1. トップ
  2. ビューティー
  3. 口紅をもう一度主役に!セレブに学ぶ秋のリップメイク

口紅をもう一度主役に!セレブに学ぶ秋のリップメイク

  • 2026.10.9

ここ数年、リップメイクでは、ほんのり色づくティントやバーム、ツヤ重視のグロスが人気を集めてきた。そんななか、この秋のレッドカーペットでは、しっかり発色する“濃いリップ”をまとうセレブの姿が目立ち始めている。米Allureが取材したプロの分析とともに、セレブが披露した注目の3色をご紹介。(フロントロウ編集部)

濃いリップへの関心が上昇中

濃いリップへの関心は、データにも表れている。米Allureによると、米国のGoogle、TikTok、Instagramの動向を組み合わせたSpate社の人気指数では、「マットリップ」「赤リップ」「ボールドリップ」への関心がいずれも上昇。とくに「マットリップ」の指標は、2025年9月から2026年8月までに約19%伸びたという。

M・A・Cで製品開発を統括するテニー・クレギアンは、グロスやバーム、ティントの人気について、手軽でつけ心地がよく、あまり考え込まずに色やツヤを楽しめることが魅力だったと分析。一方で、美容の流行は繰り返すもので、いまはメイクに自分らしさや、意図のある色選びを求める気分が戻りつつあると、米Allureに語っている。

製品開発の専門家アレクシス・アンドルラキスも、シモーン・ロシャ、マーク ジェイコブス、シャネルの2027年春夏ランウェイを、濃密に発色するリップが戻ってくる兆しとして挙げている。

ただし、2010年代に流行した、乾燥感の強い極端なマットリップがそのまま復活するわけではなさそう。アレクシスは、リップライナーを使った重ね塗りや色の組み合わせが広がったこと、Kビューティから生まれた“ぼかしリップ”の影響を指摘。2026年の濃いリップは、ベルベットのような質感と、よりニュアンスのある仕上がりになると予測している。

フローレンス・ピューの「クランベリー」

米Allureが、濃いリップの復活を感じるきっかけとして紹介したのが、フローレンス・ピューのメイク。Netflixドラマ『エデンの東』のプレミアで、深いクランベリー色のリップを披露した。

メイクを担当したアレックス・バブスキーは、ルビーのネックレスに合わせて色を調整したという。頬の血色感と、存在感のある眉を組み合わせ、唇の深い赤が引き立つメイクに仕上げたと明かしている。

そして、最初からここまで濃くする予定ではなかったとも。アレックスによると、当初はやわらかく色づくステイン風のリップを考えていたものの、メイクを進めるうちに、視線を集めるポイントが必要だと感じて色を深めたそう。

さらに、フローレンスがブルガリのチョーカーを着けたことで、唇の色をもう一段深くし、輪郭もはっきりさせることに。衣装やジュエリーとのバランスを見ながら、印象的なクランベリー色が完成した。

写真:Getty Images

ダコタ・ジョンソンの「クリムゾン」

ダコタ・ジョンソンも、濃いリップを印象的に取り入れている。

米Allureによると、ダコタはテイラー・スウィフトの楽曲「Patient Zero」のミュージックビデオに出演。映像には、ダコタとテイラーがそれぞれ濃い口紅を塗る場面が登場する。

その数日後には、出演映画『ヴェリティ/真実』のプロモーションで、深みのあるクリムゾンレッドのリップを披露した。

メイクを担当したジョージー・アイスデルのインスタグラムには、使用した色を知りたいというコメントが寄せられたという。ただし、ダコタもフローレンスも、リップは複数の製品や色を組み合わせたオリジナルの仕上がり。1本の口紅だけで完成した色ではなかったそう。

写真:Getty Images

ジュリアン・ムーアの「マゼンタ」

秋の口紅といえば、ボルドーやブラウン、ワインのような深い色を思い浮かべる人も多いはず。そんな季節に、鮮やかなピンクを取り入れたのがジュリアン・ムーアだ。

米Allureによると、ジュリアンは出演映画『The Debut(原題)』のプレミアで、青みのあるマゼンタピンクのリップを披露。メイクアップアーティストのロミー・ソレイマニと選んだのは、鮮やかな色をソフトマットな質感で楽しむ仕上がりだった。

光の加減によって、マゼンタから明るいピンクへと見え方が変わるのも印象的。頬にはピーチ系のチークを合わせ、目元はマスカラに控えめなアイシャドウとアイラインを添えた。

濃いリップに、ほかのパーツは控えめなメイク。この組み合わせは、米Allureが取材したプロたちも2026年秋冬の注目スタイルとして挙げている。深い赤だけでなく、鮮やかなピンクでも取り入れられそう。

写真:Getty Images

久しぶりに、口紅を主役に

ブランドからも、存在感のあるリップが登場している。ヴィクトリア・ベッカム ビューティは、鮮やかなポピーレッドから深いクリムゾンまで、セミマットな赤リップ6色をそろえた「Rouge Victoria」を発売。米Allureによると、M・A・Cも、深いプラムやシルバーがかったブラックなど、きらめく色を含む「Frost」シリーズのリニューアルを控えているという。

ボビイ ブラウンのグローバル・アーティスティック・ディレクター、ハンナ・マレーは、ナチュラルな色と華やかなメイクのあいだを行き来する流行は、これまでも繰り返されてきたと説明。1970年代のアーストーンから1980年代のグラマラスなメイクへ、ミニマルな1990年代から2000年代のツヤのある唇へと、時代とともに好まれる仕上がりは変化してきた。

フローレンスのメイクを手がけたアレックスも、主張のあるリップを楽しむには、つける本人が自信を持てることが大切だと話している。

クランベリー、クリムゾン、マゼンタ。ホリデーシーズンに向けて、気分が上がる色を選び、久しぶりに口紅をメイクの主役にしてみるのもよさそう。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