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店員「あのお客様のレジ打ったっけ?」スーパーのイートインコーナーで思わず“目にした光景”に「開いた口が塞がりませんでした」

  • 2026.10.22
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

スーパーのイートインコーナーやポット設置スペースは、お買い上げいただいたカップ麺や温かいお弁当をその場で楽しんでいただくための便利なサービスです。

しかし、親切心から設置されている備品や設備を、思わぬ方法で「悪用」してしまうお客様も存在します。

今回は、私が昼時のレジに立っていたときに実際に目撃した、「他店で買ったカップ麺を持ち込んで、お店のお湯だけを拝借していく常連客」とのエピソードをご紹介します。

昼時のレジで感じた「違和感」

その日はちょうどお昼時で、店内はお弁当やカップ麺を買い求めるビジネスパーソンや近所の方々で賑わっていました。

レジ打ちのピークが一段落し、少し周りを見渡す余裕ができたときのことです。

ポットやレンジが設置されているサービスコーナーの近くで、一人の男性客がカップ麺にお湯を注いでいる姿が目に留まりました。

(あ、あのいつものお客様か……)

その人は、平日の昼時になると定食系のお弁当やパンなどを買いに頻繁に来店される、顔なじみの常連さんでした。よく見かける方だったからこそ、記憶に残っていたのです。

しかし、ふと頭の中に小さな違和感が芽生えました。

(……あれ? 今日、あのお客様のレジ打ったっけ?)

私はその直前までずっとレジに立っていましたし、他のスタッフのレジにも並んでいた記憶がありません。手ぶらで店内に入ってきて、そのままポットの前に立っているように見えたのです。

不審に思った私は、怪しまれないようさりげなく棚の商品整理をするフリをしながら、その男性の手元に視線を向けました。

目を疑った「決定的な証拠」

男性が手に持っていたのは、とある有名メーカーのカップ麺でした。 そのパッケージを見た瞬間、私は「おや?」と二度見してしまいました。

(……待って、あのカップ麺、うちの店で扱ってないよね?)

当店は系列スーパーの中でも品揃えに特徴があり、特にカップ麺コーナーのラインナップは頭に入っていました。男性が持ち出してお湯を注いでいたのは、うちの店舗では一切仕入れていない限定味のカップ麺だったのです。

つまり、想定される状況はこうです。

  1. 他店(あるいは自宅)で買ったカップ麺をそのまま店内に持ち込む
  2. レジで商品を買いもせず、サービスコーナーへ直行する
  3. さも当店で購入したかのような顔で、ポットのお湯だけを注ぐ

「まさか、お湯だけをタダで使いに来ている……!?」

店内でお買い物をされたお客様へのサービスとして設置しているポットのお湯を、完全な持ち込み商品で消費していく光景。あまりの堂々とした振る舞いに、私は一瞬開いた口が塞がりませんでした。

しかも、たまにやってくるお客様ならまだしも、「普段からよく見かける常連客」だったことが、さらに私を困惑させました。

もしかしたら、今回が初めてではなく、これまでも日常的に“お湯のタダ乗り”を繰り返していたのかもしれません。

すかさず店長へ報告、そして……

さすがに放置するわけにはいかないと判断した私は、男性が湯切りやフタをして店を出ていくタイミングを見計らい、すぐさまインカム(バックヤード連絡用のインカム)で店長を呼び出しました。

「店長、すみません。先ほどのお客様なんですが、他店で購入されたと思われるカップ麺をお持ち込みになって、ポットのお湯だけを入れて持ち帰られました……」

現場の状況と、そのお客様が普段からよく来る常連さんであることを素早く伝えると、店長も「えっ、お湯だけ……!?」と驚いた様子を見せました。

「分かった、防犯カメラの映像を確認して、今度来られたときに声かけできるように対応するよ。報告ありがとう」

そう言い残し、店長は事務所へと向かっていきました。

シフトの都合もあり、その後そのお客様に対して店長が具体的にどのような注意や対応をしたのか、真相は分かりません。

ただ、それ以降、その男性客が昼時にお湯だけを注ぎに来る姿を見かけることはなくなりました。

サービスとマナーの境界線

スーパーやコンビニが提供するイートインスペースやお湯、電子レンジといった設備は、あくまで「自店で商品を購入してくれたお客様へのサービス」です。

電気代や水道代、ポットのメンテナンス費用も含めて、お店側が善意とコストをかけて提供しているインフラに他なりません。

「お湯くらい少しもらったって減るもんじゃないし、いいだろう。」

そんな軽い気持ちだったのかもしれませんが、一線を越えたマナー違反であり、お店側からすれば営業妨害や微小な泥棒行為とも言えてしまいます。

常連さんだからこそ、余計にショックが大きかった今回の出来事。

「お店のサービス精神」と「利用者のマナー」のあり方について、レジの現場で深く考えさせられた、忘れられない事件でした。


ライター:あんこ

スーパー勤務歴8年のWebライター。普段はレジ打ちや品出し業務に励みながら、接客の現場で生まれる心温まる日常やクスッと笑えるエピソードを言葉に紡いでいます。長年の現場経験を生かしたリアリティのある視点と、親しみやすく読者の心により添う文章づくりが強み。日々の暮らしにちょっとした癒やしと笑顔をお届けします。


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