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「真っすぐ打つ」がミスの元⁉パッティングはアバウトでOK⁉そのワケは…

  • 2026.10.4

パットが苦手なアマチュアは、「真っすぐ」にこだわりていねいにパッティングしようとしているせいでリズムやイメージを損なっているケースが多いという。パットの平均点を上げるには、アバウトな「お先に」がいい!

「真っすぐ」打つには相当な練習量が必要

「真っすぐ打つ」がミスの元⁉パッティングはアバウトでOK⁉そのワケは…
「お先に」みたいにラク~にカップイン!このくらいアバウトがいいんです

パターに悩んでいるアマチュアを見ていると、パッティングに必要以上に時間をかけ、ていねいに打とうとしすぎているように感じます。

たしかにプロゴルファーは、短いパットでもていねいにセットして打っていますし、本来はそのほうが正確にパッティングできます。

しかし、「真っすぐ立って真っすぐストロークする」というのは、じつはとても難しいこと。豊富な練習量や実戦経験があってはじめて可能なことなのです。ですから正直なところ、練習量もラウンド数も少ない普通のアマチュアは「真っすぐ」にこだわるよりも、アバウトに構えてリズムやイメージを重視したほうが、パッティングの成功率は上がるはずです。

イメージは1メートル以下を「お先に」するときの打ち方。これなら大きなミスがなくなり、3パットが減ります。

【RISK】 アマが陥りやすい“キッチリ・真っすぐ”の落とし穴

リスク①時間がかかってイメージが消える

真っすぐキッチリ構えようとするとセットアップに時間がかかり、読んだラインや素振りのタッチなどのイメージが消えてしまい、スムーズに打てなくなる。

リスク②真っすぐ振ろうとして軌道やリズムが乱れる

真っすぐストロークすることにこだわりすぎると、手先で軌道をなぞるような動きになりやすい。リズムも悪くなるため、ストロークも乱れてしまう。

リスク③「真っすぐ」「スクエア」は難しくて再現性が低い

スクエアに構えることも真っすぐストロークすることも、じつはかなり難易度が高い。練習量が少ない人がやろうとしても再現性が低く、ミスにつながりやすい。

【MERIT】3パットが減る!“アバウト”なほうが寄せやすい!

メリット①時間がかからずイメージを保って打てる

構えがアバウトでいいと、スピーディかつスムーズにセットアップできるので、事前に読んだラインや素振りのタッチを保ったままストロークに移れる。

メリット②形にこだわらずにターゲットを意識できる

細かな体の動きや軌道などの形にこだわらずアバウトさを許容することで、ターゲットに集中しやすくなる。方向の安定に最も大事なフェースの向きが乱れにくい。

メリット③右手の感性を生かしてタッチを出しやすい

オープンスタンスに構えて右手主体でストロークすることで、多くの人の利き手である右手の感性を生かしやすくなる。タッチが合いやすく大ミスが減る。

狙ったゾーンの幅の中に振っていく

「お先に」感覚のアバウトなパッティングといっても、ただ適当に打てばいいわけではありません。ある程度の精度を保つために守ってほしい点がいくつかあります。

まずひとつはフェースの向き。パッティングは軌道よりもフェースの向きが方向に影響するので、構える際にフェースを目標方向にスクエアにセットすることは重要です。ただしこれも、厳密にスクエアである必要はありません。点ではなく、狙っている方向をゾーンでとらえ、その範囲を向けることを意識してください。

もうひとつは右手首の角度。ストローク中に右手首の角度が変わると、フェースの向きも打点も狂います。アドレス時の右手首の角度を保って芯でボールをとらえ、フォローでヘッドを目標方向にしっかり押し出しましょう。

ココが肝心!大事なのは芯でヒットすること!

