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「息子が働いた金だろう」廊下の段ボール20箱を見て怒る義父。だが、送り状を読んで黙った理由

  • 2026.10.6

廊下に積まれた段ボールを見たお義父さん

夫と2人で暮らす家の廊下には、段ボール箱がいくつも積んであります。

私の趣味は懸賞と、商品を試して感想を書くモニターです。

当選品やモニター品が次々に届くため、自分の部屋がないわが家では、箱を廊下に置いていました。

ある日、近くまで来たというお義父さんが、お手洗いを借りに立ち寄りました。

廊下の箱を見ると、少し驚いたような顔をしましたが、その日は何も言わずに帰っていきました。

気になった私は、その夜、夫に頼みました。

「あの箱、私が買ったものじゃないって、お義父さんに話しておいてね」

「うん、分かった」

夫は短くそう答えました。

ところが次に夫の実家へ行ったとき、お義父さんは私に言いました。

「あれだけ荷物が届いて、大丈夫なのか」

「荷物、ですか?」

聞き返しても、それ以上は何も言いません。

そのころから、手みやげを渡しても「こんなものに金を使わなくていい」と言われるようになりました。

なぜ急にそんなことを言われるのか分からず、帰宅してから涙が出ました。

「通販のしすぎだ」と言われて気づいた誤解

それから1か月後、お義父さんが再び家に来ました。

廊下の箱の前に立つと、上から数え始めます。そして数え終わると、少し強い口調で言いました。

「段ボールが20箱もあるぞ。通販のしすぎだ」

「お義父さん、これは」

「そんなに買って、息子が働いた金だろう」

そこでようやく分かりました。

お義父さんは、廊下にある箱をすべて私が通販で買ったものだと思っていたようです。

私は悔しさをこらえながら、いちばん上の箱を持ち上げ、送り状の面をお義父さんに向けました。

「お義父さん、ここを見てください。これは当選品です。隣はモニター品。ここにある箱は、買ったものじゃありません」

続けて、少しだけ声を落としました。

「去年は洗剤もお米も、こうして届いたものでまかなえたんです」

お義父さんはめがねをかけ直し、送り状をじっと読みました。

隣の箱、その下の箱にも目を向け、しばらく黙っています。

そこへ居間から夫が出てきました。

「父さん、ごめん。俺、ちゃんと説明してなかった」

お義父さんは夫を見たあと、私に向き直りました。

「…すまん。俺の早合点だった」

「分かってもらえて、よかったです」

少し間を置いて、お義父さんは箱を指さしました。

「米まで当たるのか」

思わず私は笑ってしまいました。

帰りには、当選品のお茶を1箱持って帰ってもらいました。

そして次の週、お義父さんから電話がありました。

「あの……はがきの書き方、教えてくれんか」


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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