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手がふさがりがちな家事・育児⋯ChatGPT音声入力で「あとで調べる」をなくす実践法

  • 2026.10.7

料理中は手が濡れている。外では子どもと手をつなぎ、荷物もいっぱい。家事や育児をしていると、手がふさがっていることが多いですよね。スマホに文字を打つのが面倒で、「あとで調べよう」と思ったまま忘れてしまう。そんなこと、ありませんか?こんにちは。『AI×家事』著者の宮崎真理です。日々の家事や子育てにAIを活用する方法を発信しながら、3人の息子を育てています。私も、「あとで調べよう」を何度も忘れてきました。そんな私が、家庭でAIを使うときに欠かせなくなったのが、文字を打つ代わりに話す「音声入力」です。AIアプリにある音声会話(ボイスモード)とは違い、スマホのキーボードにあるマイクを使って、話した言葉を文字にして入力する方法です。iPhoneでもAndroidでも使えます。

母の手は、よくふさがっている

AIに聞きたいことが浮かぶのは、机の前でスマホをゆっくり触れるときとは限りません。夕飯を作っている途中に、食材の扱い方や味つけが気になる。でも、水で洗ったばかりの手は濡れています。スマホへ文字を打つには、いったん調理を止め、手を拭き、何と打つかを考えなくてはいけません。数分後には子どもに呼ばれたり、次の作業が始まったりします。子どもと手をつないで歩いているときにも、調べたかったことを急に思い出します。片方の手は子どもとつながり、もう片方の手には買い物袋や子どもの荷物。立ち止まってスマホを出せても、片手で長い文章を打つのは大変です。「手が空いたら調べよう」と、その場では覚えているつもりになります。ところが帰宅すると、荷物を置き、手を洗い、子どもの着替えや夕飯の支度が始まる。気づいたころには、何を調べたかったのか忘れています。家庭でAIを使い続けるうちに、私はここで何度も止まっていることに気づきました。AIに相談したいことはある。でも、相談する文章をスマホに入れるところまでたどり着かない。どれだけ便利なAIでも、こちらから質問を送らなければ、返事は返ってきません。そこで、ふだん使っているChatGPTへの入力を、声に変えてみました。

音声入力にすると、「あとで」が減った

すると、それまでなら「あとでいいか」と流していたことも、その場で話すようになりました。家庭でAIをよく使っていた私にも、文字を打つのが面倒で、聞かずに終わっていたことが思った以上にあったのです。

文字なら削ってしまう事情も、声ならまとめて話せる

たとえば、こんなふうに話します。「今カレー作ってるんだけど、ちょっと味見したら思ったより辛くて。長男と次男はたぶん大丈夫なんだけど、4歳の三男はこれ食べられない気がする。もうカレーはできてるから、別のものを一から作るんじゃなくて、三男の分だけ取り分けて、なんとか辛くないように食べられるようにしたい。家にあるものでできる方法、いくつか教えて。あと、それでなんで辛さがマシになるのか理由も教えて」この長さをスマホで打つと思うと、私は「カレーが辛い。どうしよう」くらいで済ませたくなります。声なら、長男と次男は食べられそうなこと、4歳の三男には辛そうなこと、別の料理を一から作りたくないこと、三男の分だけ取り分けたいことまで続けて話せます。「方法はいくつか知りたい」「理由も教えてほしい」という希望も加えられます。私は最初から項目を整理しているわけではありません。今どうなっているか、誰が食べるのか、今日は何をしたくないのかを、思いついた順に話しています。家庭の相談には、その家だけの条件があります。AIはわが家の状況を知らないので、こちらから伝える必要があります。ただ、それを毎回文章にするのは面倒でした。音声会話(ボイスモード)なら、文字だと短く削ってしまう事情も、そのままAIへ渡せます。事情が伝わっているぶん、返ってくる答えも、家にある材料でできるものや三男に合うものに絞られます。聞き直す手間が減りました。

質問は話す。返事は読む

やり方はシンプルで、特別なアプリは必要ありません。iPhoneでもAndroidでも、キーボードのマイクを押して話せば、その内容が文字になります。機種やキーボードアプリによって表示は少し違いますが、流れはほぼ同じです。1. ChatGPTを開く2. 入力欄をタップする3. キーボードのマイクを押して話す4. 文字になった内容を確認して送る返ってきた答えは、声で聞かずに画面で読んでいます。聞くより読むほうが速いと思っているからです。いくつかの案が並んでいれば、気になるものから読めます。理由をもう一度確認したければ、少し前へ戻れます。話すほうが速いところは声で、読むほうが速いところは文字で。使っているうちに、この組み合わせになりました。ちなみに私は、iPhoneの側面にあるボタンを押すだけでChatGPTが開くように設定しています(一部の機種で使える機能です)。気になったことを思い出したら、そのボタンを押してChatGPTを開き、そのまま入力欄へ話す。AIを何度も使う私には、開くまでの操作が少ないことも助かっています。

音声入力は、あとから直すのが面倒?

「音声入力は使ったことがあるけれど、誤字脱字も多いし、あとから直すのが面倒だった」と思う方もいるかもしれません。私も話している途中で、「えーと」と止まったり、同じことを繰り返したり、「いや、違う」と言い直したりします。そのまま文字になると、今度は文章を整える作業が必要です。そこで今は、「Typeless」というAI音声入力アプリも使っています。Typelessには、言いよどみや不要な繰り返しを整理し、途中の言い直しを反映して文章にする機能があります。(https://www.typeless.com/)Typelessで整えられた文章が、ChatGPTの入力欄に入ります。つまり私は、AIに相談する文章まで、別のAIに整えてもらっているのです。TypelessはChatGPT以外にも、メモやLINEの返事など、文字を入力する場面で使えます。ただ、私がいちばんよく使うのは、AIへ長めの相談をするときです。長く話しても、あとで直すところが少ない。やっぱり、これが便利です。もちろん、スマホにもともとある音声入力で困っていなければ、それだけで十分です。

声と文字を、そのときに合わせて使っています

人がいる場所で相談内容を聞かれたくないときや、固有名詞が多いときは、私も文字で入力しています。いつでも音声入力を使っているわけではありません。それでも、料理の途中や、子どもと手をつないで歩いているとき、入力方法を声に変えたことで、「あとで聞こう」と思ったまま消えていた疑問を、その場でAIへ渡せることが増えました。質問は話す。返事は読む。まとまっていない言葉は、送る前に整えてもらう。家庭でAIを使い続けてきた今の私には、この組み合わせがいちばん使いやすいようです。

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