パッティングの方向は、軌道よりもフェースの向きが大事。また、芯を外すとヘッドがブレて方向や距離が狂うので、芯でボールをとらえることはとても重要だ。

右手首の角度を保ってしっかりフォローを出していく。軌道よりもフェースの向きやリズムを重視してストロークしよう

ストロークのポイント①右手首をキープして右肩支点でストローク

ストロークは右肩を支点にする。右足体重のまま体重移動せず、右手首の角度を保って右腕を主体にストロークしよう。目標をしっかり意識しながら、方向よりもタッチ重視でリズムよくストロークすることが大事だ。

ストロークのポイント②ヘッドを目標方向の幅のなかに出していく

「真っすぐ打つ」がミスの元⁉パッティングはアバウトでOK⁉そのワケは…
方向性よりもタッチ重視で打ちましょう

方向はフェースの向きとフォローが大事。目標を点でなく、ある程度の幅をもたせたゾーンでイメージし、フォローではその方向にフェースを向けたままヘッドを出していく。多少ルックアップして頭が上がってもOK。

「真っすぐ打つ」がミスの元⁉パッティングはアバウトでOK⁉そのワケは…
フォローではヘッドを目標方向にしっかり出していこう

構えはコレでOKアプローチみたいにオープンスタンスで立とう

右足とフェースが打ち出したい方向にだいたい直角になるようにセット。右足体重で立ち、左足を少し引いてオープンスタンスで立つ。少しハンドファーストになるように構えよう。

「真っすぐ打つ」がミスの元⁉パッティングはアバウトでOK⁉そのワケは…
ボール位置は左足カカト前くらい。あまり細かく考えず、アバウトに構える

【CHECK】ボールの横で素振りをして構えたら3秒で始動!

「真っすぐ打つ」がミスの元⁉パッティングはアバウトでOK⁉そのワケは…
ボールの横で素振りをしてから半歩前に出て構え、すぐに始動することが大事

セットアップに時間をかけるとイメージが消えてしまう。素振りはターゲットを意識しながらボールの横で行い、構えてから3秒以内に始動するようにしよう。

細かな方向よりもタッチを大事にする

「お先に」感覚のパッティングでは、構えとストロークだけでなく、狙いもある程度アバウトで構いません。

それでは入る気がしないと感じるかもしれませんが、3〜4メートル以上の長さのパッティングでは、方向よりも距離のズレのほうが大きくなりがち。狙いに気をとられすぎてタッチが雑になることが3パットの原因なのです。

そのため狙いを点にせずに、ある程度の幅をもたせたゾーンで考え、その幅に打ち出せればOKと考えましょう。そして方向よりもタッチに意識を集中してください。右手で下からボールを転がす感覚で、ボールのスピードをイメージするのがポイントです。

ボール地点に行くまでにグリーン全体の傾斜やマウンドの位置を把握しておけばだいたいのラインはわかるので、全然見当違いの方向に打つようなことはありません。

だいたいの幅をイメージすれば大きく外れない

ショートパットは別として、パットの大きなミスの大半は方向よりもタッチのズレで起こる。グリーン全体の傾斜などを見て切れ方をアバウトに把握し、点ではなくゾーンで狙えば大きなミスにはならない。

【ライン読みのコツ】多方向からグリーンを広く見よう

ポイント①グリーン外から全体の傾斜を見る

グリーンに上がる前に、歩きながらグリーン回りを見て、グリーン全体の傾斜を把握。

ポイント②カップ付近の傾斜と状態を確認

カップに近寄って、カップ周りの傾斜や芝目を事前にチェックしておくことも大事。

ポイント③グリーン上のマウンドをチェック

グリーン全体の傾斜を考慮したうえで、マウンドの位置や大きさをチェック。ボールの転がりにどんな影響が出るかを考えてラインを微調整しよう。

ポイント④反対側からもラインを読んでおく

カップ側からもラインを見ることでより多くの情報を入手。ただしスロープレーには注意。

アドレスも方向もアバウトだからこそタッチに集中しよう!

右手でボールを転がすイメージ

タッチは右手のフィーリングが大事。ボールがカップ付近まで転がって止まるときの速度をイメージし、右手でボールを下手投げで転がす感覚でその速度を再現するようにストロークしよう。

フォローでボールを押す練習をしよう

タッチを磨くには、バックスイングせずにフォローだけでボールを押して転がす練習が効果的だ。

いかがでしたか? このレッスンをぜひ参考にしてください。

レッスン=服部公翼
●はっとり・こうすけ/1983年生まれ。高校卒業後、国際ゴルフビジネス学院でゴルフを学ぶ。豪州ゴルフ留学などを経て、現座は東京や沖縄を拠点にレッスンを行っている。

構成=鈴木康介
写真=相田克己
協力=取手国際ゴルフ倶楽部

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