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「結局、並ぶのか」空港スタッフを信じて1時間待った私。だが、係員に教えられて気づいた案内板とは

  • 2026.10.5

入り口で教えてもらった、私の並ぶ列

20代のころ、ひとりで海外旅行をした帰りの話です。

帰国便に乗る前日、私はホテルでインターネットから搭乗手続きを済ませていました。座席も決まり、搭乗券はスマートフォンですぐ表示できる状態です。

ところが当日、空港の出発ロビーに着くと、カウンターの前にはいくつもの列ができていました。

どこに並べばいいのか分からず、私は旅行かばんを引きながら、入り口に立っていたスタッフの男性に声をかけました。

「すみません。手続きはもう済んでいて、出発は2時間後なんですが…どこに並べばいいですか?」

男性は笑顔で、いちばん長い列の最後を指さしました。

「ありがとうございます」

わざわざスタッフに確認したのだから大丈夫だろう。そう思って、私は迷わずその列に並びました。

ところが、列はなかなか進みません。

30分たっても、まだ半分ほどです。

前の人たちは大きな荷物をいくつも持ち、一人ずつ時間をかけて手続きをしていました。

「手続きが終わってても、結局並ぶんだな…」

海外の空港ではこういうものなのだろうと、私はすっかり納得していました。

1時間眺めていた、すぐ横の列

実はその間、すぐ横にはほとんど人のいない別の列がありました。

頭上には大きな案内板も下がっています。

たまに人が来ても、数分ほどで手続きを終えて去っていきました。

私は何度もその列を見ていましたが、「きっと特別な席の人が使うところなんだろう」と勝手に思い込み、案内をきちんと確認しませんでした。

そして約1時間後、ようやく私の順番が来ました。

カウンターで搭乗券の画面を見せると、係の女性が少し驚いたように画面と私を見比べました。

「オンラインの手続き、もうお済みなんですね」

「はい。昨日やりました」

すると女性は、すぐ横の空いている列を指しました。

「でしたら、あちらなら数分でしたよ」

「…え?」

顔を上げて案内板をよく見ると、そこには手続きを済ませた人向けの案内が、ちゃんと表示されていました。

「あれ…ずっと見てました」

思わずそう言うと、女性は少し笑って、

「次からは、あちらで大丈夫ですよ」

と教えてくれました。

私は恥ずかしくなりながらも、つられて笑ってしまいました。1時間ものあいだ、自分が探していた答えを、すぐ横で何度も眺めていたのです。

かばんを預け、搭乗券を受け取ってカウンターを離れました。

それ以来、空港で迷ったときは、人に聞くだけで安心せず、まず頭上の案内板をしっかり確認するようにしています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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