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「次に隠しごとをしたら、離婚届を持ってくる」友人への借金を隠した夫。だが、妻が置いた6か月の返済計画で状況が一変

  • 2026.10.8

昼に鳴った、夫の古い友人からの電話

60代の私が夫の借金を知ったのは、ある日の昼にかかってきた一本の電話がきっかけでした。

相手は、夫婦で長く付き合ってきた夫の古い友人です。

少し言いにくそうに間を置いてから、静かな声で切り出しました。

「ご主人に30万円を貸しているんだけど、もう4か月、返してもらえていなくて…」

夫が友人からお金を借りていたことさえ、私は知りませんでした。電話を切ってからも、しばらく気持ちが落ち着きませんでした。

その夜、居間でテレビを見ていた夫に尋ねました。

「今日、電話があったの。30万円、借りてるって本当?」

夫は一瞬黙り、「何のことだ」と目をそらしました。

「いつ借りたの?」

「去年の秋だよ。……いちいちうるさいな」

問い詰めると、夫は謝るどころか、電話をかけてきた友人に腹を立て始めました。

「あいつ、わざわざお前に言ったのか」

そしてリモコンを置き、声を荒らげました。

「30万円くらいで、告げ口しやがって」

「告げ口じゃないでしょう。4か月も待って、それでも返してもらえないから電話してきたのよ」

夫は顔をそむけました。その態度を見ても、返済を急ごうとしているようには思えませんでした。

「次の休みから、アルバイトをして返して」

すると夫は顔をしかめました。

「休みの日のゴルフまで取り上げる気か。冗談じゃない」

その夜、私はなかなか眠れませんでした。離婚という言葉まで頭に浮かび、夜中に家計簿と電卓を出して、返済の予定を紙に書きました。

食卓に置いた、6か月の返済計画

次の夜、夕食を片づけたあと、私は夫の向かいに座って一枚の紙を置きました。

「毎月5万円ずつ、6か月で30万円。週末に配達のアルバイトをして返して。最初の5万円は、ゴルフの道具を売れば用意できるでしょう」

夫は紙を見下ろしたまま黙っていました。湯のみに伸ばしかけた手も途中で止まります。

私はもう一度、夫の顔を見ました。

「自分で作った借金なんだから、自分で返して。本当に返す気があるなら、休みの日に働くことだってできるでしょう」

そして、はっきり伝えました。

「次に隠しごとをしたら、離婚届を持ってくる」

夫は何か言いかけましたが、結局その場では何も言い返しませんでした。

次の週末、玄関に立てかけてあったゴルフの道具がなくなっていました。その後、夫は毎週土曜と日曜に配達のアルバイトへ出るようになりました。

半年後、30万円はすべて返し終わりました。

最後の5万円は、夫が自分で封筒に入れ、友人の家まで持って行きました。帰ってきた夫から、頭を下げて渡してきたと聞きました。

その夜、私は食卓で返済計画の紙を開き、最後の一行に線を引きました。

借金を返し終えたこと以上に、隠していた問題に夫自身が向き合ったことに、ようやく一区切りついた気がしました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた60代以上女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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