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体重移動、正しくできてる?再現性の高いスイングのコツ

  • 2026.10.9

イメージや感覚では「理解できない、実践できない」ことがゴルフには多々ある。それらをクリアにした1冊が『ゴルフスイング物理学』だ。

大人になって始めた人が最速でシングルになれる新しい上達法として、「効率よくうまくなれる!」と評判の理論を少しずつ紹介する。

「スライド」でも骨盤の向きと位置は変わっていく

体重移動、正しくできてる?再現性の高いスイングのコツ
スライドすると骨盤が向きを変える=回転する骨盤を左右にスライドすると、骨盤は向きを変える。左にスライドし左脚を長くすると、骨盤は左を向く(写真右)

脚の長さを変える以外にも、骨盤の向きを変える方法があります。それが、骨盤を左右にスライドさせる動きです。一般的には「スエー」と呼ばれ、あまりいい印象をもたれない動きですが、この動作もスイングの中では必要になります。

骨盤のスライドが「スエー」になってしまうか、必要な要素として回転運動につながっていくかという違いを分けるのが、骨盤の前傾なのです。骨盤が前傾している状態でスライドさせればそれは回転運動に変わりますが、骨盤の前傾がない状態でスライドしても、骨盤の向きが変わらないため「スエー」とみられます。

骨盤を前傾させた状態で、骨盤を左右にスライドさせてみます。右にスライドしたとき、右側の骨盤が高くなりますので、それに伴って骨盤はやや右を向きます。左にスライドしたときはその反対となります。骨盤が「向きを変える」というのは、つまり回転なのです。

前項で説明した脚の長さを変えることによって骨盤が向きを変えることと、スライドによる回転を混ぜた動作を組み合わせると、スムーズな骨盤の動作を導くことができます。

「体重移動」とは骨盤がリードする全身の位置移動

体重移動、正しくできてる?再現性の高いスイングのコツ
骨盤のスライドと、脚の長さを変えることで体幹が回転する。それによって全身が位置移動し、体重が左右に移動する感覚になる(○)体幹だけ、あるいは頭だけを左右に位置移動させることが体重移動になるわけではない(×)

「体重移動」というわかりづらい概念も、骨盤の位置移動と考えると理解がしやすくなります。

骨盤が右にスライドすると、右の骨盤の位置が高くなると同時に、骨盤が右を向きます。これが骨盤の上の部分、つまり体幹を回転させ、腕を振ってスイングの動きをつくっていきます。

つまり、骨盤の位置移動が全身の位置移動につながっていて、それが、いわゆる「体重が左右に移動する」感覚を与えるのだと思います。

決して、体幹だけ、あるいは頭だけが左右に動けばいいというものではない、ということを理解すると、腕だけでクラブを振るスイングにならず、全身を連動させた効率よく、再現性の高いスイングに近づいていけます。

いかがでしたか? このレッスンをぜひ参考にしてください。

解説=小澤康祐
●おざわ・こうすけ/1987年生まれ、長野県出身。運動学、物理学などの視点でゴルフスイングを独自に研究。2015年よりYouTubeにて「ゴルフスイング物理学」のタイトルでレッスン動画を配信。2020年3月時点でチャンネル登録者5万3000人、視聴回数はのべ1000万再生を超える。アマチュアへの指導のほか、ティーチングプロの講習、ツアープロの動作改善指導なども行っている。


写真=高橋淳司

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