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SNSで話題になった「甲冑ランドセル」…職人の次なる作品は“化石”ランドセル!?「ハイノウサウルス」がレザーアワード入賞

  • 2026.10.6

一見普通のランドセル? 近く寄ると浮かび上がる3種の「恐竜の化石」

2024年受賞作品の「赤色小札黄銅鋲背嚢具足」。次なる作品とは?
2024年受賞作品の「赤色小札黄銅鋲背嚢具足」。次なる作品とは?

一見するとスタイリッシュな淡いカラーのランドセル。しかし近くでよく観察すると、革の凹凸によってリアルな恐竜の骨格が浮かび上がる……。2024年に「甲冑ランドセル」でSNSを賑わせた名古屋の老舗・村瀬鞄行の職人、岡田憲樹さんが手掛けた新作「ハイノウサウルス」が、一般社団法人 日本皮革産業連合会が主催する「ジャパンレザーアワード2026」のバッグ部門「フューチャーデザイン」に入賞しました。

「ハイノウサウルス」は、ランドセルに使用される革のパーツを「切る」「曲げる」「重ねる」といった手法で精密に組み上げ、3種類の恐竜の化石を表現したアート作品です。大マチ部分には人気の「ティラノサウルス」と「トリケラトプス」、前ポケット部分には「ディノニクス」がレイアウトされています。

使い込むほど化石らしく! ヌメ革の経年変化まで計算された職人技

素材には無塗装のヌメ革を使用。あえて単色の革のみで構成されているのは、素材本来の質感を活かすだけでなく、年月が経つにつれて色艶が深まる「経年変化」を見越してのことだそう。使い込むほどに深みを増すヌメ革の表情が、まさに長い年月を経て発掘された化石のような風合いへと変化していく設計になっています。

「子どもにも人気の恐竜を、ランドセルに落とし込めたら面白いのではないか」。そんな自由な発想と、日々ランドセルを作り続ける職人だからこそ知る素材の特性や加工技術が見事に融合し、この唯一無二の作品が誕生しました。

前作は「甲冑」、今回は「化石」! 12月に表参道で実物展示も

制作者の岡田さんは、2024年の同アワードにおいても、ランドセルのパーツや端材を甲冑のように仕立てた「赤色小札黄銅鋲背嚢具足(あかいろこざねおうどうびょうはいのうぐそく)」でアーティスティックデザイン賞を受賞。その奇抜で美しい造形は「甲冑ランドセル」としてSNS上で大きな反響を呼びました。今回はその確かな技術とアイデアを、さらにアップデートさせた形となります。

この「ハイノウサウルス」の実物を見ることができる「ジャパンレザーアワード2026 受賞・入賞作品展」が、2026年12月5日(土)~13日(日)に東京・表参道の「Rand表参道」にて開催されます。

写真では伝えきれない革の立体感や職人の手仕事の細やかさを間近で体験できる貴重な機会となりそうです。

(LASISA編集部)

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