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「私の人生が間違いだったってこと?」戸惑う母を連れ出す彼女→2人が向かった驚きの場所とは<母の口癖は可哀想>

  • 2026.10.3

優子さんの母・フミヨさんは、相手の事情をよく知らないまま「可哀想」と決めつけてしまう人でした。弟・ノボルさんの結婚相手・綾乃さんにも、学歴や家庭環境をめぐって失礼な言葉を重ねます。それでも綾乃さんは、明るさとユーモアでフミヨさんの言葉を受け止めてきました。そんな中、フミヨさんが「家事は女の仕事」と怒りをぶつけると、綾乃さんは「もしかして、誰かに言われたことですか?」と問いかけます。その言葉をきっかけに、フミヨさんは若いころ、義母から押しつけられてきた価値観を思い出して……。

結婚したばかりのころ、フミヨさんは義母から「女は家庭に入るのが幸せ」と言われ、仕事を辞めるよう求められました。さらに義母は、突然家に押しかけたり、たけのこを一方的に渡して下処理を頼んだり、結婚式まで勝手に決めたりと、自分の考える“幸せ”をフミヨさんに押しつけていきます。

それでもフミヨさんは、母を亡くしていて相談できる相手もおらず、「自分は幸せなのだ」と思い込もうとしていました。やがて長女・優子さんが生まれると、その価値観は娘への接し方にも影響していき……。

これまでの私を否定することになってしまう……

フミヨさんは、やさしい夫と娘、息子に恵まれた自分は幸せ者なのだと、自分に言い聞かせてきました。そして、娘にも「自分はできる」と勘違いせず、男性を立てるように育てなければと考えるようになっていきます。

義母が亡くなってからも、その価値観を手放せなかったフミヨさん。「価値観を否定してしまうと、自分の人生が間違いだったことになってしまう」と苦しい本音をこぼします。

初めて母の過去を知り、ノボルさんが言葉を失う中、綾乃さんは突然フミヨさんを外へ連れ出しました。向かった先はラーメン屋。戸惑うフミヨさんでしたが、綾乃さんの勢いに押されるように、普通のラーメンを注文するのでした。

◇ ◇ ◇

長い間信じてきた価値観を見直すのは、勇気がいることです。自分がこれまで大切にしてきた考えや、我慢してきた時間と向き合うことにもなるからです。

でも、そのときの自分は、その環境の中で一生懸命生きてきたはずです。だからこそ、これまでを無理に間違いだったと考えるのではなく、今気づいたことをこれからどう生かすかを考えられたらいいですよね。

これまでとは違うことに少し挑戦してみるだけでも、気持ちが変わるきっかけになるのではないでしょうか。


著者:マンガ家・イラストレーター 山野しらす

ベビーカレンダー編集部

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