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【速報】申真衣さん「一番心が動く選択でした」NOT A HOUSE代表取締役CEO就任

  • 2026.10.6
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10月5日、申真衣さんの新たなキャリアが発表。社外取締役を務めていた「NOT A HOTEL」を手がけるNOTA株式会社が立ち上げたグループ会社「NOT A HOUSE」の代表取締役CEOに就任、住宅事業にチャレンジすることが明らかに。記者発表直前の申さんにインタビューしました。

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「住宅をやりたいです」自分から濱渦社長に連絡しました

NaVYの対談連載で「新しいキャリアを決めた」と申さんが語ってくれたのが約半年前。今度は何をするのか。「同じことを繰り返す人生はつまらないかも」という同連載の発言から、その選択が気になって仕方がありませんでした。ゴールドマンサックス、GENDAの共同創業を経て、次なる挑戦は「住宅」。決定に至った経緯が気になります。

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晴海にあるNOTAの本社にて。

「やっと言える日がきました(笑)。住宅は、私にとって新しい挑戦。でもゴールドマン・サックスからGENDAの創業も大きな転身でしたし、決意において特別な覚悟や葛藤はありませんでした。GENDA社長退任後、これまでのM&Aの実績から同様の仕事のオファーをいただいたりもしたのですが、心が動かず。流れが変わったのは昨年末。NOT A HOTELには社外取締役として関わってきましたが、代表の濱渦さんが『いつかは住宅も』という話をされたんです。その発言が本気だったかはわからないのですが、以前から住宅は私にとって関心のある分野。心踊る感覚がありました。そのときは何も言わずに持ち帰ったのですが、年明けに濱渦さんに『私、住宅やりたいです』と連絡。すぐに『明日会いましょう』となって、一気に走り出した形です」

新会社「NOT A HOUSE」は、申さんが心踊り、自ら手を挙げて動き出したビジネスなんですね。昨年、申さんは宅建を取得されましたが今回の決断と関係はあるのでしょうか?

「宅建は不動産投資をしてきた関係で取得したプライベートなものですが、『住宅をやってみたい』という自分のひらめきを後押しする要素にはなっていると思います。濱渦さんも『申さんは今、時間的な余裕も宅建もあるからいいかもしれない』と」

住宅のスタンダードを目指したい

以前から関心があったという「住宅」。その理由を詳しく教えてください。

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NOTAの本社には、建築家ジャン・プルーヴェが手掛けた解体、移築が可能なプレハブ住宅「6×6 デマウンタブル・ハウス」も。

「いち消費者として、住宅市場は課題が多いと感じていました。不動産価格や建築費が上がっている、人手が足りないために完成までに時間がかかってしまう、坪表記の価格から実際の建築費が想像しにくい、など。

また注文住宅においては自由度が魅力で、いろいろ考えた末に独特の間取りに仕上がるケースも多々。一生住むつもりで建てたとしても30年も経てば事情は変わるかもしれず、手放すとなったときにその間取りがネックになってしまうことも。住宅の世界ではそういった問題が、あまり考えられずにきたような気がしています」

その課題の解決が、申さんの新しいステージ「NOT A HOUSE」のビジョン、ひいては規格住宅「POD」の構想につながっているのでしょうか?

「そうですね。今日明日に解決できることではありませんが『高い山だからこそ登り甲斐がある』と、そのむずかしさも主体的に動く理由になりました。

PODは『住宅の、次のスタンダード』を目指して開発したNOT A HOTELがデザインする規格住宅です。1ルームのStudioタイプ〜3ベッドルームまで選択でき、ひとり暮らしから家族で過ごす住宅までライフスタイルに合わせたプランニングが可能。注文住宅では選ばなければならないものが無数にあり、常に価格とのバランスを考え、時間と労力を費やすわけですが、PODは規格住宅なので価格が明確です。NOT A HOTELが家具の配置や空間のつながりも踏まえて設計しているので、注文住宅でありがちな『高い素材を使えばいいものができる』という価値観とは別軸にある、普遍的な完成度の高さにも満足していただけると思います。何も加えずとも成立する洗練された住宅ではありますが、もちろん自分好みにアレンジできる余白も残されていて、何を加えるか、その相談にも対応。

