1. トップ
  2. エピソード
  3. 「最近仲いいんですね」誰にでも感じのいいママ友。だが、笑顔のママ友と距離を置くことにした出来事

「最近仲いいんですね」誰にでも感じのいいママ友。だが、笑顔のママ友と距離を置くことにした出来事

  • 2026.10.4
「最近仲いいんですね」誰にでも感じのいいママ友。だが、笑顔のママ友と距離を置くことにした出来事

誰にでも感じのいい、ママ友

小学生の息子を習い事の教室に通わせて、2年になります。

レッスンが終わるまで、保護者は廊下の待合に並んだ椅子で子どもを待ちます。

そこで知り合ったのが、私と同じ30代くらいのママ友でした。

いつもにこにこしていて、誰に対しても感じがいい人です。

初めて来た保護者にも自分から声をかけ、空いている椅子をすすめていました。

私も最初は、気さくで付き合いやすい人だと思っていました。

ところがある日の帰りぎわ、別のお母さんが駐輪場で私を呼び止めました。

少し言いにくそうな顔をして、声を落とします。

「あの人ね、あなたのことを『教育熱心だよね』って、ほかのお母さんにも話してたよ」

「え、私のこと?」

驚きましたが、それだけなら悪口と決めつけるほどのことでもありません。

その日は深く考えずに帰りました。

まだ話していない曜日まで知っていた

それから少したったころ、私は駐輪場で声をかけてくれたお母さんとランチをしました。

習い事のことや子どものことを話すうち、私は受験をどうするか迷っていることも口にしました。

翌週、いつものように待合で例のママ友と隣り合ったとき、私は何気なく話しました。

「この前、あのお母さんとお昼を食べたんです」

すると、私が続きを話すより先に、彼女が笑顔で言いました。

「先週の火曜、2人でランチしてたんだって?」

私は一瞬、言葉に詰まりました。

「…そうです」

私はまだ、いつ行ったのかまでは話していません。

けれど彼女は特に気にした様子もなく、「最近仲いいんですね」と笑っていました。

どうして曜日まで知っているのだろう。そう思いましたが、その場で問い返すことはできませんでした。

自分が話したことが、別の人から返ってきた

さらに翌週、教室の玄関で靴を履いていると、別のお母さんから声をかけられました。

「受験、迷ってるんだって?うちも同じなの」

思わず顔を上げました。

それは、ランチの席で話したことでした。

もちろん、ランチをした相手が誰かに話した可能性もあります。誰から誰へ伝わったのか、私には分かりません。

ただ、その後ほかのお母さんと話すうちに、例のママ友が待合で別の保護者の話をよくしていることは分かりました。

それでも本人は、みんなが集まるといつもの笑顔で言います。

「ここのお母さんたち、みんな仲いいですよね」

私はそれ以来、その人には自分のことを詳しく話さなくなりました。

挨拶をして、天気や子どものレッスンの話をする。それくらいなら何も困りません。

息子は今も同じ教室に通っています。私が待合の椅子に座ると、その人はいつもの笑顔で声をかけてきます。

「こんにちは。今日はちょっと早いですね」

「こんにちは」

私も笑って返します。

以前より話すことは減りましたが、そのくらいの距離が、今の私にはちょうどいいと思っています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