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「二人で乗り越えます!」新築タワマンを購入するため“1億円ペアローン”を組んだ夫婦…元銀行員が見た、数年後の悲惨な末路

  • 2026.10.22
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出典:photoAC ※画像はイメージです

FP1級所持、メガバンクで20年勤務した元銀行員が発信するYoutubeチャンネル「正直銀行員こう お金の失敗学 」。
「“知らなかった”だけで家族のお金を失う人を、一人でも減らしたい」という思いで発信をしています。

今回は同チャンネルにアップされている数多くの動画の中から『【正直銀行員】1億円ペアローンを組んだ"勝ち組夫婦"、数年後に詰みました【住宅ローン】』という動画を紹介します。

2026年6月19日に投稿されたこの動画では、世帯年収1500万円の共働き夫婦が憧れの新築タワーマンションを購入した後に直面した、ペアローンのリアルな落とし穴が紹介されています。

憧れのタワマン購入!世帯年収1500万円の夫婦を待ち受けていた誤算

夫は年収900万円、妻は年収600万円。世帯年収1500万円のいわゆる“パワーカップル”が、1億円の新築タワーマンションの購入を決断しました。

夫が6000万円、妻が4000万円の“ペアローン”を組み、憧れの暮らしをスタートさせた二人。周囲からも羨ましがられる“勝ち組”に見えた生活でしたが、数年後に思いがけない事態へと発展してしまいます。

元銀行員の配信者さんによると、<銀行の審査に通ること>と<35年間にわたって返済し続けられること>はまったく別物なのだそうです。

返済計画に潜んでいたリスクが、二人の生活をじわじわと圧迫していきました。

銀行の審査に通っても危険?見落としがちな4つの落とし穴

配信者さんは、ペアローンを組む際に多くの人が見落としやすい『4つの落とし穴』について詳しく解説しています。

1. 登記における「持ち分の割合」
借入額の割合が<夫6:妻4>であるにもかかわらず、登記上の持ち分を<5対5>にしてしまうと、差額分が贈与とみなされて高額な贈与税が課される可能性があります。

2. 育児休業などによる「収入減少」
タワーマンションは管理費なども加わり、毎月の住居費が約35万円に達することも珍しくありません。育休中は給付金が出るものの手取りは減少し、ボーナスも支給されないため、毎月の固定支出が重くのしかかります。

3. 「団体信用生命保険(団信)が別々」
ペアローンは個別契約のため、万が一、夫に何かあっても免除されるのは夫のローン分のみ。妻のローンはそのまま残ってしまいます。

4. 「離婚時のリスク」
夫婦関係に変化が生じた際、ペアローンは大きな足かせとなって立ちはだかります。

売りたくても売れない!恐ろしい罠

リスクを説明された上で、「リスクも理解しましたが、二人で協力し合って乗り越えます」と語っていた夫婦。

しかし、毎月約35万円という高額な返済負担から心の余裕を失い、夫婦はすれ違いの末に離婚を決意。

家を売却して借金を精算しようと考えましたが、ここで最大の壁に直面しました。

新築物件は、入居後に価値が下がる傾向にあります。今回のケースでは、数年後、残債が約9500万円残っているのに対し、査定額は約7500万円まで落ち込んでいました。

夫婦は売却額がローン残高を下回る<オーバーローン>に陥っており、売却するには不足分の約2000万円を一括で用意する必要がありました。

「毎月の返済で精一杯でそんな貯金ありません」

手元にまとまった資金がなかった二人は、家を手放すことすらできない袋小路に追い込まれてしまったのです。

借りられる限界額ではなく、万が一のときも安心できる選択を

“ペアローン”という仕組み自体は、決して悪いものではありません。
しかし、ペアローンの本当の怖さは「抜けたいときに抜け出せないことにある」と配信者さんは警鐘を鳴らしています。

審査に通る上限金額いっぱいまで借りてしまうと、収入の変化や家族関係の変化に対応できなくなる恐れも…。
どちらか一方の収入が減ったり、想定外の事態が起きたりしても、柔軟にやり直せる余裕を持った資金計画を立てることが大切です。

住まい選びは、これからの人生を豊かにするための第一歩です。目先の華やかさだけでなく、10年後や20年後の暮らしやすさも見据えて、無理のない優しい資金計画を考えてみませんか?


・動画:【正直銀行員】1億円ペアローンを組んだ"勝ち組夫婦"、数年後に詰みました【住宅ローン】
・協力:正直銀行員こう お金の失敗学 

※本記事は動画の権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています​


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