NOT A HOTELに滞在すると、スマートホームの快適さに贅沢な心地よさを味わい、醤油差しひとつとってもデザインの美しさに魅了されます。その体験を住宅でも味わっていただくため、NOT A HOTELのデザイン、テクノロジー、ホスピタリティがPODに生かされています」

NOT A HOTELが手がける洗練された住まいが、明確な値段の規格住宅で手に入る。衣食住において最も理想の実現がむずかしいとされている「住宅」において、新たなムーブメントとなりそうです。

「衣食住を考えたとき、『衣=着る』においてはユニクロが変えたことが大きいと考えていて、ユニクロは着る人の経済力を表さないですよね。経済的に豊かな人にもユニクロは愛用されている一方で、住んでいる家はすごく経済力に紐づいている気がしていて。土地を買って家を建てるときも『この土地なら、これぐらいの家』となるケースも多いと思います。PODは緑に囲まれた自然豊かな場所でも住宅密集地であってもマッチする、どこにあってもかっこいい佇まいが魅力。土地の値段に左右されることがありません。また、戸建ては築年数が経つと担保価値が見えにくいと銀行の評価、すなわち値段がかなり下がってしまい、だから中古住宅の売買が進んでこなかったという側面があります。でも、ユニクロがメルカリで最も多く販売されているブランドであり、二次流通の価格も安定しているように、PODという同じデザインの住宅の数が増えていくことで『10年後、20年後はいくら』と、将来的な価格の見通しが立てやすくなると考えています。そうなれば拠点を変えたい、住み方を変えたいとなったとき、もっとフレキシブルな選択肢が発生するはず。住宅特有のむずかしさを解消し、あらゆる意味での心地よさを実現する。NOT A HOUSEでは、そんな住宅の未来をひとつずつ着実に形にしていきたいと思っています」

住宅は家族にとって宝箱のような場所

申さんの実力が冴えるような、ロジカルな未来図。この構想を実現するまで相当に大変だったと思いますが、記者発表を控えた今の率直な気持ちを教えてください。

 

「私ではなく、細部を詰めていくメンバーが一番大変だったと思います。今の気持ちは、発表したあとの皆さんのリアクションが楽しみで仕方がありません!」

 

GENDA社長退任からの約1年間を経ての本格始動。スケジュール的にゆとりのある1年間の中で「子どもと過ごす時間が豊か」と語っていた申さんですが、今回キャリアの決断について、お子さんとはどんなお話をされたのでしょうか?

 

「長女は『いいんじゃない』と基本的に賛成。『ママが働くと良いこと、良くないこと』について一緒に話をしました。良いことはシッターさんの方がおやつを多く出してくれる、良くないことは塾の勉強を見てくれる人がいない、でした。次女はまだ5歳、最初は『いやだ』と言われてしまいましたが『NOT A HOTELのお家を作るお仕事なんだよ』と説明したら『私も働きたい』と。NOT A HOTELは私たち家族が大好きな場所、たぶん納得してくれたと思います(笑)。

先日、娘たちとの会話の中で『あなたたちは私の宝物だよ』と伝えたら、『宝物ならジュエリーボックスに入れるの?』と次女。住まいは、ジュエリーボックスのように大切な家族を包むもの。NOT A HOUSEのビジョンにより深い想いが加わりました」

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NIGO®氏のコレクションが並ぶことでも話題になったNOT A HOTEL TOKYOオーナー専用ラウンジ。

NOT A HOTEL の住宅 「POD」とは

10月5日より、一棟6,980万円〜PODの予約販売を開始。PODオーナー向けに毎年3泊、全国のNOT A HOTELを選んで宿泊できる有料オプションも月額16,500円(税込)で用意されている。詳細はhttps://notahouse.com/pod

撮影/杉本大希 ヘアメーク/川村友子 取材・文/櫻井裕美

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