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ダフらない構えはどっち?アプローチのミスが減る「バンス」を使った打ち方

  • 2026.10.6

多くの海外コーチのメソッドを現地で直接指導を受けてきた吉田洋一郎がその概要をアマチュアにもわかりやすく解説。

今回は、ショートゲームコーチとして2018年の全英オープン王者フランチェスコ・モリナリを支えるジェームズ・リドヤードを紹介する。

バンスが使えるダフリにくいアプローチ手法

ダフらない構えはどっち?アプローチのミスが減る「バンス」を使った打ち方
「欧州ツアーで戦うにはさまざまな種類の芝への対応力が不可欠」

イングランド人のジェームズ・リドヤードは、欧州ツアーでフランチェスコ・モリナリやラファ・カブレラベロなどを指導するアプローチ専門のコーチ。まだ40代の若手ですが実績豊富で、多方面から高い評価を得ている指導者です。

リドヤードのメソッドは、日本で一般的な「ハンドファースト・左足体重」ではなく、ボールを少し左寄りに置き、あまりハンドファーストにせずに左右対称に振っていくというもの。これは、ウエッジのソールを生かし、バンスを使ってアプローチするための方法論といえます。

試合が行われるエリアが広く、さまざまな芝質のコースをフィールドとする欧州ツアーで戦うための手段ですが、もちろん日本においても有効。ソールが使えればダフらずにやわらかい球が打ちやすくなり、アプローチのミスが減らせます。

【メソッドの肝①】右手首の角度をキープして振っていく

ダフらない構えはどっち?アプローチのミスが減る「バンス」を使った打ち方
右手首の角度が保てれば入射角や軌道が安定する。ダフったりトップせず、ソールも使える

バンスを使うにはヘッドの入射角を一定にし、なおかつソールから接地させることが大事。ポイントはスイング中に右手首の角度をキープすること。手首を必要以上に使わず体の回転でスイングしよう。

手首の角度がほどけると入射角が乱れてインパクトが安定しない。ダフリやトップなどのミスが出る

右手首がキープできると、フォローでグリップエンドが左腰とおへその中間付近を指す

【メソッドの肝②】右腰を押し込んで体をしっかり回して打つ

ダフらない構えはどっち?アプローチのミスが減る「バンス」を使った打ち方
手先で打たず、体の右サイドを押し込みながら体全体を左に回していく

手首の角度を保つには、体が回っていくことが必須条件。ダウンスイング以降、右腰を押し込むようにして下半身をしっかりと回して振り抜いていこう。

ダフらない構えはどっち?アプローチのミスが減る「バンス」を使った打ち方
腰がターゲット方向を向くまで回しましょう

【メソッドの肝③】ソールが使える「シャフト真っすぐ」で構える

ダフらない構えはどっち?アプローチのミスが減る「バンス」を使った打ち方
ボール位置は真ん中よりも少し左へソールを使うには構えが大事!

ソールを使って打つには、きついハンドファーストで構えない。体重配分はほぼ左右5対5。ボール位置は真ん中より少し左にセットし、シャフトが地面と垂直になるように構えよう。

左足体重のハンドファーストは、刃から入りやすいのでソールが使いにくい

ダフらない構えはどっち?アプローチのミスが減る「バンス」を使った打ち方
ソールを使えばダフりません!

いかがでしたか? ソールを滑らせましょう。

フランチェスコ・モリナリ
1982年生まれ、イタリア出身。2018年、全英オープンを制し、イタリア人初のメジャーチャンピオンとなった。兄のエドアルドも欧州ツアーで活躍する。

フランチェスコ・モリナリを育てた巨匠
ジェームズ・リドヤード
欧州ツアーを中心に、ショートゲーム専門のコーチとしてモリナリやカブレラベ口などを指導するだけでなく、コーチ向けのセミナーなども行う気鋭の指導者。

解説・レッスン=吉田洋一郎
●よしだ・ひろいちろう/1978年生まれ、北海道出身。スイング研究に強い情熱を燃やし、海外で直接有名コーチのメソッドを学び知識を広げる。日本ゴルフスイング研究所主宰。

構成=鈴木康介
写真=相田克己、Gettyimages
協力=トータルゴルフフィットネス

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