。

先日の日曜の夜、家計簿をつけていると、また舅の携帯料金が目に入りました。

私は家計簿を持ったまま、ソファで新聞を読んでいた夫に声をかけました。

「やっぱり、お義父さんの分は自分で払ってもらってほしい」

夫は新聞から目を上げずに言いました。

「家族割で月500円くらい安いんだから、細かいこと言うなよ」

「でも、その料金を払ってるのは生活費だよ。あなたが払いたいなら、お小遣いからにしてほしい」

すると夫は新聞を下ろしました。

「親の携帯代くらいで、いつまで言ってるんだよ。けちくさいな」

私は言い返すのをやめました。ただ、何年も続いている支払いを「細かいこと」で片づけられたのが、どうしても納得できませんでした。

10年分をまとめて、食卓に置いた一枚

翌日、私はこれまでの家計簿を見返し、10年分の舅の携帯料金を書き出しました。そして、1年ごとの金額を一枚の表にまとめました。

その夜、食卓で夫と向かい合い、家計簿と表を置きました。

夫は表を見る前から、少しうんざりした顔をしました。

「まだその話?」

「うん。でも、これだけ見て」

私は合計の欄を指しました。

「月にだいたい7千円。10年分を合わせると、およそ84万円だよ」

夫は黙って表を見ました。

「あなたが言ってた月500円で計算しても、10年で6万円。安くなるのは分かるけど、そのために私たちの生活費からずっと払う話とは別だと思う」

夫は表に目を落としたまま、何も言いませんでした。

「親孝行するなって言ってるんじゃないよ。あなたが払いたいなら、それはいい。でも、2人の生活費から当然みたいに出すのは違うと思う」

しばらくして、夫が小さく息を吐きました。

「……分かった。親父に自分で払ってもらうようにする。どう手続きするか確認するよ」

私は「お願いね」とだけ返し、表を二つに折って家計簿にはさみました。

月々ではそれほど大きく見えなかった金額も、10年分を並べると重みが違います。

数字にして見せたことで、ようやく夫にも、私が気にしていた理由が伝わった気がしました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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