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ドゥービー・ブラザーズのファン、実の父はマイケル・マクドナルド――59歳でDNA検査から判明

  • 2026.10.4

子どもの頃からドゥービー・ブラザーズの曲を聴き、ライヴにも足を運んできた米ミズーリ州の男性。59歳になった彼が、生後間もなく養子に出された自分の実の父親が、同バンドのリードボーカルとして知られるマイケル・マクドナルドだったことを明かした。(フロントロウ編集部)

14歳同士のカップルが下した決断

この男性は、米セントルイス近郊で育ったマイケル・ゴースリング。米NBC Newsと米CNNの取材に応じたゴースリングによると、マイケル・マクドナルドと、ゴースリングが「ダイアン」とだけ呼ぶ実の母親は、ともに14歳の時に子どもを授かった。ふたりは中学時代の恋人同士で、近所に住む幼なじみでもあったという。

当初は結婚して家族の支えを頼りに子どもを育てることも考えたが、最終的に家族で話し合い、赤ちゃんはカトリック系の支援団体を通じて非公開の養子縁組に出された。ゴースリングを迎えたのは、車で20分ほど離れたセントルイス郊外に住むポールとケイのゴースリング夫妻。愛情いっぱいに育てられ、幸せな子ども時代を過ごしたとゴースリングは語っている。

声に聞き覚えがあった最初の電話

再会のきっかけは、DNA検査サービスの23andMeだった。ゴースリングは約15年前、自分が父親になるのを前に、遺伝的な病気のリスクを知るために登録。検査結果に問題はなかったが、「なんとなく」でアカウントを残していた。その後、マイケルの息子で、ゴースリングにとって異母弟にあたるディランが23andMeを利用したことで、ふたりが異母兄弟であることが判明した。マイケルの子どもたちは、どこかに兄がいることを知っており、マイケル自身も養子に出した息子がどうしているのか、長年気にかけていたという。

昨年5月、ゴースリングのもとに実の両親から連絡を取りたいという手紙が届いた。実の母親とは58歳の誕生日当日にランチをし、初対面を果たした。翌日、マイケルと初めて電話で話した。その時点で知っていたのは、父親の名前が「マイケル」であることだけだった。

「ミュージシャンだよ」と自己紹介する相手の声に、ゴースリングは引っかかるものを感じたという。「なんて声だ、と思いました。すごく聞き覚えがあるのに、誰なのか思い出せなくて」。そしてついに「あなた、マイケル・マクドナルドですか?」と尋ねると、マイケルは笑って「うん、残念ながらね」と答えたそうだ。

8歳の頃からの“推し”だった

ゴースリングは筋金入りのドゥービー・ブラザーズ・ファン。8歳の頃には「チャイナ・グローヴ」に合わせて歌い、「ブラック・ウォーター」を聴いていた。1975年にマイケルがバンドに加わってからは、その歌声に夢中になったという。実の父親だと知る前に、すでにマイケルのコンサートに2回も足を運んでいた。

マイケルは米テネシー州のテレビ局WSMVの取材に、息子を養子に出したことに長年罪悪感を抱えていたと告白。それでも「彼が無事で、いい人生を送ってきたと知れたことは、何よりのご褒美でした」と語っている。

ゴースリングは実の両親を恨んだことは一度もないという。「僕のためにしてくれた選択と、この世界で生きるチャンスをくれたことに感謝を伝えたかった。ふたりは、僕の物語のなかでずっとヒーローでした」。

ふたりは同じ「マイケル」という名前で、ひげをたくわえた顔もよく似ている。ゴースリングもギターを弾き、歌も歌うが、「声は受け継がなかったよ。あの声は神さまがひとつしか作らなかったから」と笑っている。

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