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NHK夜ドラで“凝りすぎた”演出に好評の声「毎回違う!」「何度見ても」わずか15分の作品に詰まった“制作陣”のこだわり

  • 2026.11.7
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夜ドラ『青の花 器の森』第2週目(C)NHK

NHK夜ドラ『青の花 器の森』は、なんとOP映像が毎回違う。長崎県波佐見町を舞台に、焼き物づくりに情熱を注ぐ男女の恋愛模様を描く本作。波佐見焼の製作風景や町の人々の姿が映し出されるOP映像に、SNS上では「OPが毎回違う!」「何度見ても飽きない」と好評の声が上がっている。

※以下本文には放送内容が含まれます。

毎回変化するOP映像に反響

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夜ドラ『青の花 器の森』第2週目(C)NHK

小玉ユキの同名漫画を原作に、長崎県波佐見町の窯元を舞台として、焼き物づくりに情熱を注ぐ男女の恋愛模様を描く『青の花 器の森』。

波佐見焼の窯元・光容窯で絵付け職人として働く馬場青子(松井玲奈)が主人公。そこへ、フィンランドから帰国した陶芸家・真鍋龍生(一ノ瀬颯)がやってくる。絵付けには興味なし、と真っ向から言い放つ龍生に、反発する青子。しかし、彼が生み出す美しい白磁に触れるうち、次第にその才能を認めるようになっていく。

波佐見焼の美しさと相まって、なんとも気品が感じられる本編なのだが、同じくらい注目を集めているのがOP映像だ。

秦基博が歌う主題歌『フラグメンツ』に乗せて流れるのは、波佐見焼の製作風景や、町に暮らす人々の姿。しかも、その映像が毎回異なるという凝った演出が施されている。

通常ドラマのOPといえば、同じ映像が繰り返されるもの。もちろん物語の進行に合わせて一部のカットが変更される作品もあるが、毎回異なる映像を用意するというのは珍しい。

しかも『青の花 器の森』は1話わずか15分の夜ドラである。限られた放送時間のなかで、あえてOP映像に一定の時間を割き、毎回新しい映像を見せる。その贅沢な演出からは、制作陣の並々ならぬこだわりが感じられる。

一つの器に、いくつもの手仕事

OPに映し出されるのは、実際の波佐見焼の製作風景や、その町に暮らす人々の姿。波佐見焼は、長崎県波佐見町で400年以上にわたって作られてきた伝統工芸品で、日々の暮らしに寄り添う器として親しまれ、その製作には分業の文化が根づいている。

土を練り、形を作り、模様を描き、窯で焼く。一つの器が完成するまでには、いくつもの工程があり、それぞれの仕事を担う職人たちがいる。

つまり一つの器には、さまざまな人の技術や思いが重なっているのだ。

本編で描かれる青子と龍生の関係性にも、この“思いの重なり”は不思議な符合を見せる。青子は、器に絵を描くことで日常を彩る絵付け職人。一方の龍生は、白磁そのものの造形美を追求する陶芸家である。

二人の美意識は正反対で、出会った当初は互いの仕事を理解できず、衝突を繰り返していた。しかし第1週では、青子が龍生のろくろさばきを目にし、その技術に思わず見とれる場面が描かれた。

自分とは異なる価値観を持つ相手だからこそ、そこに新しい美しさを発見できる。

やがて二人は、春のイベント・桜陶祭に向け、一輪挿しの製作に取り組むことになる。青子の絵付けを施すのか、それとも龍生が作った白磁の美しさをそのまま生かすのか。対立しながらも、それぞれが自分の技術と向き合い、相手の仕事を認めていく。

異なる技術や価値観が出会うことで、一人では生み出せなかったものが生まれる。その本質について、本編は物語として、OPは映像として象徴しているのではないだろうか。

わずか15分の夜ドラに込められた贅沢

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夜ドラ『青の花 器の森』第2週目(C)NHK

作品によってはOP映像をあえてカットしたり、主題歌をエンディングのみに配置したりと、さまざまな演出が採用されるものだろう。そのなかで『青の花 器の森』は、毎回異なるOP映像を用意するという、手間のかかる方法を選んでいる。

なぜか?やはり本作にとっては、焼き物づくりの風景そのものが、欠かせない要素だからだろう。単に青子と龍生の恋愛模様を描くだけなら、毎回異なる職人の姿を採用する必然性はないが、本作が描こうとしているのは恋愛に限らない。

自分の仕事に誇りを持つこと。異なる価値観を認め合うこと。そして人と人が関わりながら、何かを生み出していくこと。そうしたテーマを伝えるために、OP映像が重視されているように思える。

全32回、毎回違う表情を見せるOP映像。それはまるで、同じ土から作られた器が、職人の手によって一つひとつ異なる顔を見せるようだ。本編の物語はもちろん、その始まりのわずかな時間にも、波佐見焼への愛情が詰まっている。

『青の花 器の森』はOP映像からすでに、“ものづくり”の物語が始まっている作品なのだ。


NHK総合 夜ドラ『青の花 器の森』毎週(月)〜(木)夜10:45~11:00
NHK ONE 同時見逃し配信・過去回はNHKオンデマンドで配信

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