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「電球くらい、すぐ見つかるよ」自信満々で家を出た私。3周しても見つからない状況で、店員が案内したのは

  • 2026.10.6
「電球くらい、すぐ見つかるよ」自信満々で家を出た私。3周しても見つからない状況で、店員が案内したのは

廊下の電球が切れた休日

先月の休日のことです。前の晩、家の廊下の電球がぷつりと切れました。

30代の私は、昼すぎに近くのホームセンターへ買いに行くことにしました。

出かける前、妻が切れた電球を手渡してきました。

「同じのを買ってきてね。60ワットって書いてあるから」

「分かった。電球くらい、すぐ見つかるよ」

そんなことを言って家を出たのですが、照明売り場に着いたところで早くもつまずきました。

入口に近い棚の前で足を止めたものの、目に入ったのは細長い蛍光灯や照明器具の大きな箱ばかり。「電球はもっと奥だろう」と思い込み、そのまま通り過ぎました。

ところが、売り場をひと回りしても見つかりません。

2周目は棚の端から端まで確認し、下の段までしゃがんでのぞき込みました。それでも見つからず、3周目に入るころには、さすがに焦ってきました。

「おかしいな…こんなに探してるのに」

品切れなのか、それとも別の売り場なのか。自分でも分からなくなってきました。

店員さんが戻っていったのは、最初の棚

ちょうどそこへ、店のエプロンをつけた女性の店員さんが通りかかりました。私は思いきって声をかけました。

「すみません」

「はい、何かお探しですか?」

私は手に持っていた切れた電球を見せました。

「60ワットの電球なんですけど、もう3周しても見つからなくて…」

店員さんは電球を確認すると、にこやかに言いました。

「こちらですね。ご案内します」

ところが店員さんが歩き出したのは、売り場の奥ではなく入口の方向でした。

後ろをついていくうちに、「まさか」と嫌な予感がしてきます。

そして店員さんが足を止めたのは、私が最初に立ち止まった、あの棚の前でした。

店員さんが目の高さの段を指します。

「こちらです」

見ると、そこには電球の箱がずらりと並んでいました。

蛍光灯や大きな箱ばかりに気を取られ、その間に並んでいた電球を、私は最初から見落としていたのです。

「……これ、最初からここにありました?」

思わず聞くと、店員さんは笑顔で答えました。

「ありますね。でも、近すぎると意外と見えないことってありますよ」

耳まで熱くなるのを感じながら、私は「ありがとうございます」と頭を下げ、1箱をかごに入れました。

家に帰って電球を付けかえると、廊下がぱっと明るくなりました。

妻は私の顔を見て、少し笑いました。

「すぐ見つけてくるんじゃなかったの?」

私は返す言葉もなく、明るくなった廊下を見上げるしかありませんでした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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